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  • 週刊文春 2024年4月25日号
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    ●小池百合子 元側近 小島敏郎が激白「公選法違反で刑事告発します」――「文藝春秋」で学歴詐称工作を懺悔暴露 ●コロナワクチン それでも打つべきか? ――4月から自己負担、ワクチン後遺症論争も再燃 ●大谷マネー24億円はカリブ諸島に消える ●いなば食品は食品衛生法違反!「缶詰を無許可工場で作っていた」――謝罪文書入手 ●ソフトバンク社長 宮川潤一が明かす“孫正義の本音、韓国側の抵抗”――どうなるLINEヤフー キャンペーン3 ・嵐 新会社社長を直撃20億円利権巡る「あざとすぎる匂わせ」 ・「亡きあの人への恩返し」今田美桜が花咲舞に出た理由 ・バイデン晩餐会に参加 YOASOBI Ayaseの同棲相手 ・馬場代表が発起人 維新裏切りの企業団体お抱えパーティ ・「説教くさっ」Z世代記者が見た18年ぶりプロジェクトX ・阿川佐和子のこの人に会いたい 志位和夫(日本共産党中央委員会議長) ・新・家の履歴書 元ちとせ(歌手) グラビア ●原色美女図鑑 奈 緒 撮影・大石祐介 好評連載 林真理子/上沼恵美子/杉本昌隆/土屋賢二/宮藤官九郎/みうらじゅん/柳家喬太郎/町山智浩/平松洋子/宇垣美里/清水克行/塩田武士/西崎伸彦/能町みね子/鈴ノ木ユウ/東海林さだお/益田ミリ/桜玉吉 ほか ※「週刊文春」電子版は、紙版とは一部内容が異なります。掲載されてない記事、ページがあります。ご応募できないプレゼントや懸賞があります。

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  • A&F COUNTRY総合カタログ 2014
    続巻入荷
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    2014 A&F COUNTRY総合カタログ。直木賞を受賞した作家の高橋克彦氏、狩猟漫画『山賊ダイアリー』の岡本健太郎氏、佐藤卓氏、谷克二氏、大宮勝雄シェフ等一流の執筆陣に寄稿していただきました。 【INDEX】 〈記事〉デイナ・グリーソン/若井辰紀・山口浩康/竹内昌義(みかんぐみ)/高橋克彦/大宮勝雄/中山由起枝/小田桃花/佐藤卓/岡本健太郎/谷克二 〈カタログ〉weber/KETTLEPIZZA/CampMaid/アツボウグ/LODGE/GSI/YET/Klean Kanteen/SEATTLE SPORTS/BYER/BLUE RIDGE CHAIR WORKS/HELINOX/CRAZY CREEK/ADIRONDACK/cocoon/HENNESSY HAMMOCK/HILLEBERG/TICLA/Kirkham's/DAC/Feathercraft/Aironaut/PENDLETON/OUTDOOR RESEARCH/ibex/KAVU/Barbour/KENTUCKY ROYALTY/Woolly Pully/INTERSTELLAR/DARN TOUGH VERMONT/RUSSELL MOCCASIN/Chaco/VASQUE/CLIF BAR/UltrAspire/MYSTERY RANCH/KLETTERWERKS/ETHNOTEK/Chico Bag/pacsafe/eagle creek/TERG/遊牧舎/The SPEEDY STITCHER/Rainbow of California/PAX NATURON/みやざきタオル/The Printed Image/OUTSIDE INSIDE/Euro SCHIRM/ABITAX/NITE-IZE/COMPASS/STATIONERY/SUN/Rite in the Rain/FOX40/Merk Wares/MAKING A FIRE/LIVE FIRE/The solite stove/ULTIMATE SURVIVAL/NITECORE/WETTERLINGS/Randall Made Knives/BUCK KNIVES/晶之/佐治 鉈/HIRO KNIVES/VICTORINOX/MAG-LITE/COGHLAN'S ※本書は、2015年6月8日~2022年9月15日までCLAPより配信していた『A&F COUNTRY総合カタログ 2014』と同一の内容です。重複購入にご注意ください。

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  • 新説 狼と香辛料 狼と羊皮紙
    続巻入荷
    4.1
    聖職者になる夢を志す青年コルは、恩人のロレンスが営む湯屋『狼と香辛料亭』を旅立つ。ウィンフィール王国の王子に誘われ、教会の不正を正す手伝いをするのだ。そんなコルの荷物には、狼の耳と尻尾を有した美しい娘ミューリが潜んでおり――? かつて賢狼ホロと行商人ロレンスの旅路に付き添った放浪少年コルは青年となり、二人の娘ミューリと兄妹のように暮らしていた。だがお転婆なミューリはコルの旅立ちに反対し、こっそり荷物に紛れ込み家出を企てたのだ。『狼』と『羊皮紙』。いつの日にか世界を変える、二人の旅が幕を開ける!
  • 読楽2023年11月号
    続巻入荷
    -
    (2023年11月) 【新連載】 小路幸也 「A DAY IN YOUR LIFE」 小説家の槙村がラジオパーソナリティを続ける真の理由とは――? 吉田篤弘 「月とコーヒー」 ロングセラー短編集『月とコーヒー』待望の第2弾、連載スタート! 【連載小説 歴史&時代】 木下昌輝 「秘色の契り」 あさのあつこ 「おもみいたします二」 坂井希久子 「同業の女」 門田泰明 「汝 戟とせば 拵屋銀次郎半畳記」 【連載小説 ミステリー】 花村萬月 「探偵ノヴァリス・夜の華」 中山七里 「届かない警告」 矢月秀作 「警視庁特務部逮捕特科 アレストマン」 赤川次郎 「盗まれた時を求めて」 【マンガ】 サメマチオ 「追読人間臨終図巻」
  • ぼくらのイタリア(怪)戦争
    -
    「おれの大発見によって、世界の歴史は変わる」 日比野が電話でそう言った後、消息不明になった。 ぼくらはイタリア・フィレンツェに行く。日比野は魔女かもしれない少女と消えた? 英治たちの前に大貴族・メディチ家と闇の組織があらわれ、黒魔術、六つの球の伝説が……。 罠だらけの迷路、地下道を突破して、友を救うため、古い城の中へ! ヨーロッパを舞台に、決死の大作戦が始まる。 ぼくらシリーズ最大の危機に立ち向かう超大作! 【小学上級から ★★★】
  • 花咲小路二丁目の寫眞館
    4.0
    たくさんのユニークな人々が暮らし、日々大小さまざまな事件が起きる花咲小路商店街。 新米カメラマンの樹里が働くのは、商店街に昔からある<久坂寫眞館>。 店主の重はカメラの腕がいいはずなのに、写真を撮ろうとしない。それもそのはず、重が撮影をすると、<奇妙なもの>が写真に写り込んでしまうというのだ。 写り込んでいるものが過去のものだとわかったことをきっかけに、昔の花咲小路商店街へタイムスリップしてしまうふたり。 しかも偶然その場に居合わせたセイさんも巻き込んでしまっていた! 3人は、その時代に起きた事件……謎に包まれたままの火事の真相を探ろうとするが、そこには大きな秘密が隠されていて――。
  • 灰の劇場
    3.6
    1巻880円 (税込)
    「飛び降り2女性の身元わかる」――始まりは、「三面記事」だった……新たな恩田陸ワールド、開幕。文庫版特別収録=「灰の劇場0-+」「文庫版あとがき」。
  • 夜明けの花園
    3.9
    1巻1,716円 (税込)
    「ゆりかご」か「養成所」か、はたまた「墓場」か。 累計100万部突破! 「理瀬」シリーズ初短編集 ゴシック・ミステリの金字塔。 湿原に浮かぶ檻、と密やかに呼ばれていた全寮制の学園。 ここでは特殊な事情を抱える生徒が、しばしば行方を晦ます。                ヨハンの隠れた素顔、校長の悲しき回想、幼き日の理瀬、黎二と麗子の秘密、 月夜に馳せる聖、そして水野理瀬の現在。                             理瀬と理瀬を取り巻く人物たちによる、幻想的な世界へ誘う六編。 ・水晶の夜、 翡翠の朝 ・麦の海に浮かぶ檻 ・睡蓮 ・丘をゆく船 ・月触 ・絵のない絵本
  • すべての神様の十月(二)
    4.1
    1~3巻660~750円 (税込)
    シリーズ累計10万部突破! 死神、九十九神、福の神……現代社会に溶け込むように存在している八百万の神々と、人間達とのちょっと不思議なふれあいを描いた、切なくも心温まる連作短篇シリーズ第二弾。 【内容例】●ある消防士が出動すると、勝手に火が消えてしまう。その意外な理由とは?(「天狗さまのもとに」) ●銃で撃たれた女子高生が、死の淵で恋をした男の正体は……(「死神に恋」) ●夢遊病に悩む漫画家は、コインランドリーで美しい女性と出会うが……(「眠れぬ夜の神様」)。――など、全10篇を収録。文庫オリジナル。
  • すべての神様の十月
    3.8
    1~3巻660~750円 (税込)
    帆奈がバーで隣り合ったイケメンは、死神だった!? 死神は、これまでに幸せを感じたことがないらしい。なぜなら幸せを感じた瞬間……(「幸せな死神」)。貧乏神に取り憑かれていた雅人。そうとは知らず、彼は冴えない自分の人生を“小吉人生”と呼び、楽しんでいたのだが……(「貧乏神の災難」)。人生の大切なものを見失った人間の前に現れる神々たち。その意外な目的とは? 優しさとせつなさが胸を打つ連作短篇集。

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  • ジャンル特化型 ホラーの扉 八つの恐怖の物語
    3.8
    ホラーはなぜ怖い? 人気作家陣が書き下ろしたホラーを各ジャンルの魅力解説とともに味わう、ホラーカンパニー・株式会社闇がてがけたもっとホラーを「楽しむ」ための最恐アンソロジー。
  • AIに、恋の仕方を聞いてみた
    -
    「自動告白機みたいなのがありさえすれば」 『自動失恋慰め機の開発も待たれるな』 陸上部のエースに学園祭で告白したい浩太は、AI端末と夜な夜な計画を練る。一方、さくらは幼なじみの家に自分のコピー人格AIを送り込み、恋愛シミュレーションを図るが……。計算では万全なはずだったのに、現実の壁はあくまでも高い。AIがほんのり照らす不器用な主人公たちの未来。 『それをAIと呼ぶのは無理がある』改題
  • 躁鬱大学―気分の波で悩んでいるのは、あなただけではありません―(新潮文庫)
