小説・文芸 - 志賀貢作品一覧

  • 愛欲病棟
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    R医大で相次ぐ悪夢。女性臨床検査技師が劇症肝炎で急死した直後、今度は肝炎研究で名を馳せる若き教授が転落死。不審に思った女医・澪子は、徘徊癖のある痴呆の老婆から意外な証言を得た。事の真偽を探るうち澪子は、転落死した教授の恐るべき過去を掴んだ!現役の医師ならではの筆が冴える長編医学ミステリー。

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  • あぶない病院長~情熱ナース・水原絵梨花~
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    正義感が強い絵梨花は、たとえ患者といえども、悪は許さない。今回も、花村妙子にセクハラをする患者・和島一撥に憤っていた。同じころ、妙子のファンの患者・悪戯四人組も一撥を懲らしめようと画策、それがもとで院内は大騒ぎに……。(「セクハラ病棟」より) ナースの日常をユーモラスに、温かな目で見つめた快作。おなじみ月岡彩子も登場の第二弾!
  • あやしい患者さん~情熱ナース・水原絵梨花~
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    新米看護婦(ナース)の水原絵梨花は、困っていた。ある老人患者の治療について、主治医の保取と当直医の原倉の指示が全く違うのだ。主治医に従うのは当然だが新米ゆえ当直医にも逆らえない。そんなレジンマに悩んでいたある日、保取と原倉が殴り合いのケンカを。(「あぶない病棟」より) 新米ナースの姿を通し、看護婦の実際と医療現場をあたたかい目で人情味豊かに描く傑作!
  • 医者が教える110歳の秘訣 長寿の決め手は免疫力だった!
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    はじめに長寿の秘密が明らかに! 世界に衝撃が走った110歳長寿の最新研究! 元気な長寿者の免疫細胞とはどんなものか? 長寿のための免疫細胞はこれで増やせる
  • 医療事故
    3.0
    花城(はなしろ)病院で、看護婦・小美島裕子(こみじまゆうこ)の点滴ミスによる死亡事故が発生した。医者で弁護士の朝比奈博士(あさひなひろし)は、院長の花城一也に、和解調停の弁護を依頼される。だが、その裁判の最中に、被告の一人である裕子が失踪。博士は行方を追うが……。奥多摩で女性の焼死体が発見され、なぜか、手に点滴用の部品を握っていた! 現役医師の著者が医療現場の実態を鋭く抉(えぐ)る問題作!
  • 遅すぎた診断~医者のないしょ話~
    3.0
    私の病院で、実習のため、看護学校の学生・梅沢軽子(うめざわけいこ)を預かることになった。真面目(まじめ)でその上、美人の軽子に、変な虫が付いてはいけないと、男嫌いで有名な長居(ながい)婦長と同居させることにしたのだが……。軽子は何と梅毒(ばいどく)にかかっていた!(「遅すぎた診断」より)。様々な人間模様があふれる医療現場。現役医師である著者が温(あたた)かな視線で描く、ハートフル・ストーリー!
  • 手術の代償
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    医者で弁護士の朝比奈博士の元には、病院内外でのさまざまな事件が舞い込んでくる。今回の依頼は、美容外科医院を経営する湯舟浩二への恐喝の調停だ。浩二は豊胸手術のミスで2億円を要求された。支払可能額との差に和解は難航。裁判に持ち込むしかないと博士は考えるが……。台湾に行ったはずの浩二が品川で殺されていた! 現役医師ならではのリアル・サスペンス!
  • 快楽殺人
    -
    快楽殺人とは、殺人で快感を得ようとする異常性欲の一種である――首筋に蝶のような形の傷を残し、絞殺された女。死体からコカインが検出され、医学部出の刑事霧旗は快楽殺人を疑い始めた。直後、同じ傷跡をつけた第二、第三の死体が…。果たして恐るべき殺人鬼の正体は?

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  • 覚醒麻酔
    3.0
    医師で弁護士の朝比奈博士(ひろし)。彼は親友の新聞記者・片桐から妙な話を聞いた。大学病院院長選の不正問題を取材中、入院した片桐は、手術の麻酔状態のなかで不正の証拠となる言葉とともに自分の妻の名前を耳にしたというのだ。夢か現実か? 事件と親友の妻を結ぶ糸は? 博士が真実を知ったころ、片桐が事故死した! 大学の内部事情に精通した著者が描く問題作!
