小説 - 船戸与一 - 徳間書店作品一覧

  • 新・雨月 上 戊辰戦役朧夜話
    3.7
    1~3巻701~754円 (税込)
    慶応四年、西軍・長州藩の間諜・物部春介は修験僧に扮していた。木戸孝允から新発田藩での一揆使嗾の命を受けて、成功。次に武器商人スネル兄弟経営の商館を潰すため新潟へ。長岡の元博徒・布袋の寅蔵は、家老の河井継之助に信服して組を解散。以降、継之助のために動いている。会津藩政務担当家老・梶原平馬は、奥羽越列藩同盟結成を機に、北方政権樹立を夢みる…。
  • 海燕ホテル・ブルー
    3.5
    復讐に燃えていたはずだった。そして、再挑戦するはずのでかいヤマ。五年の刑期を終え出所した藤堂は、落とし前をつけに伊豆下田へ。そこで、一人の女との出会いが藤堂の運命を狂わせて行く。情念に蝕まれ破滅へ向かう男を描ききった異色作! 2012年、若松孝二監督により映画化。
  • 藪枯らし純次
    -
    興信所の調査員・高倉圭介は中国地方の山奥にある赤猿温泉郷に赴いた。この鄙びた温泉に帰ってきた曰く付きの男「薮枯らし純次」の監視を依頼されたのだ。村人たちは何を怖れているのか? 村の歴史に纏わる秘密とは何か?官能的な旋律が村に響き、第一の殺人事件が発生。そして、次々に血腥い事件が起り、高倉は次第に、閉鎖された村で、瘴気ただよう闇の狂気にとりつかれてゆく…。
  • 夜のオデッセイア
    3.8
    客の罵声を浴びながらリングに転がる。八百長ボクシングで金を稼ぐおれは、トレーナーの野倉と大型ワゴン「オデッセイア」でアメリカ大陸を漂泊中、ベトナム帰りの二人のプロレスラーと合流。イラン人への手紙をマイアミに届ける過程で、パーレビ国王の隠し財産を巡る闘いに巻き込まれていた。CIAやモサド、マフィアと闘う一匹狼達の群れ。痛快冒険小説。
  • 龍神町龍神十三番地
    4.0
    14歳の少女を誘拐、強姦、殺害のうえ、身代金を要求した犯人を銃殺した元刑事・梅沢信介。殺人犯として服役。出所後、梅沢は抜け殻だった。酒浸りの彼に長崎県五島列島の小さな町の町長が、不審な事件の調査を依頼した。隠れキリシタンの島に到着した梅沢を待っていたのは、島民の敵意と、おどろおどろしい人間関係。そして、町長が撲殺され、さらなる殺人の連鎖が始まる。怨念と憎悪の連環が風光明媚な島に惨劇を……。佐藤浩市主演で2003年TVドラマ化。

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