宮入恭平作品一覧

  • コンクール文化論 競技としての芸術・表現活動を問う
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    私たちは音楽を演奏し、ダンスを踊り、それら表現を見ることで日々の彩りを豊かにし、ときに癒やされ、励まされもしている。本来、優劣をつける必要がないにもかかわらず、人はなぜコンクールの場を設けて、芸術やパフォーマンスで競い合うのか。 ショパンコンクールからK-POPのオーディション番組、ダンススポーツ、民謡、伝統音楽、古典芸能、そして学校のコンクール、バレエ教室の発表まで、多種多様なコンクールの事例を紹介して、パフォーミングアーツを競い合うことの多様性と共通点、魅力やダイナミズム、問題点を浮き彫りにする。 演者や表現者が認められるべく努力し、審査員が真剣な眼差しを向け、観客が歓声を上げ、称賛を送る――コンクールという場で創造される表現の可能性、そこに生じる演者のキャリアや挫折、そして社会的な意義に多面的に迫るユニークな論考集。
  • 発表会文化論 アマチュアの表現活動を問う
    4.0
    1巻1,760円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 日本の発表会の起源を江戸から現在までたどり、習い事や合唱、ライブハウス、公募展、学校制度、教育行政、公共ホール、アメリカとの比較といった事例を検証して、アマチュアによる表現活動の多様性と魅力、それを支える仕組み、問題点を浮かび上がらせる。
  • J−POP文化論
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    1巻1,650円 (税込)
    「社会背景がJ-POPに影響をもたらす」。独自の調査法を用いてJ-POPが産業によってつくられる商品であることを踏まえて「ポピュラー音楽」を検証。平成という時代と共に歩んだ大衆歌謡J-POPを「平成歌謡」と位置づける。 【目次】 (序)J - POPを再考する (1章)J -POPをめぐる諸相 (2章)工業製品としてのJ - POP (3章)ジャンル概念の混乱 (4章)J - POPの存在価値 (5章)アイデンティティの行方 (6章)J - POPの立ち位置 (7章)「J」が意味するもの (8章)「平成歌謡」J - POP
  • 「文化系」学生のレポート・卒論術
    3.0
    1巻1,760円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 音楽・映画・ファッション・アイドル・スポーツなど、身近な文化をレポートや卒論で取り上げる文科系学部の文化系男子・女子が増えている。レポートを書くうえでの基本的なルールや文章術、書くための視点や素材、資料やデータの集め方をレクチャーする。
  • ライブカルチャーの教科書 音楽から読み解く現代社会
    4.0
    1巻2,200円 (税込)
    2000年代後半以降、CD市場が縮小し音楽聴取形態が多様化するのに伴って、各地のフェス、コンサート、アイドルシーンなど、ライブ・エンターテインメント市場が音楽文化を牽引している。「音楽を楽しむこと」の意味は近年どのように変わってきていて、そこにはどのような社会的・文化的な背景があるのか。 音楽ライブを読み解くために「メディア」「産業」「法律」「教育」などの視点を解説したうえで、フェスやレジャー、アニソン、部活、アイドルなどの具体的なトピックスを基本的な知識も押さえながら解説する。 音楽とファンの関係、音楽がもつ政治性、LGBTなどの社会的なマイノリティとの関わり、ARなどの技術と音楽文化など、ライブカルチャーを概説しながら、現代社会の諸問題を考えるアイデアや論点を提示する。
  • ライブシーンよ、どこへいく ライブカルチャーとポピュラー音楽
    3.0
    1巻2,200円 (税込)
    CDの売り上げ減に苦しむ音楽業界だが、それに反比例してライブコンサートやイベントは市場規模が拡大している。ライブ産業全体の動向を踏まえながら、ライブハウス・クラブ・フェスティバルなどのイベントから、ストリートや発表会などのミニマムなライブ、インターネットやアキバ系まで、各シーンの状況を活写して、ライブカルチャーの未来を展望する。

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  • ライブハウス文化論
    3.7
    1巻1,760円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 夢追う若者から団塊世代までが集い、音楽でのしあがり、音楽を楽しみ、音楽を介して人と出会うための場であるライブハウス。ロック喫茶・ジャズ喫茶を出自とし、「政治の季節」にカウンター・カルチャーを支える一方で、1980年代を転換期として高度に商業化・システム化していくライブハウスの歴史を浮き彫りにする。そのうえで、ミュージシャンに課せられるノルマやチャージ制度の実情、プロフェッショナルとアマチュア、インディーズの差異などをレポートし、アメリカのミュージック・クラブやカラオケとも比較して独自の文化形態を明らかにする。戦後日本の「生演奏の空間」を担ってきたライブハウスの魅力に迫り、そのゆくえを探る音楽文化論。

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