  • 恐怖の女患者~医者のないしょ話~
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    我が病院の超有能婦長・長居過子(ながいすぎこ)。まったく男の影のなかった彼女に、年下の彼が出来たという噂が! その男・つぐみはホストクラブ勤め。しかも婦長は彼に貢いでいるらしい。長い付き合いの私は複雑な心境だったが……。ある日、つぐみが病院に現われた!(「婦長のつばめ」より)。医療現場で起こる様々な出来事。現役医師である著者が、やさしい目で描く、心温まる物語!
  • 恐怖の万歩計~銀座紅色診療所~
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    妻から、ダイエットのため、1日1万歩を歩くようにと万歩計を渡された今立達三(いまだちたつぞう)だが、なかなか、そのノルマをこなすことができない。そこで、今立が考えた方法とは……? (「恐怖の万歩計」より)銀座七丁目にある紅色診療所を舞台におこる、ちょっとHな珍事件の数々。自らも現役の医師である著者が現場での体験もおりまぜ描いた診療所シリーズ!
  • 薬の効かない患者たち~銀座紅色(べにしき)診療所~
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    車の振動にも感じてしまう茜。これは名器に間違いなしとベッドインまでこぎつけた曾礼(それ)太郎だったが、茜はまったく脚が開かない。紅色(べにしき)院長に、スポーツクラブに通うことを勧められ、茜はなんとか自在に脚が開くようになるが……。その裏にはとんでもない秘密があった!(「0.8秒の女」より)。医者の世界を知り尽くした著者ならではの、ちょっとHで、ユーモア溢れる傑作集!
  • 幻覚殺人
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    医者で弁護士の朝比奈博士(ひろし)。彼が顧問弁護士の南病院の御曹司・南広高に、元婚約者殺害の容疑がかけられた。そして動機がないにもかかわらず、広高自身も無意識の自分が犯人ではないかと悩んでいた。本当に広高が犯人なのか!? 博士は調査を進めるうちに、背後に潜む陰謀に気付くが、その矢先、首謀者が殺された!! 驚きのどんでん返し!  注目の医学テーマを描く意欲作!
  • 凍りついたメス
    -
    医学部を中退し警視庁刑事に転進した霧旗は、身元の割れぬ他殺体に手を焼いていた。身元特定のため復顔術を施した死体は美しい女だったが、腹部に手術痕がある。それだけが頼りの捜査であった。数日後、彼のもとに恐喝事件が持ち込まれた。美人の患者が医療事故による補償を求め、病院の医師をゆすったのだ。その患者に会った霧旗は驚愕した。なんと女は復顔写真と瓜二つの顔をしており、おまけに腹には手術痕を持っていたのだ…。

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  • 誤診の壁~日系女性殺人事件~
    -
    医学博士で弁護士の朝比奈博士(あさひなひろし)、彼のもとへはさまざまな事件がもちこまれる。偶然目撃した若い女性の投身自殺で、この事件は開幕した。謎の糸をたぐるうちに朝比奈は、日系三世の女性の毒殺に遭遇。どうやら核心には、彼の母校P医大の医師たちも深くかかわっているらしい。――医師である著者が、最新の医療情報を解説しつつ描いた、朝比奈シリーズ第2弾!
  • 誤認手術
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    医者で弁護士の朝比奈博士(あさひなひろし)。博士が顧問を務める滝田病院の医師・花丘裕が殺された。博士は花丘の医療ミスによる患者死亡事故の和解調停を引き受けており、殺人は遺恨によるものと思われたが……。なんと、第一発見者で花丘の恋人の看護婦・島原伸子が失踪。博士は、事件の鍵を握るもうひとりの女性に着目した! 現役医師が医療現場の実状を取り入れて描く意欲作!