    4.6
    今日も仕事で失敗してしまった。自分は何もできない……と悩んでいても自分が苦しくなるだけ。やりたくないことは一切やらず、苦手なことには手を出さず、できることがもっともっとできるようになって、むちゃくちゃ褒められるほうが心地良いじゃないか。人生ボチボチ、努力は敵、今のままで大丈夫。気分の浮き沈みの激しさに苦しんだ著者が発見した、愉快にラクに生きる技術を徹底講義。
  • 狼と香辛料【タテスク】 Chapter1
    無料あり
    -
    旅の行商人であるロレンスは、パスロエの村を訪れた際、狼の耳と尻尾をもつ“賢狼ホロ”と名乗る少女に出会う。狼に変身することもできるホロと、一緒に旅をすることになったロレンスだが……。

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  • マンション フォンティーヌ
    3.9
    1巻1,980円 (税込)
    『東京バンドワゴン』シリーズの著者が贈る 住むと幸せになれる不思議な〈場所〉? 30年居つく教授、空手の有段者、DV夫から逃げたシングルマザー。 ワケあり住人と強面の管理人で繰り広げられる心温まる人間ドラマ! 小説家になった羽見晃が入居を決めたのは、墨田区鐘ヶ渕にある築60年、 2階建ての〈マンション フォンティーヌ〉だった。 真っ白いアーチの入口、中庭には噴水と少女像、花壇もあって、フランスにありそうな建物。 管理人の嶌谷さんの腕には本物の入れ墨があったり、大家のリア―ヌさんは78歳のフランス人だったり色々変わっている。 30年もいる教授や生まれた国を追われたハーフの男性とかワケありの人が多く住んでいるけれど、みんな優しくて仲がいい。 ガーデンパーティ中、3号室の三科さんが元DV夫から追われていることを知り、 住人たちで役割分担して守ることに。 でも同時に、思わぬ人物がマンションを訪れていて……。
  • 知の統合は可能か
    -
    人類の危機を救うために専門知を結集させる〈総合知〉は可能なのか 新型コロナウイルス感染症を総括して、未来に託す! 総合知とは、各人が各々の専門知を持ち寄って、相互流通性を確立することで、目の前に実際にある社会的な問題を具体的に解決してゆこうとする、総合的な知のあり方だということになる。となれば総合知は専門家一人では成しえない。 ──瀬名秀明 深刻な問題ばかりでなく、雲のサイエンスを楽しく語り合うこともまた、サイエンスコミュニケーションの妙味である。今はまだ先が見えないが、いつかきっと霧は晴れると信じたい。 ──渡辺政隆 本書の前半〔第九章まで〕は、瀬名による8名の専門家へのインタビュー(執筆は渡辺が担当)を収載。新型コロナ対策を政府に助言してきた専門家会議・有識者会議のメンバーである押谷仁、国のクラスター対策に携わり自ら感染拡大防止のクラウドファンディングも立ち上げた小坂健(ともに東北大学教授)という感染症のエキスパートに加え、医師や法学者、社会心理学者、科学哲学者、物理学者、宗教人類学者との対話を通して、新型コロナ・パンデミックという「大災害」の実像を、医療の最前線だけでなく、そこに否応なく巻き込まれた社会や個人の側からもあぶり出していきます。また後半では、新型コロナや次なるパンデミックを人類が乗り越えるための鍵として、専門知の限界を打破する「知の統合」に焦点を当てます。専門家たちとの対話から得た知見を基に、瀬名と渡辺の二人は、専門知を超えた「総合的な知」のあるべき姿を模索して、さらに議論を重ねていきます。 日々のニュース報道からだけではうかがい知れない関係者の奮闘や苦悩、新型コロナを巡る社会不安の中で生み出された膨大な量の言説、そして危機にあってこそ光を放つ古典の鍛え抜かれた思想。これらを丹念にすくい上げる長い旅路ののち、作家が見出した〈総合知〉の眺望とは⸺⸺。パンデミックの行く末を照らし、「ポストコロナ」「withコロナ」の社会のありようを探る、現代人必読の一冊です。
  • ぼくらの東京革命
    -
    ネズミが逃亡し、巨大地震の前ぶれが起きた? 関東大震災から100年が経ち、ぼくらは東京の防災コンテストに参加する! 相原たちは、大地震や津波、洪水、火災の完全な対策を考えた『海上都市』を計画する。英治たちは、高齢者を助ける活動を始めるが、手抜き工事で、お金をかせぐ悪徳会社の犯罪が明らかになった。不正を行う大人は、仲間の力といたずらでこらしめる! ぼくらが東京を変え、大災害から人々を守る!【小学上級から ★★★】
  • いのちのパレード 新装版
    3.0
    無国籍で摩訶不思議 華麗でクレイジーな変奏曲集!  指や手の形をした巨岩があちこちから生える奇妙な村に、妻と私はやって来た(「観光旅行」)。後期ロト7の当箋通知が届いた。まさか、この俺が?(「当箋者」)。大人なんだから不用意な発言はやめてほしいよ。だって僕らは…(「夕飯は七時」)。恩田ワールドの原点<異色作家短篇集>への熱きオマージュ。小説のあらゆるジャンルに越境し読者を幻惑する15篇。 新装版刊行に当たって、書評家・杉江松恋氏が解説「パレードは世界の果てまでも」を寄稿。また、2010年版の表紙に使用されたジョセフ・クーデルカの写真作品を斬新なデザインで再構成し、パッケージの奇想度合いもバージョンアップした「ジャケ買い」必至の一冊です。
  • 坂口恭平の心学校
    4.0
    【創造と表現の源泉へ。こころの扉をひらく、<声の共同体>とは】 建築、文学、美術、音楽、領域を超えて幅広い活動を展開する 坂口恭平のこれまで語られなかった考え方と方法論を解く、 実践的講義録。 本書は2023年2月に5回に渡ってTwitter(現X)上のスペースで行われた坂口恭平の講義録。 「心学校」というタイトルは、第1回目の配信で生まれた「声の共同体」の別名である。 ただし本書は坂口自身が執筆しているわけではなく、ソクラテスにおけるプラトンがそうであったように、 連続講義にて聴き手を務めた南島興(みなみしま)が著者となっている。 孤独な人々が孤独さを失わずに恐れずに心をひとつにするための実践の場として、心学校は開講された。 ここは、参加したすべてのものを勇気づける、自らが自らを学ぶ喜びの溢れる 「新作ラジオドラマ学校」なのである。
  • からさんの家 伽羅の章
    3.8
    1巻2,090円 (税込)
    東京・根津。言問通りの近くに建つ古い洋館に住む三原伽羅は、詩人で小説家で画家、女優だったこともある多才な女性。昭和・平成・令和と、自分に正直に生きた彼女の人生は、この経歴からもわかるとおり、波瀾万丈。そんな彼女に、息子の結婚相手の義理の娘・まひろという孫が出来た。建築家志望の柊也、新進芸術家のタロウ、建築会社勤務の男性、バーを営む祐子という、個性的な面々が下宿している家での共同生活。その暮らしに、様々な事件と変化が……。ドラマ化もされた「東京バンドワゴン」や「花咲小路」などの人気シリーズをもつ著者が描く、新しい家族小説
  • 幸福人フー 僕の妻は「しあわせ」のお手本
    3.7
    ★★ note記事に大幅加筆 ★★ 「第七回」「第八回」「『幸福人フー』を読んで」は、書籍化に際した書き下ろしです。 :::::::::::::::::::::::::::::::::: ということで、今回は 幸せとは何か、 という僕の主要な研究テーマについての研究書を書いてみたいと思います。 不幸せではない人生を送る、とかではなくて、幸せとは何か、です。 これはつまり、幸せな人を対象にしなくてはならないのですが、 幸せだと自認している人ってなかなかいないんですよね。 でも、僕は何人か知ってます。 (中略)で、今回もまた幸せ研究がはじまるわけですが、 今回の取材の対象は、なんと僕の妻なんです。 「幸福人フー」と、タイトルをつけましたが、 その「フー」という女性が僕の妻です。 :::::::::::::::::::::::::::::::::: 坂口恭平の「幸せ研究」、今回の主人公は妻の「フーさん」! 坂口さん曰く「自分は『しあわせ』だと自認している人=幸福人」。 そして、「生まれて初めて、自分の鬱を直接、目の前で見せた人」でした。 「不安はないの? 寂しくないの? 虚しくならないの?」 出会いから20年、フーさんをずっと定点観測してきた坂口さんが、 彼女の「しあわせ」の在り方をインタビューしながら探ります。
  • からさんの家 まひろの章
    3.9
    1巻2,200円 (税込)
    まひろの家族事情は、ちょっと複雑。実の両親は幼い頃に離婚。父親は再婚した母親とともに事故で死亡。義母の妹に引き取られるも、彼女が結婚した相手の転勤で北海道へ行くことになるが、高校卒業間近だったので、同行せず、新しい父親の母が住む家に引っ越すことになった。義理の祖母となった三原伽羅は、詩人で小説家で画家で、女優だったうこともある多彩な女性。彼女が住む東京・千駄木の古い洋館には、新進の芸術家、建築家志望の学生、バーを営む歌手の女性といった個性的な面々が住んでいる。新しい環境の中、ユニークな同居人たちとともに暮らすまひろの日常を描く。ドラマ化もされた「東京バンドワゴン」や「花咲小路」などの人気シリーズをもつ著者が描く、新しい家族小説。
  • 横浜の名建築をめぐる旅
    4.0
    1巻1,760円 (税込)
    赤レンガ倉庫、横浜三塔、ホテルニューグランド、山手の洋館……。 歴史を感じさせる華やかな近代建築は、港町・横浜の大きな魅力のひとつ。 そんな名建築の数々を美しい写真と解説で楽しむ、街歩きにぴったりのガイドブック。 建築好きの小説家、恩田陸によるコラム及び著者との対談も収録。小説に登場する建築物や横浜の街の魅力などを縦横無尽に語り尽くした、恩田ファンも必読の一冊です。 「――横浜自体が、日本の近代の庭という感じがする。文明開化、海外への窓、突き進む時代、変わりゆく暮らし。その過程が場面ごとに綺麗に保存されていて、道ゆく人が時代を辿りながら鑑賞することができる。」(恩田陸)/本文より

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  • 駐在日記
    3.5
    1~3巻704~770円 (税込)
    人気シリーズ「東京バンドワゴン」の著者が贈る、どこか懐かしい警察連作短編。 山懐に抱かれた平和な田舎町で巻き起こるのは…… 昭和五十年、春。神奈川県皆柄下郡の雉子宮駐在所に蓑島周平と花の新婚夫婦が赴任してきた。女性連れで現れた指名手配の強盗犯、嵐の夜に盗まれた秘仏、急増する蛇と化け物の噂……時折起こるワケあり事件の解決のカギは、入念な捜査と少しのお節介!? 元刑事のミノさんと元外科医の花さんのタッグで綴る、ハートフル連作短編がついに文庫化!
