松崎有理作品一覧

  • あがり-Sogen SF Short Story Prize Edition-
    5.0
    舞台は「北の街」にある古い大学。語り手の女子アトリと同じ生物学研究室に通う、幼馴染みの男子学生イカルが、一心不乱に奇妙な実験をはじめた。イカルはそれを、「亡くなった心の師を追悼する実験だ」と言い張るのだが……。少しだけ浮世離れした、しかしあくまでも日常的な空間――夏休みの閑散とした大学で、人知れずおこなわなわれた秘密の実験と、予想だにしなかったその顛末とは? 理科系のセンスに満ちた、期待のアイデア派新人が登場! 応募総数612作から大森望・日下三蔵・山田正紀が選出した、第1回創元SF短編賞受賞作。選評付き。(本電子書籍は、『年刊日本SF傑作選 量子回廊』(創元SF文庫版 2010年7月初版発行)に掲載の、受賞作短編である「あがり」を電子書籍化したものです。同名の書籍(『あがり』 創元日本SF叢書版 2011年9月初版発行、創元SF文庫版 2013年10月初版発行)及び、『量子回廊』全ての電子書籍版ではございませんので、ご注意ください。)

    試し読み

    フォロー
  • 未来への脱獄-Time : The Anthology of SOGEN SF Short Story Prize Winners-
    -
    刑務所に収監された語り手は、未来から来たと主張する受刑者の男と親しくなる。男は、資料も材料も足りない塀の中でタイムマシンを製造しようと奮闘をはじめるが……。男の驚くべき、そして哀しい選択とは。第1回創元SF短編賞を「あがり」で受賞した著者が贈る時間SF短編。※本電子書籍は、『時を歩く 書き下ろし時間SFアンソロジー』(創元SF文庫 2019年10月31日初版発行)に収録の「未来への脱獄」のみを電子書籍化したものです。『時を歩く 書き下ろし時間SFアンソロジー』全ての電子書籍版ではございませんのでご注意ください。
  • 痩せたくないひとは読まないでください。-Genesis SOGEN Japanese SF anthology 2019-
    -
    国が総力をあげて国民の健康増進に取り組むようになった未来。主人公はとある理不尽な理由で会社を解雇され、それどころかとんでもない国家プロジェクトに巻き込まれてしまう。究極のデスゲームを生き残るため、彼女が思いついた方法とは。読むとお腹が空いてくる? それとも――※本電子書籍は、『Genesis 白昼夢通信』(東京創元社 2019年12月20日初版発行)に収録の「痩せたくないひとは読まないでください。」のみを電子書籍化したものです。『Genesis 白昼夢通信』全ての電子書籍版ではございませんのでご注意ください。
  • あがり
    3.4
    舞台は、〈北の街〉にある蛸足型の古い総合大学。語り手の女子学生と同じ生命科学研究所に所属する幼馴染みの男子学生が、ある日、一心不乱に奇妙な実験を始めた。亡くなった心の師を追悼するためだ、と彼はいうのだが……。夏休みの閑散とした研究室で密かに行われた、世界を左右する実験の顛末とは? 少しだけ浮世離れした、しかしあくまでも日常的な空間――研究室を舞台に起こるSF事件。第1回創元SF短編賞を受賞した表題作に始まる、理系女子ならではの大胆にして繊細なアイデアSF連作全6編。