  • 殺人病棟~美人医大秘書殺人事件~
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    朝比奈博士は、弁護士と医師二つのライセンスをもつ。医療コンサルタントを開業した彼が初めて手がける仕事は、殺人事件だった! 病院きっての美人秘書夏子が湘南の海で変死、恋のトラブルか、それとも? 病院中が騒然とする中、彼の視線はまっすぐに巨大な影を見つめていた!――大学理事も務めた著者が、豊富な知識を駆使して世に問う衝撃の医学ミステリー。
  • 主治医
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    首都医大の助教授・霧島透は、主任教授・川石倉雄の後継者と目されていた。しかし、突然、川石が薬物自殺で他界した。川石は肺炎を患っており、その治療の主治医は霧島であった。さらに、霧島の誤診が川石の自殺を招いたと、マスコミが騒ぎ立てスキャンダルに! 孤立を深める霧島を、名誉教授の大蔵が自らの主治医に指名するが――。医学界の“重大問題”を問う意欲作!
  • 白衣の女~女医・朝比奈遙子~
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    1~2巻440~550円 (税込)
    朝比奈遙子が勤務する病院に、急患が運ばれてきた。記憶喪失のその老女は、生活保護を受け、入院することに。そんなとき、連続殺人事件が発生。被害者たちには、ある共通点があった。そして、この事件で遙子の婚約者との悲しい過去が蘇った……。女医・遙子初登場! 現役医師の著者が、老人医療の現場からの衝撃の実態を織り交ぜながら描く、渾身の一冊!
  • 女医彩子と疑惑の主治医
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    人生の縮図=病院。そこには病気の悩みだけでなく、さまざまなトラブルも持ち込まれる。家庭や夫婦の問題、失恋の痛手から不倫まで……。新米の女医彩子は、初々しい感性で、これら患者のもつ葛藤を見つめつづける。――医療の現場に今もたずさわる著者が、その豊富な経験を、彩子の行動を通して描いた物語。
  • 女医彩子の初心(うぶ)な主治医
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    「あーぁッ」女医彩子の唇から嬌声がもれた。老人の患者が、いきなり彼女の胸をつかんだのだ。病名は狭心症。発作もなく経過は安定しているが、年齢を考えると油断はできない。しかし、こんなことをするほど元気なら……? 彩子は推理してみた。――医学は人間学でもある。病気だけでなく、患者の事情も知らなくてはならない。彩子は今、それを必死で勉強中だ。
  • 女医彩子の華麗なる復讐
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    女医・彩子が住むマンションの隣人・黒金兄妹は、いったい何者なのか? 彼らが出した紅茶には睡眠薬が入っていた!? 翌朝寝坊して遅刻した彼女は、医局長から特別室の担当をはずされてしまった。大学院進学を希望する彩子を失脚させると、トクするのは誰か?……大学病院という複雑な組織の中で、たくましく、そして明るく生きる女医の姿を描いた好編。
  • 女医彩子の恐怖の往診
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    女医彩子が誘拐された。身代金は、なんと五億円! 余命いくばくもない資産家の老人の往診のため、一緒に伊豆の家へ向かう途中、事件が起きた。彩子はその優秀な頭脳をフル回転させて、犯人と対決するのだが。医療の現場では、現代を生きる人々のさまざまな苦悩が、あからさまになってよく見える。見習い医師彩子は、それをやさしくみつめる。
  • 女医彩子の健康相談~衣食住からセックスまで~
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    新米(しんまい)女医の月丘彩子は、専門の医学について、逆に人生の先輩である患者さんから教えられることがある。古来の格言、生活の知恵には、現代医学でも立派に通用するものが多い。―─この本は、それらの健康に関する言い伝えを満載した。衣食住、育児、心やセックスに関することわざは、健康管理や病気予防の特効薬である。大好評“女医彩子シリーズ”特別版。
  • 女医彩子の誤診騒動
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    「お姉ちゃんは、なに使ってんの、ピル、それともリング?」19歳になる従妹の加奈子から相談をうけた才色兼備の女医の卵・彩子はくらくらと眩暈に襲われた。じょうだんではない。当分、医学を恋人と決めている彩子には、無縁のしろものだ。でも、そんな彩子に二人の男が求愛して……。医療の現場を、若き女医の活躍を通して描いた、爽やかであたたかい物語。
  • 女医彩子の事件カルテ
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    才色兼備の女医の卵・彩子は、ハッと息をのむほどの美貌であるうえに気だてもよい。先輩の経営する箱根の温泉診療所に出張を命ぜられ、事件の連続でとまどうばかり。不倫、女子大生のあっけらかんとした性、人生の終着駅を迎えようとする客……。医師でもある著者が、病院で起きる様々な事件を通じて〃本音〃を語る傑作小説。
  • 女医彩子の白衣の告白
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    「オペ室で看護婦が自殺をはかった!」女医彩子が働く梅ケ谷病院に起こった衝撃の事件。重体の看護婦愛川魔子は、彩子の救急処置によって、なんとか一命を取り留める。ところが、自殺直前に書かれた魔子のメモに、P大学病院の医師たちの名前があったことから、事件は思わぬ波紋を呼ぶのだった! 現在の医学界が抱える他人ごとでない問題を抉り出す必読の傑作!