  • 東京バンドワゴン
    4.2
    東京、下町の古本屋「東京バンドワゴン」。この老舗を営む堀田家は、今は珍しき大家族。60歳にして金髪、伝説のロッカー我南人。画家で未婚の母、藍子。年中違う女性が家に押しかける美男子、青。さらにご近所の日本人好きのイギリス人、何かワケありの小学生まで、ひと癖もふた癖もある面々が一つ屋根の下、泣いて笑って朝から晩まで大騒ぎ。日本中が待っていた歴史的ホームドラマの決定版、ここに誕生!!
  • ペニー・レイン 東京バンドワゴン
    4.0
    人が人を呼ぶ、この下町の温かさよ……! 銭湯、豆腐屋さん、花屋さん、和菓子屋さん、染小物店……語られてこなかったご近所とそこに暮らす人々にスポットライトがあたる、下町ラブ&ピース小説。 堀田家の絆はますます深まる、大人気シリーズ第18弾! 堀田家の暮らす下町に〈日英テレビ〉のロケ隊がやってくる!? そして迎える、“大引っ越し大会”。そんな慌ただしい日々に飛び込んでくるのは、新規開業するお店の謎や、突然の放火疑惑、思いがけない告白に、大事な家族のメンバーとの別れ……。巡る時代を共にしてきたご近所の仲間たちと、改めて「LOVE」を分かち合う。
  • 蜜蜂と遠雷 (1)
    4.8
    1~2巻968~1,078円 (税込)
    3年毎に開催される芳ヶ江国際ピアノコンクール。名門ジュリアードのマサル・C・レヴィ・アナトール。音大出身だが、今は楽器店勤務のサラリーマン・高島明石。かつて天才少女として謳われたが、演奏活動から離れていた栄伝亜夜。そして、謎の少年・風間塵。彼らをはじめとした数多の天才たちがコンクールに挑む――。恩田陸の最高傑作を皇なつきがコミカライズ!!
  • 夜果つるところ
    3.6
    執筆期間15年のミステリ・ロマン大作『鈍色幻視行』の核となる小説、完全単行本化。 「本格的にメタフィクションをやってみたい」という著者渾身の挑戦がここに結実…! 遊廓「墜月荘」で暮らす「私」には、三人の母がいる。孔雀の声を真似し、日がな鳥籠を眺める産みの母・和江。身の回りのことを教えてくれる育ての母・莢子。表情に乏しく、置き物のように帳場に立つ名義上の母・文子。ある時、「私」は館に出入りする男たちの宴会に迷い込む。着流しの笹野、背広を着た子爵、軍服の久我原。なぜか彼らに近しさを感じる「私」。だがそれは、夥しい血が流れる惨劇の始まりで……。 謎多き作家「飯合梓」によって執筆された、幻の一冊。 『鈍色幻視行』の登場人物たちの心を捉えて離さない、美しくも惨烈な幻想譚。※電子版はリバーシブル・カバー仕様ではありません。
  • 鈍色幻視行
    3.6
    謎と秘密を乗せて、今、長い航海が始まる。 撮影中の事故により三たび映像化が頓挫した“呪われた”小説『夜果つるところ』と、その著者・飯合梓の謎を追う小説家の蕗谷梢は、関係者が一堂に会するクルーズ旅行に夫・雅春とともに参加した。船上では、映画監督の角替、映画プロデューサーの進藤、編集者の島崎、漫画家ユニット・真鍋姉妹など、『夜~』にひとかたならぬ思いを持つ面々が、梢の取材に応えて語り出す。次々と現れる新事実と新解釈。旅の半ば、『夜~』を読み返した梢は、ある違和感を覚えて――
  • 薔薇のなかの蛇
    3.9
    可憐な「百合」から、妖美な「薔薇」へ。 変貌する少女。呪われた館の謎。 「理瀬」シリーズ最新長編! 英国へ留学中のリセ・ミズノは、友人のアリスから「ブラックローズハウス」と呼ばれる薔薇をかたどった館のパーティに招かれる。 そこには国家の経済や政治に大きな影響力を持つ貴族・レミントン一家が住んでいた。 美貌の長兄・アーサーや、闊達な次兄・デイヴらアリスの家族と交流を深めるリセ。 折しもその近くでは、首と胴体が切断された遺体が見つかり「祭壇殺人事件」と名付けられた謎めいた事件が起きていた。 このパーティで屋敷の主、オズワルドが一族に伝わる秘宝を披露するのでは、とまことしやかに招待客が囁く中、悲劇が訪れる。 屋敷の敷地内で、真っ二つに切られた人間の死体が見つかったのだ。さながら、あの凄惨な事件をなぞらえたかのごとく。
  • 国道食堂 1st season
    4.3
    1~2巻990~1,001円 (税込)
    賑やかな町を離れ、国道沿いにある通称「国道食堂」。ドライブインというより、大衆食堂という感じだからか、そう呼ばれている。 おまけに、店の中には、リングがある。そう、プロレスで使うヤツ。なぜかというと、店主が元プロレスラーだからだ。 この店の食事は、どれも旨くて美味しい。だからか、近隣だけでなく、遠くからも客が来る。その中には、ちょっとワケありな客も……。 「東京バンドワゴン」「花咲小路」「マイ・ディア・ポリスマン」などの人気シリーズをもつ著者が、田舎の食堂を舞台に、そこに集う人々の様々なドラマを描く、心温まる作品。
  • スキマワラシ
    3.6
    1巻1,089円 (税込)
    白いワンピースに、麦わら帽子。廃ビルに現れる都市伝説の“少女”とは?――太郎と散多は古道具店を営む兄弟。ものに触れるとそこに宿る記憶が見えるという散多は、古いタイルからこれまでにないほど強烈なイメージを受ける。そこに映し出されたのは幼い頃に亡くした両親の姿だった。タイルと両親にまつわる謎と、廃ビルで目撃された少女の都市伝説が交差するとき、時を越えた物語の扉が開く……。再開発予定の地方都市を舞台に、兄弟のひと夏の不思議な冒険を描くファンタジックミステリー長編。
  • Seven Stories 星が流れた夜の車窓から
    3.5
    豪華寝台列車「ななつ星」をめぐる7つのストーリー 豪華寝台列車「ななつ星」での旅を舞台に、7人の人気作家が紡ぐ極上の小説と随想。あなたなら、この旅に誰と一緒にでかけますか? ※この電子書籍は2020年11月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 瀬戸内海の見える一軒家 庭と神様、しっぽ付き
    4.5
    東京でデザイナーになる夢が破れ、祖母の遺した家に引っ越してきた加乃。そこへ転がり込んできたのは、伏見から家出してきた稲荷狐だった。新天地でのリスタート同士の一人と一匹だが、土地の龍神の少女が言うことには、ここ愛媛県松山市は昔から狸が支配する地で稲荷狐なんて見つかったら命はないという。いきなり波乱の新生活の行方は――!?
