西岡研介作品一覧

  • トラジャ JR「革マル」30年の呪縛、労組の終焉
    4.5
    「人殺しの組合にはいられない」(本文より) JR東日本労組「3万5000人大量脱退」、「JR革マル」対「党革マル」の「内ゲバ」、北海道の社長2人と組合員の相次ぐ「謎の死」の真相とは。 事態の裏側で、いったい何が起きていたのか。 『マングローブ』を凌ぐ、衝撃の超弩級ノンフィクション! ◆「トラジャ」とは? ①インドネシア・スラウェシ島の中央や西南の山岳地帯に暮らすマレー系の先住・少数民族の名称。現地の言葉で〈高地の人々〉を意味する。 ②旧国鉄の労働組合「動労」「国労」出身の有能な革マル派同盟員で、分割・民営化前後に『職業革命家』として革マル派党中央に送り込まれたメンバーに名付けられた名称。同派傘下のJRのみならず、教職員、郵政等各産別労組の指導にもあたっている。 <内容紹介> 『週刊東洋経済』の短期集中連載「JR 歪んだ労使関係」(3回)を、追加取材の上、大幅加筆し単行本化。 講談社ノンフィクション賞を受賞した前著『マングローブ テロリストに乗っ取られたJR東日本の真実』(07年)以後を描く。 テーマはJR東日本、JR北海道、さらにはJR貨物の三社の国鉄分割民営化から今日までの労使関係を中心にした経営問題。 それに加えて、『マングローブ』執筆時に判明していなかった、知られざる革マル派非公然部隊の動きや、党革マルVSJR革マルとの暗闘劇を描く。 またJR東労組の大量脱退問題は、会社に対する敗北だけでなく、組合という存在自体に嫌悪感やアレルギーを持っている「当世社員(組合員)気質」への敗北でもあると位置づける。その上で今回の大量脱退は、戦闘的国鉄・JR労働運動の終焉を意味していると結論づける。
  • スキャンダルを追え! 『噂の眞相』トップ屋稼業
    4.0
    仰天スクープはこうして誕生した!―― 東京高検検事長のクビを取り、首相を窮地に追い込んだ、 若き「ゲリラ記者」の東奔西走奮闘記! ● 1999年4月9日付朝日新聞朝刊は、一面トップでこう報じていた。 「東京高検 則定検事長に『女性問題』 最高検、異例の調査へ 進退問題に発展も」 記事を読み終えると、すぐさま私はA子さんの携帯に電話。早朝の電話に困惑する彼女に、動揺を抑え、こう言った。 「今からすぐに荷物をまとめてください。今後少なくとも1週間はホテルで生活してもらうことになると思います。1時間後に迎えに行きます。理由は後で説明します……」 法務・検察当局や国会、そしてマスコミを巻き込み、その後1ヵ月にわたって世間を騒がせ、そして私のその後の人生にも少なからぬ影響をもたらした「則定スキャンダル」騒動の幕開けだった。――「プロローグ 未明の電話」より
  • ふたつの震災 [1・17]の神戸から[3・11]の東北へ
    3.8
    1995年1月17日。巨大地震が阪神・淡路を襲った。神戸の街は壊滅し、多くの人が命を落とした。神戸新聞の記者だった西岡研介と松本創は、自身も被災者となりながら、取材をこなす。だが、二人が打ちのめされたのは、強烈な無力感だった。そして、2011年3月11日、東日本大震災が発生。「震災から逃げた」「何も学べなかった」――。悔恨を胸に抱いた二人の記者が、東北の被災地に向き合う。
  • 文藝春秋2024年4月号
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    ■■■大特集 日本地図から「新しい戦前」を考える■■■ ◎金正恩は習近平に支配されている マイク・ポンペオ ◎なぜ台湾有事が日本の危機なのか 本松敬史 ◎中国軍の侵攻を退ける唯一の方法 李喜明 ◎知能戦・文明戦・死者ゼロで台湾統一をやる 劉明福 ◎世界大乱から二〇二八年の希望へ 中西輝政 ◎尖閣諸島のために戦略的臥薪嘗胆を 垂秀夫 【コロナワクチン 後遺症の真実】 ◎福島雅典 【小説 SMAPと震災の3・11】 ◎鈴木おさむ 【祝 学習院ご卒業】 ◎悠仁さまと愛子さま世代に新しい選択肢を 野田佳彦 ◎愛子さま「就職」を決めた家族会議 友納尚子 ◎プーチン会見録を読み解く 佐藤優 ◎占い師と政治家 中園ミホ  ◎日大病は治らない 和田秀樹 ◎JAXA再挑戦の365日 山根一眞 ◎半導体列島が補助金ラッシュに沸いている 泉谷渉 ◎サム・アルトマンのヤバい革命思想 橘玲 ◎羽田衝突事故の死角 後編 柳田邦男 ◎松本人志はなぜテレビを支配できたか 赤石晋一郎 ◎睡眠障害を克服した「鎌田式7カ条」 鎌田實 ◎師弟対談 佐渡ヶ嶽満宗×琴ノ若傑太 ◎芸術家の兄弟対談 村上隆×村上裕二 ◎中学受験は何のため 高瀬志帆×おおたとしまさ 【連載】 ◎最終回 菊池寛 アンド・カンパニー 鹿島茂 ◎新連載 お笑い社長繁盛記 太田光代 ◎秋元康ロングインタビュー  ◎有働由美子対談 柚月裕子

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