  • 女医彩子の炎の研修医
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    彩子は分院の癌センターへ研修でやってきた。そして、そこでの末期癌患者の治療を通して患者の死に対する医者の姿勢、安楽死問題について改めて考え直すことになる。悩む彩子。さらに、院内で患者を安楽死させた疑惑が持ち上がった! 困難にも真摯に向き合い、迷い、傷つき、成長していく研修医の姿を、爽やかに、温かく描いた大好評シリーズ!
  • 女医彩子のミステリー病棟
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    ゆうれい? まさか? 彩子の髪が逆立った。うわさだが、ここ六本木の診療所に幽霊が出るという。東京の大歓楽街のど真ん中では、どんな事件だって起こる。……しかし、こんなミステリアスな難問も、女医彩子の親身でけなげで理知的な診断の敵ではない。――人の生と死を直視する場所。そこで悩み、推理し、そして発見する若き女医の姿を描いた、心を動かす物語。
  • 女医彩子の欲望クリニック
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    彩子は自分の患者の病名を「3H(スリーエイチ)―シンドローム」と名付けた。3Hとは何の略なのか。彩子は、ヘッド(頭)、ハート(心臓)、ヘモ(痔(じ))の略だと医局長に説明するが、本当の意味は……!? (「駆け込み病棟」より) 医療現場では時として、男と女の人間模様が浮きぼりになる。そこで働き成長していく若き女医の姿を描いた傑作4編。
  • 女医彩子の夜の回診
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    女医・月丘彩子のもとへ、入院患者から熱烈なラブレターが届けられた。三十代のハンサムな弁護士。悪くない。だが、高血圧というのに、症状ははっきりしない。……なにか変だ。そう、こいつはこともあろうに結婚サギ師だったのだ! 彩子危うし! 彼女はいかにしてこのサギ師を撃退するのか? 才女彩子の明晰な頭脳の働きと大活躍に、乞うご期待!
  • 女医彩子の恋愛診察室
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    女医彩子は悩んでしまった。患者の美加子が、就寝中に強姦されたと訴えるのだが、どうもその証拠が得られない。美加子は元女優で歌手の、妖精のような美人。かつて所属プロの社長小西と同棲していた過去があるのだが……。――内科医は、体だけでなく心の診療も大切だ。彩子の作詞した歌が、美加子の恋に迷う心を救った。
  • 女医彩子は名探偵
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    女医彩子は今回、北の都、札幌に出張を命じられた。新米医師は誰でも、医局の都合で全国に飛ばされるのだ。病院があるのは、札幌でも一番の繁華街すすきの。夜ともなると、三千軒を超すお店が、いっせいにネオンの灯をともす。クラブ、飲食店、そして風俗営業の店ありで、患者の持ち込む悩みも実にさまざま。その患者たちと彩子のやりとりは、読者の心を暖める。
  • 体外受精
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    血液型が合わない!――不妊治療の権威・朝月医師は、自ら体外受精によって子を儲けたばかりだった。その子どもが自分の子ではないというのか?何者かが恨みを抱き、施術中に手を加えたのか?戦慄する朝月に追い討ちをかけるように怪文書が届く。そこには「オレノ子ダヨ」の文字が!現職の医師でもある著者が豊富な知識をおしみなく投入した医学推理の傑作。

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  • 多重人格~医大病院連続殺人事件~
    3.0
    東京のL医大で、看護婦が殺された。当初、婚約者で、精神科医師の千島一郎に容疑がかけられる。しかし、さらに、千島の元秘書も殺され、研究助手の真条真由が逮捕された。彼女を取り調べていくうちに、異常なことが。真由の中には、少なくとも、四人の別の人格が存在することが分かった! 医師である著者が、話題の医学テーマにとりくんだ意欲作。
  • 大学病院が死んだ日
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    富士医大のキャンパスで学生が死んだ。自殺か、他殺か? 医学部11年生の不審な死が“事件”の発端だった。垣間見えてくる不正入試、裏口入学……。その背後には、大学を牛耳る国都大の学閥とその中心である理事長・倉石一夫の存在が。富士医大出身の助教授・津村浩は疑惑解明と大学浄化のため立ち上がる。著者積年のテーマ、大学病院の病巣を鋭く抉る問題作。
  • DNA鑑定殺人事件
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    DNA鑑定の権威、R医大十和田浩三教授に、愛人殺しの容疑がかけられた。動機はなく、アリバイもあるにもかかわらず被害者の体内に残された体液のDNAが、十和田のものと一致していたのだ。友人の依頼を受け、調査に乗り出した朝比奈博士(ひろし)だが、その矢先、事件の鍵をにぎる男が殺され、その現場からも十和田のDNAが! 犯罪捜査の盲点をつく衝撃作!