  • ぼくらのオンライン戦争
    5.0
    中学2年の夏休み、『七日間戦争』で廃工場に作った、こどもだけの解放区を超える『秘密基地』を作る! 柿沼のおじいさんの軽井沢の別荘を、勉強合宿をするというアイディアで、ぼくらだけで使わせてもらえることになった! 別荘にはプールやテニスコートまである! 英治、相原、柿沼、日比野、安永、天野、谷本、佐竹、中尾、宇野、立石、秋元、ひとみ、久美子、純子、有季、貢 合計17人。女子は近くのペンションに安く泊まれることに! 英治はいたずら、日比野は料理、安永と久美子は護身術を教える特別教室など、『全員が主役』の楽しい合宿! 秘密基地は、迷路、氷のプール、バーベキュー・パーティー、お菓子の家など! ところが、柿沼の幼なじみがオンラインゲームの犯罪に……!? 犯罪者をおびきよせ、回転するカベや下がってくる天井など、『からくり屋敷』で、迎え撃つ!  つばさ文庫書きおろし!【小学上級から ★★★】
  • しみ
    -
    1巻1,300円 (税込)
    シミが死んだという。あの頃、シミの部屋に流れていた音楽の名前は、いまだにわからない。あそこにいた連中の行方も。でもたしかなのは、ぼくらは音楽みたいに会話を交わし、怪しいバイトに手を染め、とびきり美味いアボカドスープを飲んだってこと。だけど、シミが死んだって、本当なのだろうか――? まだ何もやり遂げていなかったけど、ぼくらは自由だった。誰もが通り過ぎてきた人生の断片を、鮮やかに、ときに痛切に、詩的文体で描き出す。オルタナティヴ文学の旗手・坂口恭平が放つ、傑作青春小説。 ※こちらの作品は過去に他出版社より配信していた内容と同様となります。重複購入にはお気を付けください
  • ドミノin上海
    3.7
    1巻1,056円 (税込)
    「『蝙蝠』が上海に入った」。豫園からほど近い路地裏の骨董品店に緊張が走った。門外不出のお宝が闇のルートで輸入されたのだ。虎視眈々と狙う店主だが、なぜか問題の品は、人気急騰中のホテルの厨房に流れ着いていた……。かつて東京駅で数奇な運命を共にした面々に、一癖も二癖もある人物たち、さらには動物園脱出を目論むパンダも加わって、再び運命のドミノが倒れ始める! 予測不可能、爆笑必至のパニックコメディの金字塔!!
  • 三兄弟の僕らは
    4.2
    両親は死んだ。ある「秘密」を僕らに遺して――。愛情深い父母の元、平凡な毎日を送ってきた稲野家の三兄弟。しかし彼らは、ある日突然、両親を交通事故で亡くしてしまう。そんな三兄弟の家に、ほとんど面識のなかった母方の祖母がやってきた。彼らは戸惑いながらも祖母と暮らすうちに、近隣の住民のトラブルや、自分たち兄弟の関係、そして亡き父母が遺したとんでもない「秘密」とも向き合うようになり……。「東京バンドワゴン」「すべての神様の十月」シリーズの著者が贈る、若き三兄弟の成長を描いた心温まる家族小説。
  • 狼と香辛料
    4.5
    行商人のロレンスは、馬車の荷台で麦の束に埋もれて眠る少女を見つける。 少女は狼の耳と尾を持つ美しい娘で、自らを豊作を司る神・ホロと名乗った。 「わっちは神と呼ばれたがよ。わっちゃあ、ホロ以外の何者でもない」 まるで経験を積んだ大人のような話し方で、ロレンスを巧みに翻弄する少女。 「お前は、本当に神なのか?」 最初は半信半疑だったロレンスも、やがてホロが旅に同行することを承諾する。 そんなふたりの旅に、思いがけない儲け話が舞い込んでくる。 近い将来、ある銀貨が値上がりするという噂。 疑いながらも、ロレンスはその儲け話に乗るのだが……。
  • 継続するコツ
    4.1
    みなさん、継続することは得意ですか? 得意な人はこの本は手に取っていないと思いますから、おそらくちょっと苦手ですよね。一方、僕は継続することがむちゃくちゃ得意です。なんか自慢みたいで申し訳ありません。でもその代わりといってはなんですが、別に質が良いわけではないと思います。多くの人は、何かをやろうとして、手をつけはじめて、無事に完成することができたとしても、それが売れないだとか、人から評価されないだとか、そういった不遇を味わい、自信を失い、徒労感ばかりを感じるようになり、いずれはやめてしまうようです。僕はいつも、もったいない! と思ってしまいます。だって、作っているときのほうが楽しいですもん。つまり、何かを継続しているときのほうが、楽しいんです。この馬鹿みたいに単純なことに、僕は気づいたんです。――執筆、絵描き、作詞・作曲、「いのっちの電話」……どれも20年以上つづけてきた、スランプ知らずの継続マニア・坂口恭平さんが見つけた、「やりたいこと」をつづけるコツが1冊に!
  • なんとかしなくちゃ。 青雲編
    3.9
    1巻1,900円 (税込)
    「これは、梯結子の問題解決及びその調達人生の記録である。」 大阪で代々続く海産物問屋の息子を父に、東京の老舗和菓子屋の娘を母に持つ、梯結子。幼少の頃から「おもろい子やなー。才能あるなー。なんの才能かまだよう分からんけど」と父に言われ、「商売でもいけるけど、商売にとどまらない、えらいおっきいこと、やりそうや」と祖母に期待されていた。その彼女の融通無碍な人生が、いまここに始まる――。
  • ポロック生命体(新潮文庫)
    4.4
    画家の作品をそっくり再現するAIが現れた。科学倫理の研究者である水戸絵里は「盗作」ではないかと開発者に迫るが、晩年の画家の作品はAIが描いたものだったという衝撃の事実が明かされる――。再現なく創造し続けるAIこそ真の芸術家であり、無為な日々を過ごすことを選ぶ人間の方こそロボット的ではないか……。絵画や小説、将棋を通じて知性と生命の本質を問い、近未来を幻視する短編集。(解説・ドミニク・チェン)
  • すべてのことはメッセージ 小説ユーミン
    3.8
    1970年代、シンガーソングライターとして十代でデビューを飾った荒井由実。 のちに日本最大の女性ポップスター、松任谷由実=ユーミンとなる煌めく才能は いかにして世に出たか――。 八王子の裕福な呉服店に生まれ、ピアノに触れ、清元を学び、ミッション系の私立女子校に入学。 グループ・サウンズが一世を風靡するなか、由実は高度経済成長期の東京を、好奇心いっぱいに回遊しはじめる。 米軍基地、ジャズ喫茶、ミュージカル『ヘアー』、伝説のレストラン キャンティetc.…… 次々に新しい扉を開けて、才能を開花させていく。 少女・荒井由実のデビューまでの軌跡をノンフィクション・ノベルとして描き出す。    名曲「ひこうき雲」が生まれるまでーー ◆松任谷由実さんから寄せられたコメント これはノンフィクションというより、ルポルタージュに近いかもしれない。 山内マリコさんの獰猛な取材力とインタビューに、記憶のボタンが次々とクリックされ、 私は幼少期を、青春を、サーフィンしまくった。目眩く楽しかった。 これは多くの人たちが好きなサクセスストーリーの真逆だから、全くシンパシーが得られなかったとしても仕方ない。 正に、”事実は小説よりも奇なり”。 ひとりの特異な少女が、50s、60s、そして70sの、 東京カルチャーとカウンターカルチャーに彩られ、特異なまま大人になってゆくお話。 山内さんの大いなる好奇心が、私自身もすっかり忘れていた愛を、思い出させてくれた。 こんな機会を与えていただけて、本当に良かったと思う。 つくづく私は、”ユーミン”以外のものにはなれなかったのだなあと、 覚悟とも諦めともつかない幸せな気持ちで、この小説を読み終えた。  ◆目次 第一章   八王子の由実ちゃん 第二章   ピアノ、清元、サウダージ 第三章   立教女学院とパイプオルガン 第四章   マギーと立川基地 第五章   らせん階段の家 第六章   フィンガーズ・デイズ 第七章   一九六九年 第八章   カルチエ・ラタン的御茶ノ水 第九章   セブンティーン! 第十章   ハロー、キャラメル・ママ
  • 月曜日は水玉の犬
    3.6
    1巻1,650円 (税込)
    「物語」は、決して尽きない。この世に輝く数多のエンターテインメントを小説家・恩田陸とともに味わい尽くす――。強烈で贅沢な最新エッセイ集。
  • 素晴らしき国 Great Place
    3.0
    戦いは何も生まず、悲しさだけが残り、国はただ荒れ果てていく――。誰もが穏やかで豊かに暮らせるように、戦国時代を文字通り終わらせた者たちがいた。かつて美濃の国と尾張の国の境目、木曽川の支流である二似見川のほとりにあった<いよの国>。その豊かで閉ざされた地には、争いがなく穏やかで豊かな<素晴らしき国>を造るための礎となる人材が育てられていた。そこで育った智慧と力と様々な能力に長けた者たちは、<素晴らしき国>を実現できそうな、国を治める強い力を持った者の元に送り込まれ、その手助けをする。たとえば、織田信長に嫁いだ女や明智光秀のように――。
  • 自分の薬をつくる
    4.2
    誰にも言えない悩みは、みんなで話そう。 坂口医院0円診察室、開院します。 「悩み」に対して強力な効果があり、 心と体に変化が起きる「自分でつくる薬」とは? これは戯曲? エッセイ? 自己啓発? 鬼才坂口恭平、ついに医師になる。 あっという間に読めて、不思議と勇気づけられる! 2019年に実際に行われたワークショップを誌上体験。 「いのっちの電話」では、なぜ電話をかけた人たちが楽になり、 元気になれるのか。いったい何がそこで起こっているのか。 その秘密とは。全部教えます。 ▼こんな方にぜひ読んでほしい! ・漠然とした不安がある ・やりたいことが見つからない ・やめられないことがある ・仕事がつらい ・人間関係で悩んでいる ・何をやってもうまくいかない ・誰とも理解しあえない ・話相手がいない ・人生に絶望している ・好奇心がない ・日々に関心がなくなった ・悩みで頭がいっぱいになっている ・何かやってみたいんだけど一歩が踏み出せない ・書きたいけど書けない作家 ・作りたいけど作れない創作家 ・アイディアが枯れてしまったプランナー ▼コロナ禍が蔓延している現代日本に向けて、 「非日常につける薬――あとがきにかえて」 も書き下ろし掲載。 【目次】 0:「自分の薬をつくる」ワークショップのための準備 1:オリエンテーション (1)はじめに (2)薬=日課 (3)しおり (4)自分の薬をつくる――実例:私の場合 (5)つくるということ (6)みんなアウトプットの方法を知らない 2:ワークショップ「診察」 ▼企画書を書くという薬 ▼「否定する力」の使い方 ▼相談してみる ▼将来の夢は今すぐ叶えてみる ▼職業の枠を取っ払っていく ▼気持ちを深く汲み取れるのは特殊能力 ▼やりたくないことをしない ▼声になっていなかったものを声にする ▼個人の悩み、なんてものはない ▼研究する ▼健康の証 ▼適当なアウトプット ▼アウトプットについて、もう少し ▼自分にダメ出しをするということ ▼「自閉」という方法 ▼書けないとき、つくれないとき ▼聞いてくれるひと、見てくれるひと まとめ――私たちにとって最良の「薬」とは 非日常につける薬――あとがきにかえて
  • 風とにわか雨と花
    完結
    3.5
    全1巻748円 (税込)
    ぼくが九歳、姉の風花ちゃんが十二歳になった四月に、お父さんとお母さんは、離婚した。理由を訊いたら「今は説明してもわからないと思うので、言わない」ってお母さんは言った――じつは、父が専業作家を目指し、仕事を辞めたことが原因らしい。仕事に復帰した母と暮らす小学生の姉と弟は、休みのタイミングで、父が暮らす海辺の町へ行く。そこで出会う人々との交流で、子供たちは成長していく。また、ひとり家で待つ母にも、心情の変化が……。自分に素直に生きようする男と、その妻、子供たちのイマドキな家族のカタチを、それぞれの視点で繊細に描いた優しい小説を初文庫化!
