戸田環紀作品一覧

  • 熱砂の相剋 ~獅子は竜と天を巡る~ 【電子限定おまけ付き&イラスト収録】
    完結
    4.7
    アルダシール王国では、霊獣の卵を持って生まれてくる者を“霊獣使”と呼ぶ。その中でも、王の守護者であり代弁者とされるのが、竜の霊獣使である左宰相のカーレーン家と、鳳凰の霊獣使である右宰相のスーレーン家だった。そんなスーレーン家の第一子として生まれたミフルは、次期宰相としての期待を背負っていた。しかし六歳の時、目覚めた霊獣が鳳凰ではなく蛮獣とされる獅子だったため、王から疎まれ国を追放されてしまう。ミフルと霊獣のミシャカは砂漠での生活を余儀なくされたが、追放から二十年、突如宮殿に戻るよう王命が下る。それを伝えにきたのが、幼馴染みであり現大宰相のイザークだった。王家にもイザークにも不信感を抱くミフルは、宮殿行きを拒んだが『ミフルを戻さなければ国が滅びる』というお告げが下りたらしく、さらに、イザークから「お前のことが好きだ」と熱い想いを告げられて…?
  • 【電子限定おまけ付き】 竜王子の天翔ける花 【イラスト付き】
    3.8
    【イラスト付き】天涯孤独で身寄りのない梧桐ルカは、十九歳のある日、ケメルマイデン王国という国に召喚される。そこは半竜半人の人々が住む竜神国で、ルカはその国の第一王子のヴィルヘルムと彼の叔父に召喚されたらしい。なぜ自分が呼ばれたのか、この国で何をするべきなのか、ヴィルヘルムに尋ねても何も教えてもらえない。そんな時、ヴィルヘルムの弟・アーベルと出会う。アーベルは過去の誘拐事件をきっかけに口をきくことができなくなっており、そんな彼の面倒を見ることを申し出たルカは、王宮の手伝いをしながら日々を過ごすことになった。弟想いのヴィルヘルムとの距離も縮まり、王国内でようやく自分の居場所を得ることができたルカだが、召喚された本当の理由は、実は竜神への生贄になるためで――? 電子限定書き下ろしSSを収録!!
  • 初恋にさようなら
    4.7
    研修医の恵那千尋は、高校で出会った速水総一に十年間想いを寄せていたが、彼の結婚が決まり失恋してしまう。そんな傷心の折、総一の弟の修司に出会い、ある悩みを打ち明けられる。高校三年生の修司は、快活な総一と違い寡黙で控えめだったが、素直で優しく、有能なバレーボール選手として将来を嘱望されていた。相談に乗ったことをきっかけに毎週末修司と顔を合わせるようになったが、総一にそっくりな容貌にたびたび恵那の心は掻き乱され、忘れなくてはいけない恋心をいつまでも燻らせることとなった。修司との時間は今だけだ――。そう思っていた恵那だが、修司から「どうしたらいいのか分からないくらい貴方が好きです」と告白され…? 【おことわり】電子書籍版には、紙版に収録されている口絵・挿絵は収録されていません。イラストは表紙のみの収録となります。ご了承ください。
  • 【電子限定おまけ付き】 君の瞳に愛をささやく 【イラスト付き】
    4.7
    【イラスト付き】やり手のディーラーである遠野秋文は、ある日、藍沢茜という年下の男性と出会い、身体を重ねる。藍沢は新人のアーティストで、ギャラリーで働きながら油絵を描いているらしい。過去グラフィックデザイナーと付き合い散々な別れを経験した遠野は、アーティストにあまりいい印象を持っていなかったが、優しく温かな人柄に惹かれ、藍沢と付き合うことにした。一心に愛し支えてくれる藍沢のおかげで、長年抱えていた家族との関係にも整理がつき、遠野にとっても藍沢はかけがえのない相手になっていた。しかし、画家である藍沢に決して言えない「秘密」が遠野にはあった。その「秘密」を打ち明けるべきか隠し通すべきか…。決断できずにいた矢先、小さな出来事がきっかけで藍沢に別れを告げられてしまい…? 電子限定書き下ろしSSを収録!!
  • 【電子限定おまけ付き】 森羅~救いの狼王と祈りの騎士~ 【イラスト付き】
    4.3
    【イラスト付き】人狼の王国・リヒタルフ。第二王子のマックスは車輪に似た紋様を持って生まれ、「国を導く者」として国民に期待されていた。そんなマックスの近衛騎士として仕える幼馴染みのミランは、幼少期からずっとマックスに淡い恋心を抱いていた。だが、マックスが25歳の誕生日を迎えた日、「運命のつがいと結ばれることにより国を天下泰平に導く」との予言が発表され、本格的にマックスのつがい探しが始まった。運命のつがいが見つかった暁には婚儀を執り行い、病に臥せる現国王に代わり王位につくという。その後、予言通りマックスと同じ紋様を持つ女性が現れ、着々と婚儀の準備が進む中、騎士として誓った生涯の忠誠と長年抱き続けた己の恋心に激しく揺れるミランは…? 電子限定書き下ろしSSを収録!!
  • 【電子限定おまけ付き】 彷徨う記憶と執愛の星 【イラスト付き】
    3.5
    【イラスト付き】 ある日、アシュリーは事故により自分に関するすべての記憶を失った。そんなアシュリーの傍らにいたのが、レイモンドと名乗る紳士だった。レイモンドは鉄道会社の社長で、数ヶ月前、孤児のアシュリーを引き取ってくれた人物らしい。記憶がない不安は拭えなかったが、アシュリーは手厚く面倒を見てくれるレイモンドに全幅の信頼を置き、知的で包容力のあるその人柄にも惹かれていった。そんな時、記憶を失くす前の友人と遭遇する。しかし、友人が口にした“過去の自分”については、レイモンドから聞かされていないことが多く、アシュリーは戸惑いを隠せなかった。もしかしてレイモンドは何か重要なことを隠しているのではないか…。彼を信じたいと思う一方で、何が真実なのか、アシュリーの混乱は深まっていき…? 電子限定書き下ろしSSを収録!!

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