  • 突然死
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    男と女の愛欲が充満するホストクラブで突然、ナンバー1ホストが斃れた。死因は急性心不全。当直医だった花橋澪子は、担ぎ込まれたホストの性器に謎の浮腫を認め不審を抱いた。一方、霧旗刑事も死因に疑念を抱き内偵を始めた。その矢先、今度は男性モデルが突然死した。はたして相次ぐ死は偶然なのか?現役医師の手腕が冴える医学ミステリー!

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  • 脳死病棟
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    交通事故で大学病院の救急救命センターに運び込まれた医大生。主任教授の花潟は、なぜか脳死判定を急いでいた。博士過程に籍を置く若き女医・桐島翔子は疑問を感じた。患者の肝臓は、肝硬変で苦しむ理事長の息子への臓器移植に最適なのだ! 大学内の複雑な派閥と人事、出世願望……最新の医学情報を紹介しながら、脳死をめぐる家族、恋人たちの葛藤を描いた問題作。
  • 母の診断書
    -
    年老いた両親が郷里の北海道から私の診療所にやってきた。検査結果は、予想以上の健康体。しかし私は母の検査結果に疑いの気持ちを拭(ぬぐ)えなかった……。最愛の母が原因不明の病に! 医者である息子は何を考え、治療に当たるのか? 死に直面した親子の愛情の形とは? 現役の医師として老人治療に関わる著者が自らの体験を小説として描く感動作!
  • 秘薬の処方箋
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    医者で弁護士の朝比奈博士(ひろし)は、様々な調査依頼を受ける。今回は、不能症(インポテンツ)の内服薬・プロスタートX(PX)を常用している柿山剛児の診察結果に関することだった。彼には、PX服用による異常血圧の疑いがあったが……。その柿山が車の中から死体で発見された! 事故死? 病死? それとも……!? 朝比奈の推理が冴える! 現役医師ならではの傑作医学推理!
  • 復讐病棟~ピロリ菌殺人事件~
    -
    弁護士で医師の朝比奈博士(ひろし)は、P医大の戸川助教授のハンググライダー事故死に関する調査を依頼された。戸川は胃癌発生原因のピロリ菌の研究で注目され、次期教授第一候補だったが、教授選を巡り脅迫を受けていた。一方、戸川の死の翌日、同じ朝霧高原で看護婦の自殺死体が見つかった。二つの事件の関連を追う朝比奈。そして第三の事件が! 最新医学情報を駆使した傑作!
  • 本日も誤診~医者のないしょ話~
    -
    「お婆ちゃんを一人引き取ってくれないかな」六(ろく)さんが困り果てて、やってきた。彼の飼い猫に傷物にされた雌猫の飼い主・鳴鐘(なるがね)きり子がその罰として、母親・春(はる)の世話をするように言ってきたのだ。六さんのために、私は自分の病院に春を引き取ることにしたのだが……(「愛の季節」より)。常に患者の立場に立ち、市井(しせい)の人々の視線を持ち続ける現役医師が描く、心温まる物語!