  • いじめられっ子ノラ
    3.3
    1巻1,300円 (税込)
    実在の少女・典子の告白をもとに描く、「いじめ」とたたかった女子中学生と不思議な猫たちの物語。学校では友だちや上級生だけでなく、教師からもいじめぬかれ、安らぎのあるはずの家庭でも、両親が離婚し、幼児期から激しい虐待を受けて育ってきた典子。図書館の本と、放送室で聴ける音楽だけを楽しみに、けなげに生きる典子に否応なくつづくいじめは、典子が耐えれば耐えるほどに、エスカレートしていく。しかし、あるときを境に、典子はがぜん強くなる。もうやられっぱなしの典子ではなくなるのだ。その典子をまるで援護するように、街のノラ猫たちが典子をいじめた者たちを追い詰め、恐怖におとしいれる。給食にチョークの粉をまぜられ、トイレのモップで顔を拭かれ、お金を要求され、などは現実に典子に行われたこと。もしも自分が典子だったら、どこまでたえることができるだろうか? いじめる者の醜さ、弱さ、いじめられている者の悲しみがわかる本。
  • ぼくらの(超)記念日
    -
    『ぼくらの七日間戦争』につながる物語。瀬川さんがぼくらと廃工場で出会うまでの秘密! それは、ある大物の犯罪を知って、命をねらわれ、身をかくし、20年も息子さんと会っていない? ぼくらは、息子さんをさがすが、犯罪を暴かれることを恐れた敵が英治を誘拐して……! 瀬川さんのため、ぼくらも先生も、全員集合! 史上最大の敵と戦う! 感動の傑作。【小学上級から ★★★】
  • 〈銀の鰊亭(にしんてい)〉の御挨拶
    3.8
    百年の歴史を持つ邸宅が火事になり、主とその妻が亡くなった。遺されたのは火災のため記憶喪失になった二十七歳の娘・青河文と、由緒ある料亭旅館〈銀の鰊亭〉。甥の光は、妹を心配する母の頼みで美しき叔母と同居し、営業を再開した店で文とともに客への〈御挨拶〉をすることになった。すると、火事に疑問を持つ刑事が光の前に現れた――。
  • よみぐすり
    完結
    3.3
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「死にたい」に、代わる言葉が必要なんだと思う。 2012年より、自身の携帯電話の番号090-8106-4666を公開し、「いのっちの電話」として、現在も年間平均1万人を超える「死にたい人」の話を聞き続けている著者、坂口恭平。そんな著者が、死にたい人からの電話を受けた後、たびたびTwitterで記してきた、そして今も毎日書きまくっている、言葉たち。「死にたい」に代わる言葉を探す一連の運動の軌跡を厳選した言葉集。

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  • 一心同体だった
    4.1
    1巻1,870円 (税込)
    10歳~40歳の女同士の友情の濃密さ、繊細さ、そして女子の生き様を描き出した8編の連作短編集。自分の代で、なにかをちょっとずつ良くして、変えて、次の代につなぐ女性たちのバトンリレー。それぞれの年代の女子の友情がロンド形式でつながっていく、“わたしたちの平成30年史”。女子の生き様を丹念に描いてきた著者デビュー10周年の到達点!
  • 〈磯貝探偵事務所〉からの御挨拶
    3.5
    1巻1,870円 (税込)
    小樽にある高級料亭旅館〈銀の鰊亭〉で起こった火事にまつわる騒動から一年。その事件を機に、警察を辞め、私立探偵となった磯貝公太。開設祝いだと、かつての同僚刑事が持ってきた依頼は人捜し。それも、事務所の階下にあるギャラリーの店長の夫であるラノベ作家が失踪したという。〈鰊亭〉の事件で知り合った大学生の桂沢光、その叔母の青河文たちの協力を得ながら調査を進める磯貝だが……。
  • ハロー・グッドバイ 東京バンドワゴン
    4.0
    田町家が取り壊され増谷家・会沢家として生まれ変わろうとするなか、ついに〈かふぇ あさん〉の夜営業が始まる。見慣れないお客さんとともに、不思議な事件も舞い込み……。そして、藍子とマードックのイギリス生活にも大きな転機が。さまざまな変化や試みに、堀田家は「LOVE」を胸に挑んでいく。思わぬ場所での再会、知られざる過去との遭遇、甘酸っぱい恋の行方、切ないけれど前向きな旅立ち……。今年も賑やかで温かな、大人気シリーズ第17弾!
  • 祝祭と予感
    3.9
    コンクール入賞者ツアーのはざま、亜夜とマサルとなぜか塵が二人の恩師・綿貫先生の墓参りをする「祝祭と掃苔」。菱沼が課題曲「春と修羅」を作曲するきっかけとなった忘れ得ぬ教え子への追憶「袈裟と鞦韆」。幼い塵と巨匠ホフマンの永遠のような出会い「伝説と予感」ほか全6編。最終ページから読む特別オマケ音楽エッセイ集「響きと灯り」付き。
  • あおたん!―青矢先輩と私の探偵部活動―
    完結
    5.0
    「探偵部」に入部するため、北海道から東京の中学に入った美玖。だけど探偵部は廃部に!? 部活を復活させることを決意した美玖の前に、超エリート男子校生の青矢理生斗が現れ、「手伝う」と言ってきて――。わんぱく中学生×クールな天才高校生デコボコ探偵コンビが学校の事件に挑む!
  • 本からはじまる物語
    3.1
    森を飛びかう絵本をつかまえる狩人、ほしい本をすぐにそろえてくれる不思議な本屋、祖父がゆっくり本を読む理由、書店のバックヤードに隠された秘密……。1話5分、本の世界の魅力がつまった短編集。
  • 小説版ドラえもん のび太と鉄人兵団
    4.3
    藤子・F・不二雄の名作を瀬名秀明が小説化。 藤子・F・不二雄先生の不朽の名作漫画『大長編ドラえもん のび太と鉄人兵団』を、作家の瀬名秀明氏が小説化!  子どものころから大のドラえもんファンである瀬名秀明が描く、繊細で愛情あふれる本書。 漫画のコマとコマの間に流れるのび太たちの切ない心情を描いていきます。 解説は、同じくドラえもんファンの作家・辻村深月氏による書き下ろし。 ※この作品は単行本版『小説版ドラえもん のび太と鉄人兵団』として配信されていた作品の文庫本版です。
  • 死香探偵 尊き死たちは気高く香る
    3.8
    1~5巻704~726円 (税込)
    大人気「化学探偵Mr.キュリー」シリーズ著者の最新作! 「さて、現場の謎を嗅ぎ解こうじゃないか!」 特殊清掃員として働く桜庭潤平は、死者の放つ香りを他の匂いに変換する特殊体質になり困っていた。そんな時に出会ったのは、颯爽と白衣を翻し現場に現れたイケメン准教授・風間由人。分析フェチの彼に体質を見抜かれ、強引に助手にスカウトされた潤平は、未解決の殺人現場に連れ出されることになり!? 分析フェチのイケメン准教授×死の香りをかぎ分ける青年の、新たな化学ミステリ開幕!
  • テレビじゃん!
