川本コオ一覧

  • 鯨魂(1)
    完結
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    銭貫一二三(ぜにつら・ひふみ)は数多くの娯楽事業体を傘下に収める巨大会社・マリリンの総帥。「銭の操り人形になるやつはアホだ! 銭ってのは操るもんだ!」と主張し、金儲けに、女にと、人並み外れたパワーを発揮するその様を人は“怪物”“鯨”と称する。銭貫を通して現代社会の本質を鋭く描く社会派大作!
  • さすらい獣 1
    完結
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    1968年のメキシコオリンピックで金メダルを確実視されていた大学ボクシング界の英雄・拝島猟は、大会を前に姿をくらます。それは、彼の二つ違いの弟が暴力団のイカサマ博打で多額の負債を背負いこんだのが理由であった。拝島の指をカタに借金をチャラにという条件であったが、その約束も破られ、弟が通う大学に博打の件をバラされた。大学を追い出された弟は、それを苦に自殺。人生を狂わされた拝島は、暴力団への復讐のために、いまや三界に身の置き所のない「さすらい獣」になったのである。
  • 創業社長 1
    完結
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    「買ってやってもいいぜ、ただしお前の身体ごとだ」。太平洋戦争からひとり生還した猪狩功(いかりいさお)は殺伐とした焼け野原で生きるため、2人の孤児と闇市で商品を販売中、怪しい男・衣笠と出会う。大金と引き換えに、米軍の物資を横流しするという死と隣合わせの仕事をするが…。今、この東京に一番大事なものは食料と物資だ。その確保のため正式な流通業を始める。先がどうなるかわからない。この混乱の時代をどう生きるか。何もないところから巨大な店舗を各地に切り開いていく創業社長物語。
  • 旅の旗 1
    完結
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    一匹狼の旅行代理店「旗ツーリスト」の社長、旗康弘。社員は元ファッションモデルの秘書・亜矢子だけ、銀座の裏通りに小さな事務所を構える会社とも呼べないような規模の会社だが、旗の胸にはいづれは大手旅行代理店へと成り上がる野望が熱くたぎっていた。偶然宿泊した熱海の中堅温泉旅館が大手旅行代理店の覆面調査員によって代理店契約を切られる現場に居合わせた旗は、代わりに自分の会社が客を連れてきてやると豪語し代理店契約を結ぶ。集客のために旗がぶち上げたアイデアは、なんと伊豆で10万人規模の音楽イベントを開くというものだった!旅行業界の裏側を描きながら展開する痛快ストーリー!
  • ネロの牙 1
    完結
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    夫を海で亡くし発狂した女は若い漁師たちの慰みものとなり、やがて誰が父親だかわからない赤子を産み落とした。赤子は診療所の医師夫婦に引き取られ、夫婦が以前飼っていた猫と同じ「ネロ」という名を与えられる…。美しい少年へと成長したネロは14才の時に初体験を経験し、同時に初めての殺人を犯す。どん底の境遇から逃れるため生まれた漁師町に火をつけ東京へと出奔したネロは、マコという少女と出会い…。悲惨な境遇の中で成り上がることを夢見て、そのためには凶行もためらわないネロとマコの青春を描く衝撃作。
  • 皮肉な人生 1~エンターテイナーの時代~
    完結
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    アメリカ南西部、グランドキャニオン――。一人の天才が突き抜けるような夏の空をじっと見つめていた。一瞬の空の色を待ち、ここぞというタイミングで撮影が始まる。危険なテイクを二度も三度も……男の名は山木真吾。世には「天才」と称されているCM監督。妥協を知らず、美とテーマを追求したその作風はコンクール受賞の常連だが、使う予算も天井知らずで、スポンサー受けはそれほどでもなかった。自分の納得のいく仕事をすること以外に目もくれない山木だったが、会社の経営陣、スタッフ、そして愛する彼女との間にいつしか『ズレ』が生じ始めていき……。仕事や生き方は違えど己の価値観にこだわり戦い続ける孤独な男たちの人生の描いた作品集。
  • 風雲の館 1
    完結
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    西嶺安三郎は一代にして、鉄道・不動産・観光・ホテルなどの一大事業群、西安鉄道コンツェルンを創りあげた財界の怪物である。自らはコンツェルンを率いるとともに、政治家として参議院議長の要職をつとめている。安三郎は「男は女を抱けなくなったら終わりだ」と言い、何人もの妾を作っている。セックスしている所を実の息子に見せつけたり、自ら仕込んだ女を与えたりもしていた。そんな豪快な安三郎の息子の康彦と邦隆は異母兄弟で、タイプも全く異なる二人だった。後継者に選ぶのは康彦か邦隆か!?経営者の生き様から熾烈な後継者争いまで楽しめる社会派ヒューマンドラマの決定版!
  • ブルーセックス
    完結
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    「由美っぺは一緒に遊んじゃるいうたら見せてくれるんじゃ」、「ズロース脱いで見せてくれる」。そんな話を聞いたガキ大将のタケシや仲間達と一緒に、少年時代の私は由美の家を訪れた。タケシは由美を河原に連れて行くと、下着を脱ぐよう命令する。それは魚獲りとかチャンバラごっことは違う禁じられた遊びの世界だった…(「忘れな橋」)。──少年少女の危うい心理を叙情的に描いた短篇集。
  • マンガ高田好胤まごころ説法 1
    完結
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    戦後間もない奈良の薬師寺。164本もの樹木を倒し、1000枚以上の瓦を吹き飛ばした挙句、徳川時代の建物に大きな損害を与えた大型台風。しかし、その台風の威力を受けたにもかかわらず、1300年の歴史を持つ三重塔は立っていた。この強大な塔を見ていた僧侶の高田好胤(こういん)はあることに気づく。この塔には目に見えないところに材料をぎっしり使い強度を保っているのだと。人間も人の目に触れないところで努力することが必要なのだと。分かりやすい法話に「話が面白いお坊さん」、「語りのエンタテイナー」とも呼ばれ、金堂、西塔など薬師寺の伽藍の復興に尽力し、写経勧進に生涯をささげた高田好胤を描く史実マンガ!
  • 猛毒商売 極道血聞録1
    完結
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    嵯峨空恵寺住職・鬼丸法眼、古物商『紅屋』店主・井山憲太郎、飲食店経営・新川秀夫の三人は元ヤクザ。すでに解散消滅した梅原組の元組長・梅原周三の世話を続けている。もうボケも入り放蕩三昧を続ける梅原のために、トラブルや借金の連続で、ほとほと嫌気がさしていたが、それでも三人は元組長を見捨てられずにいた。梅原の作った賭場の借金1000万円を払える見込みがなく、新川たちは取り立てにきた暴力団壬生会若頭・森本を殺してしまう。壬生会の報復で井山は右手を失うが、9歳の投げナイフの達人・リッキーを使って壬生会組長を暗殺した。リッキーの姉でスケバンの君江は鬼丸の愛人になる。そして抗争の末、新川は重傷を負い、井山は死に、鬼丸は警察に捕らえられてしまい……。

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