  • 間違いだらけのご臨終
    5.0
    今の日本の臨終を巡る家族関係の在り方にどこか大きな間違いがあるのではないか。老衰死は全体の7.1%という現代で、臨終間際な患者の医療と介護の在り方、臨終に際しての家族の在り方を現役医師が説く。
  • 密室感染
    -
    医師と弁護士、ふたつの肩書をもつ朝比奈博士は、東京・赤坂で医療相談室を開いている。いつも事件の渦中に身をおき、探偵役をつとめるはめとなる。ことの発端はMRSA=院内感染の問題である。依頼を受け北海道・帯広に飛んだ朝比奈を待ちうけていたのは、女性の白骨死体であった! 最新の医学情報を紹介しながら、現代を生きる男女の姿を描いた注目作。
  • 迷走治療~美人看護婦殺人事件~
    -
    南紀・白浜で、若い美人看護婦が殺された。弁護士と医師のライセンスを持つ朝比奈博士は、旅行中、現場に遭遇し、調査を依頼される。当初、遺産相続問題がらみかと思われたが、調査をすすめていくうちに、朝比奈は、まったく予期しなかった犯人の動機に直面する!
  • 面会人はストーカー
    -
    当直として老人病棟を見回る水原絵梨花の前に、枕を抱えた老婆の幽霊が! だが、それは患者の島川時枝だった。時枝は一週間前に入院してきた八十歳の浅田源次郎のところに、毎晩やってきているのだ。痴呆の症状なのか? 老いらくの恋なのか? 原因は、時枝の過去にあるらしいのだが……(「恋枕」より)。新米ナースの目を通じて、人情の機微を描く快作!
  • 欲望病棟
    -
    埼玉県下屈指の大病院で職員を狙った陰湿な嫌がらせが頻発。それが死の予告だった。院内きっての美人看護婦が当直の夜、全裸で殺害された。犯人は外部の変質者か、それとも院内に殺人鬼が? やがて同夜、彼女と院内で情交に及んでいた医師が浮かんだ! 現役の医師である著者が病院内部を蝕む欲望の構図にメスを振るった傑作推理。

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  • 臨終、ここだけの話 現場で見つめた、患者と家族の事情
    5.0
    死んでもマグロ寿司が食べたかった患者。赤ちゃんの世話を焼く不思議な男性。自分の寿命は占えなかった占い師の患者。臨終の瞬間にまつわる、涙あり笑いありの不思議な話が満載。医師歴五十余年の臨終医が、長年看取りの現場で見つめ続けた患者と家族の事情。ほんとうに幸せの臨終とは何かを一緒に考えることができる、話題作待望の文庫化登場!
  • 臨終の謎 医師が体験した不思議な話
    -
    幸せに死ぬためには「在宅」か?「病院」か? 数千の臨床現場に立ち合ってきた医師が、幸せな臨終のための方法を教えします。死が近づくと人はどうなるのか。孤独死を防ぐための最善の方法とは。本書では、なぜ日本人が死と「三途の川」を結びつけるのか、またなぜこの文明社会地獄・極楽という伝説が消えずに脈々と語り継がれているのかなど、われわれの死と生の狭間にある七不思議を考えてみることにしました。そして、これらの古い伝説が医学的にどんな意味を持って日本社会に受け入れられているのか、そのことについても分析を試みます。死を達観して安らかに天に召されるためには、60歳を過ぎても老い急いではいけません。また、死に急いでもいけません。たった一度の人生なのですから、思い切り満足のできる生き方をして天に召されるべきです。 そう心に決めて60歳から暮らしていけば、死を迎えることはけっして怖くなくなるはずです。死は、けして敗北ではありません。人生を、医療任せにしてはいけません。「亡き母が手を握ってくれた」「夫と愛用車でドライブに行った」――これまで幻覚・せん妄として治療対象であった「お迎え」現象が、死生に向き合う貴重な過程として医療現場で注目されている。死を怖れ、痛みとたたかう患者に何ができるのか、緩和ケア医として2500人を看取った医師が終末期医療のあり方、死との向き合い方を問いかける。
  • 連鎖ミス
    -
    医者で弁護士の朝比奈博士(ひろし)。北海道・大雪山に出かけた博士の元にまたもや事件が! 貴島病院の事務長・貴島直也が一年前に失踪。更に、担当医の田沢美樹子が何者かに襲われた。2つの事件にはある医療事故が関係しているらしいのだが……。調査を進める博士の前に驚愕すべき事実が浮かび上がった! 最新の医学知識を駆使して描く、衝撃の医学ミステリー!

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