    5.0
    1969年、大人気バンドで、コントでも頭角を表しつつある「トレインズ」付き人として芸能界に足を踏み入れたチャコ(葛西靖之)。個性的なメンバーに振り回される中、事件が?昭和のテレビ業界エンタメ!
  • 選んだ孤独はよい孤独
    3.7
    地元から出ないアラサー、女子が怖い高校生、仕事が出来ないあの先輩……“男らしさ”に馴染めない男たちの生きづらさに寄り添った、切なさとおかしみと共感に満ちた作品集。
  • マイ・ディア・ポリスマン
    3.7
    童顔だけどカンの鋭さは超一流のお巡りさん。見た目はコワイけど相手の腹のうちが読める副住職。〈東楽観寺前交番〉、本日も異常…あり? 〈東楽観寺前交番〉に赴任したばかりの宇田巡は、童顔だけどカンは超一流のお巡りさん。幼馴染みで副住職の行成と話していたところ、電柱の陰に隠れてこちらを窺う女子高生を見つける。あおいと名乗る彼女はマンガを描くために写真を撮りに来たのだ。即興“撮影会”の後、巡はベンチにそれまでなかった財布があるのを発見。調べるうち、彼女がある技を使ったと気づき…。
  • 歩道橋シネマ(新潮文庫)
    3.5
    1巻781円 (税込)
    それは他愛のない噂だった。その日、その時間にその場所に行けば、かつて大事にしていた記憶に出会えると――。郷愁と不思議に彩られた表題作。学園のおぞましい秘密「球根」。偶然出会った光景が物語を生成する「皇居前広場の回転」。ある青年の死をめぐる驚愕の真実が明かされる「降っても晴れても」。憧憬、恐怖、諧謔、戦慄、衝撃、恍惚……あらゆる感情が押し寄せる小説の奇跡、全18話。
  • 愚かな薔薇
    3.8
    1巻1,980円 (税込)
    夏が近づく季節、母方の故郷・磐座を訪れた奈智。十四歳になると参加することになる二か月に及ぶ長期キャンプは、「虚ろ舟乗り」の適性を見極めるためのものだった。キャンプの本当の目的を知らないまま参加した奈智は、磐座の地や両親の死にまつわる因縁、謎めいた人物たちに翻弄されていく……。恩田陸が放つ、吸血鬼小説の新機軸! SF長編。
  • 花咲小路一丁目の髪結いの亭主
    4.5
    たくさんのユニークな人々が暮らし、日々大小さまざまな事件が起きる花咲小路商店街。 すらりと背の高いせいらちゃんが働く「バーバーひしおか」は、古きよき香りが漂うレトロな<理髪店>。 小柄な奥さん・ミミ子さんが切り盛りし、素敵に髪を整えてくれますが、店主の旦那さんはのんきに暮らしてばかり。 それもそのはず、旦那さんには思いもよらぬ<裏の顔>があって――
  • 動機探偵
    3.3
    1~2巻715円 (税込)
    令王大学の名村准教授は若き天才研究者。人工知能(AI)を進化させるため、人の心の「なぜ?」を解きあかそうとしていた。特任助手の若葉とともに、不可解な事件の謎に挑む。遺品として見つかった出所不明の日本刀、慣れない登山に挑んだ青年の事故死、突然の婚約破棄、息子に殺人の罪をなすりつけた父親――名村がたどりついた驚きの真相とは!?
  • ぼくらの(悪)校長戦争
    -
    青森の中学校で子どもたちに人気の先生が教頭、校長にいじめられている! 先生を救うため、ぼくらはみんなで東北へ! まずは、校長と教頭の仲を悪くさせる作戦を開始。つぎに、親の力でいばっている生徒をこらしめ、占い師になって、標的の大人をうまくダマし、体罰をふるう体育教師は、ユーレイのいたずら全開で、こわがらせる! ついには、校長と教頭が興奮の大決戦……!? ぼくらは知恵と勇気で、悪い校長をやっつける!【小学上級から ★★★】
  • いのっちの手紙
    3.9
    《目次》 はじめに 斎藤環 Ⅰ 傾聴/境界 【第一信】斎藤環→坂口恭平様 恭平さんの方法論は、「とんでもない」 【第二信】坂口恭平→斎藤環様 死にたい人に死なない方法を伝えているわけではないんです Ⅱ 治療/フィールドワーク 【第三信】斎藤環→坂口恭平様 どのくらい「技法」として意識していますか? 【第四信】坂口恭平→斎藤環様 苦しさや悩みには、一〇種類くらいのパターンしかありません 46 Ⅲ 脆弱さ/柔らかさ 【第五信】斎藤環→坂口恭平様 「活動処方療法」の効果を共同で研究してみたい 【第六信】坂口恭平→斎藤環様 今までの人生の中で一番マシだったことを聞いてみます Ⅳ 自己愛/承認欲求 【第七信】斎藤環→坂口恭平様 相談者とともに欲望を作り出しているようにも見えます 【第八信】坂口恭平→斎藤環様 自分の欲望ってのが、実は一番、どこにもない答えなんですよね Ⅴ 流れ/意欲 【第九信】斎藤環→坂口恭平様 「所有欲」について、どう考えていますか? 【第十信】坂口恭平→斎藤環様 創造するという行為が、至上の愛よりも強い喜びです Ⅵ 悟り/変化 【第十一信】斎藤環→坂口恭平様 恭平さんの境地は、幸福であり究極の自由であるように思います 【第十二信】坂口恭平→斎藤環様 人々もまた幸福のことを知っていると僕は確かに感じています おわりに 坂口恭平
  • 土になる
    4.3
    今、僕は自分自身と完全に一つになったような気がする。 それ以上の平安がどこにあるだろうか。 それが鳥であり、猫であり、虫じゃないか。 地に足をつけるとは、このことを言うのではないか。 土に聞くまでもない。僕が土になったのだから――。 有明海を望み、雲仙岳を見晴らし、故郷の河内につながる熊本の地で、師匠ヒダカさんの背中を見ながら畑を始めた。 日々畑に足を運び、成長する野菜たちと向き合うこと。 それは生まれてこのかた、土から遠く離されていたことに気づき、生命を取り戻していく過程そのものだった。 作ること、変化することをめぐる冒険。 作家、建築家、絵描き、音楽家などの多彩な顔を持ち、いずれの活動も国内外で高く評価される坂口恭平は、 自身の双極性障害(躁鬱病)体験から取り組む「いのっちの電話」相談員としても知られる。 ニューヨークタイムズ一面にインタビューが掲載されるなど、 その多岐にわたる活動が海外からも注目を集めている作家が、 「土になる」ことや近隣との交流、猫との触れ合いを通して、生きることを究めてゆく――。 『0円ハウス』(河出文庫)、『独立国家のつくり方』(講談社現代新書)、熊日出版文化賞受賞の『幻年時代』(幻冬舎文庫)に連なる著者の到達点。 ヘンリー・ソロー『森の生活』、現代版誕生!! 土になった坂口恭平の目玉を借りて、 僕らは日頃見えないものを目の当たりにするのだ ――土井善晴(料理研究家) 装画・口絵(16ページ) 坂口恭平
  • SF読書会
    4.0
    人気プロ作家によるブックガイド対談集 テキストは、古今東西の名作SF! 山田さんなら 恩田さんなら どう書きます? 山田正紀と恩田陸。多ジャンルで活躍する人気エンターテインメント作家二人が、古今東西の名作SFを、読みまくり、語りまくる。 題材は、半村良、アシモフ、小松左京、キング、萩尾望都など。自分だったらこのテーマでどう描くか、という実作者ならではの議論も白熱。 後半ではそれぞれの自作、『神狩り』、《常野》シリーズも俎上に……。 読書家必読のブックガイド対談集、待望の復刊! 半村良『石の血脈』『岬一郎の抵抗』 アシモフ『鋼鉄都市』『はだかの太陽』 時間を越える小説を求めて ル・グィン《ゲド戦記》 沼正三『家畜人ヤプー』 小松左京『果しなき流れの果に』 山田正紀『神狩り』 キング『呪われた町』『ファイアスターター』 萩尾望都『バルバラ異界』 『原点』との邂逅 特別対談:萩尾望都✕恩田陸 恩田陸《常野物語》
  • 隠れの子 東京バンドワゴン零
    3.8
    江戸北町奉行所定廻り同心の堀田州次郎と、植木屋を営む神楽屋で子守をしながら暮らしている少女・るうは、ともに「隠れ」と呼ばれる力を持つ者だった。州次郎はたぐいまれな嗅覚を、るうは隠れの能力を消す力を……。州次郎の養父を殺した者を探すべく、ふたりは江戸中を駆け巡る。それはまた隠れが平穏に暮らすための闘いだった。「東京バンドワゴン」シリーズのルーツとなる傑作時代長編小説。
  • 明日は結婚式
    4.0
    1巻1,650円 (税込)
    人生は、たくさんの人との繋がりで彩られていくんだね――。 明日に挙式を控えた、信用金庫勤めの井東春香と、パン屋の息子でデザイナーの細井真平。ごくごく普通に暮らす二人が、偶然の出会いから愛を育み夫婦になる。 家族で過ごす最後の夜、春香の両親と弟、そして祖母には、それぞれに伝えたい想いがあった。 一方、新しい家族を迎える細井家でも、実の母を早くに亡くした真平に、今だからこそ話しておきたいことがあり……。 結婚前夜を、当人たちとその家族の視点から紡ぐ感動の物語。
  • あたしたちよくやってる
    3.9
    「〝女の子らしく〟の呪いを解くことができるのは、〝自分らしく〟しかないのだから」(「ライク・ア・ガール」より)。だけど世の中、自分らしくあろうとするだけで、なにかと闘うことになる。年齢、結婚、ファッション、女ともだち――いつの間にか自分を縛っている女性たちの日々の葛藤を、短編とスケッチ、そしてエッセイで思索する34編。
  • プリンセス刑事
    3.2
    1~3巻719~800円 (税込)
    化学ミステリー「化学探偵 Mr.キュリー」シリーズで人気を博す著者が文春文庫に初登場! 美少女プリンセス×刑事ミステリー! 女王が国を統べる日本というパラレルワールドを舞台に、王位継承権を持つお姫様が刑事となって大活躍! 彼女を支える若手刑事とのバディものとしても楽しめる、とびきりキュートなミステリー。 憧れの刑事になった青年・芦原直人。 同じ課に配属された新人刑事は、なんと王女様!? 美しく気高いプリンセス刑事・白桜院日奈子だった。 直人は、あまりにも立場の違う王女とのコンビに戸惑いながらも、共通の話題を見つけ、また彼女の刑事という職業への真摯な思いに触発され、自らも変わっていく。 ふたりが挑むのは、凶悪な連続殺人犯ヴァンパイア。 ふたりは、さまざまな試練を乗り越え、事件を解決することができるのか――!? ふたりの“バディ”をとりまく、個性豊かな身辺警護役の刑事や、妹思いが過ぎる兄王子、などなど濃いキャラクターにも要注目です!
