小説・文芸 - 西村京太郎作品一覧
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1.5十津川警部、ついに十津川村に立つ。 財団法人〈日本の自然と伝統を守る会〉理事長が十津川と名乗る男に殺された。現場に残された血書“義によって天誅を下すものなり”。自らの名を騙られた十津川警部は驚き戸惑いながらも捜査に乗り出す。その命名の由来となった奈良県十津川村、世界遺産に登録され脚光をあびる日本一広い村に足を踏み入れた十津川の前に次々と起きる殺人事件。その背景に、維新以来、歴史の闇に翻弄され続けた十津川村の存在が浮かび上がってくる。 全国津々浦々を駆け巡り事件を解決してきた名警部十津川シリーズにあって初の十津川村捜査行に拍車がかかる。
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-十津川警部、新たな事件のため南紀白浜へ 東京池袋署の刑事・伊熊武敏は、会社社長未亡人殺人事件を担当していたが、独断専行を指摘され、上司から非番を命じられ、南紀白浜へ旅立った。紀勢本線特急「くろしお19号」車内で、ひょんなことから、東京中央エレクトリック企画課長の白川健一郎と知り合い、白良浜で会う約束をしたが、翌日砂浜に行ってみると、白川が死んでいるのを発見する。地元の警察署から要請を受けた伊熊は、捜査に当たることになった。 この事件が、伊熊刑事が関わっていた殺人事件とリンクしていく。美貌の未亡人の名は、立花庸子。亡くなった夫は、東京中央エレクトリックの前身、中央電気の社長だった。莫大な遺産を手にした彼女は、数々の浮き名を流していたが、1ヶ月前に自宅で殺されたのである。彼女の過去をたどると、今や廃墟と化した白浜の豪華ホテルの歴史に行き着いたのだった。 事件は広がりを見せ、白川を知るクラブのママや関係者も白浜に現れて、ついには十津川警部の登場となる。 十津川警部が暴いた真相とは!
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5.0十津川警部、最後の事件! SLやまぐち号の5号車と乗客32人が消えた。 事件発生前、JR山口線を旅していた亀井刑事は、寺の住職から、 ある現代女性が高杉晋作に綴った恋文を託されていた。 一方、十津川は、消えた乗客名簿の中にアメリカ出身の会社経営者を発見する。 この会社から身代金らしき2億円が何者かに渡されたことが判明。 事件解決かと思われたが、乗客一人の遺体が発見される。 十津川は、事件解決のヒントが、謎の恋文にあることを突き止めるが……。 捜査で浮かび上がったのは「奇兵隊」をめぐる悲運の物語だった。 2022年3月に永眠したベストセラー作家、西村京太郎の絶筆。
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-二十五歳の女性が連続して狙われる事件が! 女優の衣川愛理は、ロケ中の休日を楽しもうと、京都・嵯峨野のトロッコ列車に乗車した。そこで、見知らぬ男から席を替わらないと命の危険があると脅される。男と席を替わった愛理には、結局何も起きなかった。数日後、東京と西伊豆で、女性が銃で殺害される。弾丸の線条痕から、使用された銃が同じであることが判明した。三人の女性を調べたところ、二十五歳で独身という点が共通項だった。 その後、千代田区と世田谷区の二つの区役所から、五年前の成人式の名簿が盗まれるという事件が発生する。 警視庁・京都府警・静岡県警の合同捜査が始まった。 十津川警部は、それぞれの事件との関連を指摘する。そして、犯人グループの狙いや動機について、十津川が推理した先には、ひとりの女性を巡ってのエゴイスティックな想いがあった……。 事件は、その後思いも寄らぬスケールで展開されていく。犯人グループとの全面的な対決となった驚愕のラストシーンとは!
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-ロボット開発に関わる二人の死の真相を暴け。 昭和精密機械の技術者、早川啓介の遺体が東尋坊で発見された。旅館には遺書が残されていたが、父親の雄介は息子の死に疑問を抱く。人型ロボット開発の中心人物として仕事は充実しており、プライベートでも悩んでいる様子はなかった。雄介は、退職間近の会社を辞め、息子の死について調べ始める。 ついで、浅草のビルから飛び降りたと思われる若い女性の死体が発見される。亡くなった北川愛は工業デザイナーで、「啓介さん、ごめんなさい」という遺書めいたメモが、早川の名前とともに残されていた。そして、北川は啓介が関わっている人型ロボットのデザインを担当していることが判明した。 調べを進めるうちに、十津川警部は、ロボット開発を巡っての人間関係のきしみがあったことを突き止める。 さらに東尋坊で啓介に声をかけたと思われる女性を、父の雄介が見つけたと連絡してきた。 果たして二人の死の真相とは?
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