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3.6書道教師の万里花は、勧められたお見合いを断れずに悩んでいることを年下の生徒である智紀に打ち明けたことをきっかけに、彼から思いがけず告白を受けてしまう。草食系の彼と穏やかに愛を育むのもいいかと告白を受け入れる万里花だったけれど、デート初日でなんと、ベッドでの相性を確認してみないかと誘われて……!? 余裕な態度の彼に年上としてのプライドを刺激されて了承するも、それまで大人しい性格だと思っていた智紀の様子は一変。「この状況で別のこと考えてるなんて、余裕ですね」。その変貌ぶりに戸惑いながらも、万里花は次第に彼の激しい愛情に飲み込まれていき――!?
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4.4第一騎士団で、むさくるしい騎士たちとの生活に染まりきっていたアーシュラは、見た目も中身も女らしいところなんてひとつもない自分には、恋も結婚も、無理だと思っていた。そんな自分が、まさか優秀有能で知られるデューク・アイデンの妻になるなんて……。 身分差も能力差も承知の上で、デュークを信じて結婚を受け入れた。騎士団の任期が終われば、平和に暮らすはずだった。しかし、裏切りを重ねる夫についに耐えられなくなったアーシュラは、任期終了目前にして別れを選ぶ。 再び戦場に立つことを決意したアーシュラは、別れを決めながらも夫に「また明日会おう」と約束する。 たった一度の嘘だった。 もう二度と、会えなくなるなんて思ってもいなかったから……。
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3.8「女王様、と呼んでもかまわぬぞ、下僕」 悪名高き『赤の魔術師』レジーナに、バルベリーニ王国から依頼状が届く。仕事の報酬として「王太子の下僕化」をふっかけたたものの、国の窮状を救うためと王太子ロレンツォにあっさり受け入れられ、レジーナは思わず動揺してしまう。 好色な女王様風魔女を演じるレジーナだが、その実態は初心で色事未経験の残念系。唯一の経験は子どものころ『泣かなくなる秘密のおまじない』と称して、泣き虫の幼馴染にしたキスだけ。 妙に楽しそうに「下僕の犬」として付きまとう王太子をレジーナは勢いで本物の犬にしてしまう。そのうえ王太子の隣に控える護衛騎士は幼馴染のルチアーノ! 七年ぶりに再会した「泣き虫ルー」は、すっかり大人に、そして意地悪くなっていて……。 王太子だけでなくルチアーノまで「下僕の犬」にすることになったレジーナは、女王様風魔女として君臨して三角関係を制し、下僕を手懐けることができるのか!?