小説 - 大石圭 - 徳間文庫作品一覧

  • 愛されすぎた女
    3.4
    1巻754円 (税込)
    三浦加奈30歳――タレントとしては芽が出ず、今は派遣社員。そんな彼女の前に現れた岩崎。年収一億を超えるが四度の離婚歴がある。加奈は不安を感じつつも交際を重ね、美貌を武器に結婚に至る。高級品に囲まれた夢のような生活。やがて岩崎は加奈に異様なまでの執着を示し始める。彼の意思に背くと、暴力的なセックスと恥辱的な拘束が……。やめて! これ以上わたしに求めないで!
  • 魚影島の惨劇
    3.0
    1巻770円 (税込)
    真っ赤な血は明らかにナイフによる傷。 事故じゃない、殺人だ。 絶海の孤島、連続殺人鬼が迫る! 書下し恐怖サスペンス 仰向けに倒れて目を閉じている由美の首からは、真っ赤な血が流れていた。明らかにナイフによる傷。事故じゃない。今度は明らかな殺人だ。この島にいる誰かが由美を殺したのだ。 この島は、ほんの少し前まで、余計なことに頭を悩ませたり、心を痛めたりする必要などまったくなく、ただ小説の執筆に専念していればよい場所だった。 そう、ここ魚影島は、時代小説のベストセラー作家・國分誠吾を師とし、十四人の作家志望の男女たちが、自給自足に近い共同生活をしながら、切磋琢磨し、小説家デビューを目指す、塾が運営されていたのだが……。 絶海の孤島で起こる、連続殺人の恐怖!  ●主な登場人物 ・早野あずさ……十八歳の美少年。高校を中退、しばらくの家出の後、魚影島に来た。 ・上原光三郎……六十二歳。塾生では最年長。元、中学校の国語の教師。 ・久保寺和男……五十歳。元、飲食店の経営者。塾に多額の寄付を。 ・星優佳里………二十四歳。元、大手自動車メーカー事務職。城戸孝治と恋仲。 ・一条千春………二十一歳。島のアイドル的存在。大学休学中。早野あずさに恋心を抱く。 ・城戸孝治………二十七歳。元、サラリーマン。長身でハンサム。 ・青木潤…………四十歳。夢をあきらめ、島を去ることに。 ・清水由美………三十歳。元、地方新聞の記者。川端隼人と恋仲。 ・吉岡一馬………三十歳。元、ギタリスト志望者。剽軽もの。 ・石橋麗子………四十歳。元、主婦・ホテル厨房勤務。塾では食事係担当。 ・川端隼人………三十五歳。元、フリーター。現在の塾生では最古参でリーダー的存在。 ・杉田流星………二十八歳。元、高校球児、不動産会社営業職。陽気な人気者。 ・小川翠…………三十八歳。元、大手出版社勤務の編集者で、國分を担当。 ・水原綾乃………三十四歳。かつて作家デビューしたが失速。再デビューを目指している。 ・國分誠吾………五十五歳。時代小説のベストセラー作家。魚影塾主催者。 ・國分沙希………二十九歳。國分誠吾の娘。自由奔放な性格で塾生たちを翻弄する。
  • 裏アカ
    3.3
    1巻737円 (税込)
    わたしの渇きを、『いいね』で癒やして…。エロティック・サスペンスの鬼才、大石圭の手による、話題の映画の小説版! 青山のアパレルショップ店長、真知子。どこか満たされない日々のある夜、部下の何気ない言葉がきっかけで下着姿の写真を自撮りし、Twitterの裏アカウントにUPしてみた。すると『いいね』の嵐が。実世界では得られぬ好反応に陶酔を覚えた真知子の投稿は過激さを増し、やがてフォロワーの男性と会うことにした。「ゆーと」と名乗るその若者に、自分と同じ心の渇きを見出した真知子は……。話題の映画をエロティック・サスペンスの鬼才が小説化。
  • きれいなほうと呼ばれたい
    3.3
    星野鈴音は十人並以下の容姿。けれど初めて見た瞬間、榊原優一は激しく心を動かされた。見つけた! 彼女はダイヤモンドの原石だ。一流の美容整形外科医である優一の手で磨き上げれば、光り輝くだろう。そして、自分の愛人に……。鈴音の「同僚の亜由美より綺麗になりたい、綺麗なほうと呼ばれたい」という願望につけ込み、優一は誘惑する。星野さん、美人になりたいと思いませんか?
  • 殺さずに済ませたい
    3.5
    1巻712円 (税込)
     僕は人形を作り続ける。42号と名付けられたこの人形の頭部にはまだ髪がなく、唇にも紅は塗られていない。しかし柔らかな筆で丹念になぞると、その頬は赤みを帯びていく。まるで、死体に命を与えているかのようだ。42号が完成すれば、僕はもう、人を殺さなくて済むかもしれない……。美麗なビスクドールを造る天才人形作家、椿涼。その裏の顔は、忌まわしい連続快楽殺人鬼であった。
  • 自分を愛しすぎた女
    2.8
    わたしは特別。みんなとは違う。何者かになるべき存在。幼い頃から、今井花梨(かりん)はそう思い込んできた。三十二歳になった今は、もう、いくら何でもそんなふうには考えない。考えられない。それでも、「人に注目されたい」「みんなから羨ましがられたい」という強迫的な願望から、どうしても逃れられずにいる……。そんな花梨が陥った罠は、あまりにもエロティックな匂いに満ち満ちていた。
  • 破滅へと続く道 右か、左か
    4.0
    著者渾身のエロス&サスペンス その選択が間違っていないという確信、 あなたにありますか――? 人は一日に何度も分かれ道に立つ。 そして、ほとんど意識しないまま、どちらの道を行くべきなのかを瞬時に決める。 たとえば、今朝はどのスーツを着て会社に行くのか。多くの場合、どちらを選んだとしても人生が大きく変わることは、ない。 けれど、時には、その無意識の選択が人生を決定的に変えてしまうことが、あるかも。 あなたにはその選択が間違っていないという確信、ありますか――? 目 次 まえがき 第一話 春の分岐点『雪の中の仔猫』 第二話 夏の分岐点『破滅へと続く道』 第三話 秋の分岐点『暗い山道で』 第四話 冬の分岐点『命を拾った女』 第五話 再び春の分岐点『狭き門より入れ』 あとがき

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