山本八千代作品一覧

  • 認知症 よりそう家族の知恵と工夫
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    本書は、認知症の家族支援プログラム等で出会った介護家族の視点で書かれており、第1章認知症の医学情報、第2章認知症の人の家族介護者の対応と工夫、第3章社会資源・社会制度となっている。特に介護家族との出会いの中から創作されたエピソードが随所に挿入されており、分かりやすく、介護者の共感を得るものとなっている。また認知症という言葉に戸惑い、これからの介護をどうしたらよいかと悩んでいる人にとって道標となるような具体的知恵と工夫が紹介されている。
  • リプロダクティブ・ヘルスを支える
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    私たちNPO法人FOSC(フォスク)が支援する「困難をかかえる女性たち」は、生育した家族のこと、成長する過程で起こったこと、相談した時点の家族のこと、パートナーの特性やパートナーとの関係性、仕事や収入のことなど、多くの複合した問題を抱えている。さらに貧困と孤立という課題と戦い、貧困は、家屋や生活に必要な物がないなどの物理的貧困、低賃金で生活する資金がないという経済的貧困である。 しかしこれらに加えて、健康を維持するための知識が乏しい、人とのつながりが乏しいなどの貧困も抱えている。リプロダクティブ・ヘルスの問題を抱える当事者は、社会の片隅で一人孤立している。そのため、周囲の人が当事者の回復の鍵を握る。それは例えば友人やきょうだい、その他の家族であるが、職場の同僚や健康管理者などとということもある。当事者が子どもの場合は、保育園、幼稚園、小中高等学校の関係者ということもある。 こうした周囲の人が支援システムへのつながりをつくる人となる。当事者の方が一刻も早く支援システムにつながり、回復することを願いNPO法人FOSC(フォスク)が蓄積したきた知識を多くの人と共有することで多くの人の問題意識が深まっていくと思われる。
  • リプロダクティブ・ヘルス 支援の現場から
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    日本女性のかかえるリプロダクティブ・ヘルスの課題を説明する。 女性の心と体を守る相談、月経トラブル、避妊方法、妊娠ではないか、妊娠はとても困る、性感染症にかかったのではないか、などの内容は、家族のこと、生育歴のこと、仕事や収入のこと、貧困、相手の特性や関係性など、単純でない独自の背景が読み取れる、またDV、デートDVに苦しむ女性などがいる、こうした実態を著作物として出版する。

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