  • 二重螺旋の誘拐
    3.3
    誘拐は連鎖する!? 『このミステリーがすごい!』大賞優秀賞受賞作『ラブ・ケミストリー』(累計12万部突破)で人気を集めた著者による、緻密にして大胆な誘拐ミステリー! 大学に勤務する香坂啓介は、先輩・佐倉雅幸の一人娘・五歳の真奈佳に、妹の面影を重ねて可愛がっていた。ある日、帰らない真奈佳を心配する雅幸と妻・貴子の元に、誘拐を知らせる電話が……。啓介と雅幸の物語は、螺旋のように絡み合っていく――。巧緻なプロットと周到な伏線が、ド派手などんでん返しを演出します。
  • リケジョ探偵の謎解きラボ
    3.3
    1~2巻704円 (税込)
    ドラマ化もされた話題の短編に加え、『このミステリーがすごい! 』大賞作家書き下ろしBOOKに掲載された三編を一冊にまとめた連作短編集! 保険調査員の仕事は、死亡事故の発生に際し、保険会社から支払われる保険金に関して被保険者側に問題がないか調査・報告すること。 保険調査会社《懇誠リサーチ》の江崎に回ってくるのは、大学教授の密室での突然死や、田舎町の海岸でのサラリーマンの溺死など、不審死ばかり。 その「死」は果たして、自然死か他殺か――。 そんなとき、江崎は意中の人でiPS細胞の研究者・友永久理子に相談を持ちかける。研究最優先、男は後回し―― 熱血女性科学者・理系女子のリケジョ探偵が、「死」にまつわる謎を解く! 『このミステリーがすごい! 』大賞シリーズ。
  • リプレイ2.14
    3.8
    時間を巻き戻せるチャンスは10回。繰り返す死の運命から逃れられるのか!? 東大農学部院生の奈海は、バレンタインデーの朝、想いを寄せる同じゼミの本田の死体を発見してしまう。しかし、茫然自失する彼女の前に突如現れた青年が、「時間を巻き戻し、愛する者を救う機会を与える」と言い出して……。奈海は本田の命を救うため、時間を遡ることを決意。だが、本田が密かに開発していた惚れ薬も絡み、事態は思わぬ方向へ。果たしてふたりの運命やいかに? 『このミステリーがすごい! 』大賞優秀賞受賞作家が贈る、青春タイムリープ×ミステリー。
  • 研究公正局・二神冴希の査問 幻の論文と消えた研究者
    3.2
    「あなたは、サイエンスを愛していますか?」 興国科学研究所に勤めるクビ寸前の研究員・円城寺は、突然センター長の呼び出しを受けた。 2年前に論文捏造の疑惑で日本中を騒がせた“PAX細胞”についての論文が、今になって再び投稿されたというのだ。 三人の執筆者のうち一人は失踪、一人は怪死といういわくつきの論文。いったい誰が、何のために投稿したのか。 調査を命じられた円城寺の前に、一人の女性が現れる。 文部科学省・研究公正局から派遣されてきた、サイエンスを愛するキレ者役人・二神冴希。 彼女の強引な調査手法に辟易としながら、円城寺は捏造論文投稿の真相に迫っていく――。
  • スタンダップダブル!
    4.0
    三十一歳を目前に北海道支局に「飛ばされ」た、全国紙スポーツ記者の前橋絵里。そこで出会った弱小の神別高校野球部が、旭川支部予選を勝ち上がっていく。彼らの不思議な強さの「秘密」に惹かれた絵里はやがて、ナインが甲子園を目指す特別な「理由」を知る。その中心には、見た目はそっくりで性格が対照的な、エースの青山康一とセンターの健一という双子がいて……。野球を知らなくてもワクワクして元気が出るハートフル・エンターテインメント、待望の文庫化!(解説・大矢博子)
  • 日曜日は青い蜥蜴
    3.7
    1巻1,650円 (税込)
    少女時代のエピソードあり、笑える読書日記あり、真摯で豊かなレビューあり……。約10年ぶりに放たれる待望の新刊エッセイ集! 書き下ろしあとがき収録。
  • ぼくらの復活大作戦
    -
    イタリアへサッカー留学していた木俣が帰ってきた。英治は6名になったサッカー部の復活に乗りだす! 相原と部員集めを始め、ルミをマネージャーに、働きながら定時制に通うもぐら、足の速い武藤、ふたご兄弟、才能はあるが問題児の木島をスカウトする。ところが、もぐらの給料が部室から盗まれた! もぐらを助けるため、『百歳めん』という新商品を作り、大成功。どろぼうも捕まえるが、木島が親の借金のせいで人質に……。つぎつぎと起こる事件に、ぼくらは絶対あきらめない! 悪い大人と全面戦争!【小学上級から ★★★】
  • 猫と妻と暮らす 蘆野原偲郷
    4.0
    1~2巻671~748円 (税込)
    ある日、若き研究者・和野和弥が帰宅すると、妻が猫になっていた。じつは和弥は、古き時代から続く蘆野原(あしのはら)一族の長(おさ)筋の生まれで、人に災厄をもたらすモノを、祓うことが出来る力を持つ。しかし一族の出でない妻が、なぜ猫などに? これは、何かが起きる前触れなのか? 同じ里の出で、事の見立てをする幼なじみの美津野泉水らとともに、和也は変わりゆく時代に起きるさまざまな禍(わざわい)に立ち向かっていく。
  • ラブ・ケミストリー
    3.6
    大好評、第9回『このミステリーがすごい!』大賞優秀賞作。「前代未聞空前絶後の有機化学ラブコメ。いやもう爆笑です」大森望(翻訳家・書評家)はじめ、「見事にだまされた! 」「爽やか青春物!」「爽やか恋愛物語」など読者の声続々! 待望の文庫化です。有機化学を専攻する大学院生・藤村桂一郎は、化学化合物の合成ルートを瞬時に見つけることができる理系男子。しかし研究室の新人秘書に初めて恋をしたとたん、その能力を失ってしまう。そんな彼のもとに、カロンと名乗る死神が「あなたの望みを叶えてあげる」と突如現われて……。超オクテの草食&理系男子の初恋は成就するのか?
  • 猫色ケミストリー
    3.7
    第9回『このミステリーがすごい!』大賞・優秀賞受賞作家が描く、人気有機化学ミステリー・シリーズ第2弾がついに文庫化です! 計算科学専攻の大学院生・明斗は、落雷により、野良猫と同級生の女子院生スバルらとともに意識を失う。気がつくと明斗の魂はスバルに、スバルの魂は野良猫に入れ替わっていた! 元にもどるため奔走する二人は、猫の餌から、研究室で違法な薬物の合成事件が起きていることに気づく。餌に違法薬物を混入した犯人の目的は? 果たして二人は元の体にもどれるのか!?
  • 科警研のホームズ
    3.6
    1~3巻704~709円 (税込)
    大人気「化学探偵Mr.キュリー」シリーズの著者が描く、初の科学捜査ミステリー! 科学警察研究所・本郷分室にやってきた三人の研修生たちは、科警研の仕事に興味を示さない室長・土屋の態度に困惑する。 かつての彼は科警研の研究室長を務め、鋭い洞察力と推理の切れ味で、警察関係者から「科警研のホームズ」と称されていたらしいが……。 自分たちの成長のため、三人だけで事件の調査に邁進する研修生たち。 しかし、彼らが行き詰まったとき、土屋のホームズばりの頭脳が目まぐるしく動きだす!
  • 化学探偵Mr.キュリー3
    3.7
    1~10巻682~726円 (税込)
    体調不良を引き起こす呪いの藁人形、深夜の研究室に現れる不審なガスマスク男、食べた者が意識を失う魅惑の《毒》鍋。次々起こる事件を、Mr.キュリーこと沖野春彦と庶務課の七瀬舞衣が解き明かす――が、沖野の前に、かつて同じ研究室で学び、袂を分かった因縁のライバル・氷上が現れた。彼は舞衣に対し、沖野より早く事件を解決してやると宣言し!?
  • 化学探偵Mr.キュリー
    3.7
    1~10巻682~726円 (税込)
    構内に掘られた穴から見つかった化学式の暗号、教授の髪の毛が突然燃える人体発火、ホメオパシーでの画期的な癌治療、更にはクロロホルムを使った暴行など、大学で日々起こる不可思議な事件。この解決に一役かったのは、大学随一の秀才にして、化学オタク(?)沖野春彦准教授――通称Mr.キュリー。彼が解き明かす事件の真相とは……!?