    試し読み

    フォロー
  • イヴの末裔たちの明日-Genesis SOGEN Japanese SF anthology 2018-
    -
    AIの進歩が人間の仕事を奪う「技術的失業」が社会を席巻するなか、ついにぼくも職を失ってしまった。すでに実施されているベーシックインカムの給付金だけでは暮らしていけない。人間にしかできない仕事は……と考えて探し当てたのは、高額報酬の、新薬の治験アルバイトだった。採用されたぼくはクライアントのもとへ向かうが。『あがり』の松崎有理が贈る青春SF。※本電子書籍は、『Genesis 一万年の午後』(東京創元社 2018年12月21日初版発行)に収録の「イヴの末裔たちの明日」のみを電子書籍化したものです。『Genesis 一万年の午後』全ての電子書籍版ではございませんのでご注意ください。
  • イヴの末裔たちの明日 松崎有理短編集
    4.3
    人生の岐路で、あなたはどうする? 自分は未来人だと主張し、材料も資金も足りない刑務所内で未来に帰るためのタイムマシン製造に勤しむ受刑者のかなしい決断「未来への脱獄」、長く未解決だった数学予想の証明に取り憑かれた青年と、暗号解読に人生のすべてを捧げた宝探し人の行く末を追う「ひとを惹きつけてやまないもの」など全5編。さまざまな“極限”に直面した人々がそれぞれ選びとる、未来の物語。/【収録作】「未来への脱獄」/「ひとを惹きつけてやまないもの」/「イヴの末裔たちの明日」/「まごうかたなき」/「方舟の座席」*本電子書籍は、『イヴの末裔たちの明日 松崎有理短編集』(創元日本SF叢書 2019年11月初版発行)を電子書籍化したものです。
  • 嘘つき就職相談員とヘンクツ理系女子【電子特典短篇付き】
    3.0
    無口で人づきあいが苦手な理系女子のシーノは就職にあぶれ、就職相談員・蛇足軒の秘書になった。日々やってくる妙な求職者たちに、鮮やかな詭弁で適職を与えていく蛇足軒。それを見ているうちにシーノは……
  • 架空論文投稿計画
    3.3
    1巻1,100円 (税込)
    蛸足大学の助教・ユーリー小松崎は、ある事件がきっかけで学問世界の危機を痛感。それを実証しようと、駆け出し作家の松崎有理と、内容でたらめ、嘘八百の論文をでっちあげ、学術誌に投稿する実験を計画! しかし、正義を振りかざし、不埒な研究者を取り締まる、と自称する謎の機関「論文警察」の魔手が彼らに迫る!? 抱腹絶倒の架空論文満載でおくる、著者ならではのサイエンス・ユーモア・サスペンス!
  • 5まで数える
    4.1
    「5まで数えられないと天国へ行けない」という伝承に怯える少年と教会の幽霊の交流を描く表題作ほか、ホラーとSFの融合がテーマの世にも奇妙な6つの物語。
  • シュレーディンガーの少女
    3.9
    BMIを理由に会社を解雇された主人公の元に、政府からダイエット企画の参加者に選ばれたという通知が届く。それは“敗者は死なねばならない”というルールのデスゲームだった(「太っていたらだめですか?」)。すべての人は例外なく、65歳の誕生日を迎える前後で死ぬ。64歳になった紫は、人生の目標をほぼ達成していたが、スリの子どもから被害に遭いかけ、追いかけていったすえにその子を手元に引き取ることに……(「六十五歳デス」)。さまざまなディストピア世界を生きのびる、パワフルで勇敢な女性たちの物語。あとがきに自作解説を含む。/【目次】六十五歳デス/太っていたらだめですか?/異世界数学/秋刀魚、苦いかしょっぱいか/ペンローズの乙女/シュレーディンガーの少女/著者あとがき
  • Genesis 一万年の午後
    3.6
