由羅カイリ - セール作品一覧

  • 桜の花守 桜春国の鬼官吏は主上を愛でたい
    値引きあり
    3.0
    拾われた鬼の子は、恩ある姫の親衛隊に!?  世界は五国に分かれていた。それぞれの国には龍神が灯したと言われる「はじまりの火」が灯されており、それを絶やさず守ることが各国の王族の努めとされている。さて、東の地にある桜春国の王族には、代々女しか生まれない。その桜春国の女王を母をもつ白妙姫は幼いある日、難民の生き残りで、全身ぼろぼろになって倒れていた鬼の少年・樒を拾った。鬼は龍神の末裔といわれていて、頭に生えるのは龍の角とも考えられる「人とは異なる者」たちだ。本来とても誇り高い一族で、人間を見下す鬼も多いとされているが、磨いてみれば樒は美しい白鬼で、これを気に入った白妙は、樒を「しぃ」と呼び、そばに置くことを決めるのだった。  やがて成長した樒は、王個人に仕える官吏「花守」の一員になることを望むが、当代の女王・吉乃が、自らの命を薪のようにくべて、内裏に流行した特殊な病によって消えかけていた「はじまりの火」を復活させたことを知り、代々の王が火の生け贄となるために存在している事実を知ってしまう。樒は花守として、全力で白妙を守ろうと心に決めるが……。  主従の愛にきゅんとする、ネオ和風ファンタジー!
  • 星の鏡は輝かない 紫微国後宮秘話
    値引きあり
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    神鏡の欠片を宿した李成君の婚活の行方は? 「私は、なにがなんでも結婚がしたいんだ……!」  美しくも男まさりな李成君は、南天宮に仕える道姑。だが、その竹を割ったような性格とは裏腹に、彼女には理想の伴侶と運命的にめぐり会うことを夢見る乙女な一面があった。いわく「理想の伴侶とめぐり会うために、女ばかりの南天宮を出て、都で婚活するしかない」。  思い立ったら吉日で、すぐに宮観を抜け出し、結婚相手を探しに旅立った成君のもとへ、南天宮から「六星鏡」盗難の報が入る。この鏡は、南天に煌めく六星を具現した神――南斗星君を象徴する神器で、同じく北の七星を具現した北斗星君の「七星剣」とともに、古くから紫微国の君主に受け継がれてきた皇位継承の証だった。それが保管場所から失われたとなれば、大恩ある観主が重い罪に問われる可能性がある。そこで成君は、神鏡の探索をすることになったのだが……。  都についた成君は、彼女を連れ戻そうと追いかけてきた幼馴染みの青年・喬賀とともに、六星鏡が関係していそうな事件を追うものの、なかなか真相にたどりつけずにいて……? 最強の中華風ファンタジー!
  • 月と星の還るところ 紫微国妖夜話
    値引きあり
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    若き役人の周囲にはあやかしがいっぱい!?  紫微国の西の果てにある侶州の役人として任地へ赴いた脩徳は、そこが「太陽と月が眠るところ」と呼ばれる辺境で、さらには魑魅魍魎が跋扈する土地だと知って、すっかり意気消沈してしまう。そもそも脩徳は昔から運の悪い男だった。彼の人生には、まるで何かに取り憑かれたように、次々と間の悪い不幸が押し寄せる。しかしそれこそが、脩徳が(本人の意思に反して)人外の者たちに愛されてしまう理由でもあるのだった。  さて、若くして国の難関試験を通過した脩徳は、ときの皇帝にまで篤く目をかけられたエリートのはずなのだが、今日も今日とて赴任先では人外のモノたちに絡まれて、およそ平穏とはかけ離れた生活を送っていた。  ある日、侶州における幕僚でもある生意気な少年――実際には数百年を生きる遊翼の虎――である天祥利らとともに紫微国の都から侶州へ戻る道すがら、脩徳は許郷という城市に逗留することになった。そこで生まれて初めて賭場へ足を踏み入れた脩徳は、不幸体質を発動して賭けに大負けしてしまう。借金のカタに真夜中に開かれる「鬼市」へ潜入することになった脩徳と祥利は……。   絶品中華ファンタジー、怒濤の第2弾!
  • 太陽と月の眠るところ 紫微国妖夜話
    値引きあり
    2.5
    あやかしが跋扈(ばっこ)する中華風ファンタジー! 紫微国の西、侶州の役人として任地へ赴いた脩徳は、そもそも昔から運の悪い男だった。若くして難関試験を通過し、皇帝にまで目をかけられたエリートのはずなのに、赴任先では人外のモノたちに絡まれて……。
  • 北斗
    値引きあり
    3.0
    現代日本の警察官、江戸時代へ跳ぶ……!?  山口北斗は交番勤務の警察官。ある日「不審者が暴れている」という通報を受け、北斗が文京区の小石川植物園に駆けつけると、そこには袴姿で日本刀を振り回す謎の男がいた。時代錯誤もはなはだしいコスプレ不審者を確保しようとした北斗は、そのまま男と共に植物園の池に落ち――ハッと気づくと、そこは見知らぬ場所だった。謎の地にたどりついた北斗が一番最初に知り合ったのは、若武者姿の初音という女性。彼女は言う。 「ここは小石川養生所。つい最近、八代将軍徳川吉宗さまによって作られた、誰でも受け入れる診療所さ」  そう。どういう運命のいたずらか、北斗は吉宗のいる時代へとタイムスリップしてしまったのだ。  元いた現代へ戻る方法もわからぬまま、江戸の町へ飛ばされて途方に暮れる北斗だが、わずかに救いもあった。それは現役警察官ゆえに剣道のたしなみがあり、父や兄が医者なので、ケガの応急処置や病気に対する知識が一般人より豊富なこと。それを活かして、小石川養生所の手伝いをすることになったが、ここでさらに問題がひとつ。なんと北斗の顔は、ときの将軍・吉宗とうりふたつだというのだ……。時をかける警察官の運命や如何に!?

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