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  • エヴリブレス
    4.3
    永遠の世界で、人を愛し続ける切なくも確かなラブストーリー。言葉は呼吸(ブレス)の間にあるってこと、教えてくれたのはあなた。 夏休みはいつまで続く? いつまで私たちは仲良しでいられる? ほら、あそこ、“帚星”…。圧倒的な大きさの渦と虹色の輝き。杏子と洋平、幼い二人が見た目映い光景がその世界に再現される―。“BREATH”と呼ばれるバーチャルワールドと現実世界が奇妙にシンクロする、切なくも確かなラヴ・ストーリー。呼吸が合ったとき、想い出も重なる。
  • きのうの世界 上下合本版
    -
    上司の送別会から忽然と姿を消した一人の男。一年後の寒い朝、彼は遠く離れた町で死体となって発見された。そこは塔と水路のある、小さな町。失踪後にここへやってきた彼は、町の外れの「水無月橋」で死んでいた。この町の人間に犯人はいるのか。不安が町に広がっていく。恩田陸がすべてを詰め込んだ集大成。 他殺か事故か。 町の外れの「水無月橋(みなづきばし)」で死んでいたのは、一年前に失踪したはずの男。 ようこそ、ここは、塔と水路の町。 上司の送別会から忽然と姿を消した一人の男。一年後の寒い朝、彼は遠く離れた町で死体となって発見された。そこは塔と水路のある、小さな町。失踪後にここへやってきた彼は、町の外れの「水無月橋」で死んでいた。この町の人間に犯人はいるのか。不安が町に広がっていく。恩田陸がすべてを詰め込んだ集大成。 飼い犬の「トラ」とともに暮らす、76歳の一卵性双生児、華代と虹枝。彼女たちはいつも同じ時間に散歩をする。水無月橋で一人の男が死んだあの日も。そして、二人は思い出す。バス停に捨てられた赤い印のついた地図のことを。 「ねえ、雨はどうやって数えるの? ほら、『ひと雨来た』っていうじゃない?」 「あのねえ、雨を数えてはいけないよ。雨を数えると鬼が来るよ――」
  • 黒と茶の幻想 上下合本版
    3.0
    1巻1,210円 (税込)
    太古の森をいだく島へ――学生時代の同窓生だった男女四人は、俗世と隔絶された目的地を目指す。過去を取り戻す旅は、ある夜を境に消息を絶った共通の知人、梶原憂理(ゆうり)を浮かび上がらせる。あまりにも美しかった女の影は、十数年を経た今でも各人の胸に深く刻み込まれていた。「美しい謎」に満ちた切ない物語。 美しい謎が去来する永遠の島を目指して 太古の森をいだく島へ――学生時代の同窓生だった男女四人は、俗世と隔絶された目的地を目指す。過去を取り戻す旅は、ある夜を境に消息を絶った共通の知人、梶原憂理(ゆうり)を浮かび上がらせる。あまりにも美しかった女の影は、十数年を経た今でも各人の胸に深く刻み込まれていた。「美しい謎」に満ちた切ない物語。
  • はじめましてを、もう一度。
    3.5
    「付き合ってください」。高校二年のリケイ男子・北原恭介は、クラスの人気者・佑那から突然、告白された。断ったら、夢のお告げで、俺は「ずばり、死んじゃう」らしい。思いがけず始まった、謎だらけの関係!しかし自然と想いは深まっていく。だが、夢の話には裏が――。彼女が言えずに抱えていた、重大な秘密とは?泣けるラブ・ミステリー。
  • ずっと一年生!? トラブル解決大作戦
    5.0
    私立の生生学園は、自由な学校として有名で、ここには、信じられない生徒・倉地麻美がいる。あだ名はマミー。去年も一昨年も、一年生!? 休み時間には、自分で作ったお菓子を販売し、生徒にも先生にも大人気。マミーの料理は超うまい! ところが、マミーの学校は、トラブルもいっぱい! 校長の高価なツボを割ったり、迷惑な先生に仕返しをしたり、運のない受験生を助けたり……!? おもしろい事件や、コミカルなイベント、いたずらの連続!!! トラブルメーカー&トラブル解決人のマミー! 先生よりもえらい一年生が大活躍! 『ぼくらの七日間戦争』宗田理による大爆笑の1冊!【小学中級から ★★】
  • 現実脱出論 増補版
    4.0
    私たちが「現実」だと思って縛られているものから自由になる! 17歳のときに、98歳で死期を迎える自分を設定して楽になった話。「脳の誤作動」である鬱状態に陥ったらどうするか。「半現実」のつくりかた、など目の前の「現実」が違って見え、驚きの世界を体験できる本。文庫化にあたり、最終章「現実創造論」を書き下ろし、さらに健康になる具体的な方法を伝授。
  • お金の学校
    4.2
    お金に関する今世紀最大の発見(!?) 「流れ」とは何か。 noteでの無料公開時に30万PVを超え、圧倒的熱狂の1週間を 作り出し、その後完全予約制のオリジナル出版で初版5000部 を売り切った「お金の学校」が普及版として満を持して登場。 流れがあれば、お金も人も仕事もすべて動き出す。 鬼才、坂口恭平がすべてをさらけ出して伝える「幸福」への道。 【著者より】 お金をみなさん毛嫌いしているところがあります。 明晰な方でも、お金は疎くて、みたいな感じで敬遠してしまう人もい ます。それではいつまでたってもお金との関係が良くなりません。 ここはお金の学校です。 まずはお金のことを大好きになってください。 大丈夫、きっとうまくいくよ。 【目次】 1:オリエンテ―ション 2:入学金について 3:まずは企画書を書く 4:お金とは時間である 5:僕の印税についての楽しい話 6:経済=「大丈夫、きっとうまくいくよ」と自分に声をかけること 7:頭の中(お花)畑だよねあんた 8:文藝春秋にとっての王とは何か? 9:模倣を三つ揃えると経済になる――坂口恭平の経済史1 10:健康という経済――坂口恭平の経済史2 11:卒業式:祝辞 たかちゃんへの返礼
  • カレンダーボーイ
    3.7
    ある朝目が覚めたら、小学五年生に逆戻り!? 社会人としてそれなりの地位を築いてきた二人の男が、眠りについて目が覚めるごとに現在と過去を行き来するようになってしまう。 二人は過去を変えることで、ある人を救うことができると気づく。 あたたかな切なさに満ちた物語。
  • 青矢先輩と私の探偵部活動
    4.0
    かつて母が在籍した「探偵部」に入部するために東京へ越してきた美玖。しかし探偵部はすでに廃部になっていた。探偵部復活を目指して活動する中で、美玖は天才高校生・青矢と出会う。女子禁制の超進学校に通う青矢の命令で、会う時はいつも男装。それでも美玖は青矢の探偵としての才能に惹かれていく。男装少女と孤高の天才が立ち向かう、不可解な謎たち。凸凹コンビの探偵部活動がいま始まる!
  • ぼくらの秘密結社
    -
    ぼくらは、外国人の林さんを助けることになった。林さんは、密入国組織に命を狙われている。ところが、ひとみとひかるが捕まって誘拐された!? 監禁された場所をつきとめ、ぼくらは総攻撃。しかし、英治の家に殺し屋から電話がかかってきた。家も知られ、英治まで命の危険が迫り……。ぼくらは秘密結社KOBURAを結成する! BOKURAを並べ替えてKOBURA。廃ビルを仕掛けがいっぱいの秘密基地に改造し、国際犯罪組織との戦いが始まる!【小学中級から ★★】
  • 新説 狼と香辛料 狼と羊皮紙(1)
    4.2
    狼と香辛料の新シリーズ『狼と羊皮紙』がコミックで登場! ホロとロレンスの娘ミューリの旅の物語。
  • ヴァンパイア探偵 --禁断の運命の血--
    値引きあり
    3.7
    史上最も血液を愛する探偵、ここに誕生!  森に囲まれた紅森市は、昔から殺人事件が多いことで有名だ。紅森署に勤める刑事の桃田遊馬は、日々、難事件と格闘している。そんな彼が頼りにするのは、古い屋敷で血液の研究をしている幼なじみの天羽静也。血液のスペシャリストである静也は、遊馬が半ば強引に持ち込んでくる事件の血液分析を担当し、捜査に協力している。華奢な長身に実験用の黒衣をまとった彼を人は“ヴァンパイア”と呼ぶが、本人はその渾名をひどく嫌っている。  絞殺された大学教授と衣服に付いた血痕の謎。同棲していた女を殺して逃亡中の男と巡査刺殺事件の謎。バラバラ殺人と思われる“リストマン事件”と「運命の血」の謎。殺された女性の首に残された痕と監視カメラに映ったヴァンパイアのような風貌の人物の謎――  そして、ついに明かされる静也自身の“秘密”とは!?  イケメン刑事&ミステリアスな血液研究者の幼なじみコンビが“血”を手がかりに難事件に挑むブラディ・ミステリー開幕!
  • 花咲小路三丁目北角のすばるちゃん
    4.0
    たくさんのユニークな人々が暮らし、日々さまざまな事件が起きる花咲小路商店街。 にぎやか商店街の裏には、真っ赤なシトロエンが看板代わりの駐車場<カーポート・ウィート>があるのです。 若社長・すばるちゃんが営むカーポートを訪れるのはいろんな車。ときには厄介ごとも乗せてきて――

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