    創刊号はベテラン堀晃を筆頭に、松崎有理、宮内悠介、高山羽根子、倉田タカシなど現在の日本SF界を牽引する俊英のほか、次世代を担う新鋭・久永実木彦、ライトノベル界で活躍する秋永真琴・宮澤伊織の新作短編を収録。日本SFの新たな潮流を創るオリジナル・アンソロジー誕生。【収録作】久永実木彦「一万年の午後」/高山羽根子「ビースト・ストランディング」/宮内悠介「ホテル・アースポート」/加藤直之 エッセイ「SFと絵」/秋永真琴「ブラッド・ナイト・ノワール」/松崎有理「イヴの末裔たちの明日」/吉田隆一 エッセイ「SFと音楽」/倉田タカシ「生首」/宮澤伊織「草原のサンタ・ムエルテ」/堀晃「10月2日を過ぎても」
  • Genesis されど星は流れる
    3.6
    ベテランから日本SF界の未来を担う新鋭まで、現代SF界を牽引する書き手が集結。新時代を創る書き下ろしアンソロジーシリーズ第3巻。/【収録作】宮澤伊織「エレファントな宇宙」/空木春宵「メタモルフォシスの龍」/オキシタケヒコ「止まり木の暖簾」/池澤春菜×下山吉光〔対談〕「プロの覚悟を届けたい――朗読という仕事」/松崎有理「数学ぎらいの女子高生が異世界にきたら危険人物あつかいです」/堀晃「循環」/宮西建礼「されど星は流れる」/折輝真透「蒼の上海」/第11回創元SF短編賞選考経過および選評/ちいさなあとがき/編集部より
  • Genesis 白昼夢通信
    3.5
    ベテランから日本SF界の未来を担う新鋭まで、現代SF界を牽引する7名が集結! 新時代を創る書き下ろしアンソロジーシリーズ、第2巻。【収録作】高島雄哉「配信世界のイデアたち」/石川宗生「モンステリウム」/空木春宵「地獄を縫い取る」/中村融〔エッセイ〕「アンソロジーの極意」/川野芽生「白昼夢通信」/門田充宏「コーラルとロータス」/西崎憲〔エッセイ〕「アンソロジストの個人的事情」/松崎有理「痩せたくないひとは読まないでください。」/水見稜「調律師」/ちいさなあとがき/編集部より
  • 代書屋ミクラ
    3.6
    3年以内に一定水準の論文を提出できない研究者は大学を去れ――通称「出すか出されるか法」が施行された。北の街にある蛸足大学を卒業したミクラは、困った教授らの論文を代筆する代書屋の見習いとなる。癖のある研究者の出す難題と格闘するミクラだが、次々現れる恋の相手への妄想が膨らみ、仕事は行き詰まりがちになる……。理系男子の、不思議でキュートな世界。
  • 時を歩く 書き下ろし時間SFアンソロジー
    -
    【東京創元社文庫創刊60周年記念刊行】創元SF短編賞正賞・優秀賞受賞者、佳作入選者が競演。〈時間編〉には松崎有理(第1回正賞)、空木春宵(第2回佳作)、高島雄哉(第5回正賞)、門田充宏(第5回正賞)、石川宗生(第7回正賞)、久永実木彦(第8回正賞)、八島游舷(第9回正賞)の7名の傑作を収録。正統派のタイムリープものから、古典落語をモチーフにした幽霊譚、全人類がみなバーチャル世界で生きる未来での引っ越し騒動まで。2020年代のSF界を牽引する“東京創元社生まれ”の気鋭作家たちが贈る、書き下ろしテーマ・アンソロジー。【収録作】はじめに 東京創元社編集部/「未来への脱獄」松崎有理/「終景累ヶ辻」空木春宵/「時は矢のように」八島游舷/「ABC巡礼」石川宗生/「ぴぴぴ・ぴっぴぴ」久永実木彦/「ゴーストキャンディカテゴリー」高島雄哉/「Too Short Notice」門田充宏/ちいさなあとがき
  • 未来製作所
    3.3
    いつでも、誰とでも、行きたい場所へ。 移動が面白くなれば、世界は変わる! 5分で胸が高鳴ってくる、ショートショートアンソロジー 家を持たず、レンタルのクルマで優雅に暮らす若者。 交通事故がゼロになる「ラプラス・システム」を開発した研究者の妹と政治家の兄。 犬とパソコンを一体化させるという新鮮奇抜なアイデアを成功させた会社員……。 あなたにひらめきをもたらす11篇が収録された1冊

最近チェックした本