青年マンガ - 手塚治虫文化賞作品一覧
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4.6動かせ 歴史を 心を 運命を ――星を。 舞台は15世紀のヨーロッパ。異端思想がガンガン火あぶりに処せられていた時代。主人公の神童・ラファウは飛び級で入学する予定の大学において、当時一番重要とされていた神学の専攻を皆に期待されていた。合理性を最も重んじるラファウにとってもそれは当然の選択であり、合理性に従っている限り世界は“チョロい”はずだった。しかし、ある日ラファウの元に現れた謎の男が研究していたのは、異端思想ド真ン中の「ある真理」だった―― 命を捨てても曲げられない信念があるか? 世界を敵に回しても貫きたい美学はあるか? アツい人間を描かせたら敵ナシの『ひゃくえむ。』魚豊が描く、歴史上最もアツい人々の物語!! ページを捲るたび血が沸き立つのを感じるはず。面白い漫画を読む喜びに打ち震えろ!!
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4.51878年(明治11年)、動乱の幕末は遠ざかり、長崎では海外貿易で莫大な利益を得る商人が多く現れはじめていた。 西南戦争で親を亡くした少女・美世(みよ)は奉公先を求めて鍛冶屋町の道具屋「蛮」(ばん)の扉を叩くが、そこで彼女を待っていたのは、店主・小浦百年(こうら・ももとし)がパリ万博で仕入れてきた最先端の品々と、それらに宿るベルエポックの興奮と喧騒だった…… ジャック・ドゥーセのドレス、ダニエル・ペーターのミルクチョコレート、シンガー社のミシン、セーラー服、エジソンの蓄音機、革ブーツ、眼鏡、幻灯機(マジック・ランタン)…… 先進と享楽の都・パリ渡来からやってきた“夢の品々”に導かれ、少女はまだ見ぬ世界へ歩み出す……
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4.6伝説のママ・ジルバの店 BAR OLD JACK & ROSE――― 終戦直後から夜の世界で生きてきたホステスたちの高齢BAR。 ホステスの平均年齢は70歳以上。人生の酸いも甘いも知り尽くした女たちが最高のおもてなしで、常連客たちを迎える。 そこへ飛び込んだ一人の新人・笛吹 新(うすい・あらた)、40歳。 大手スーパーの倉庫で働く彼女は、 恋人なし、貯金なし、老後の安心なしの崖っぷち人生。 リストラで希望の職場も追われ、 夢も、仕事も、結婚も、あきらめかけた彼女が、 笑い、歌い、踊り、いつの日か忘れていた何かを取り戻していく。 昼と夜、二足のワラジで働くことになった、見習いホステス・“アララ”。 彼女のシングルライフに、どんな変化が訪れるのか!?
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4.6▼じみへん第1~80話 ●本巻の特徴/5年の単身赴任後、帰った家にはまったく居場所がなくなってしまったお父さん(第10話)、1千万円の賞金に目がくらみ、会社を休んでまで街のキャッチコピーを考えようとする男(第34話)、平凡な人生を全うしようとしているのに、宇宙人に遭遇し拒否反応を示す会社員(第60話)などなど、特徴のない、どこにでもいそうな人々が続々、登場。著者のコラムは「じみへんについて」「海について」「競輪について」「写真について」「オートバイについて」「女について」「野球について」を収録。巻末のあとがきは限りなくまじめで、じみへん。自画像付き。
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5.0▼第1章/戦うさらりーまん▼第2章/悩めるさらりーまん▼第3章/怒りのさらり-まん▼第4章/さらりーまん二階堂▼第5章/愛するさらりーまん▼第6章/さらりーまん有情▼第7章/さらりーまん イン パラダイス ●登場人物/矢吹四郎(ドンクサク無能なサラリーマンだが、会社が終わると超二枚目に変身)、丸山(童顔の42歳。営業二課長)、平沢(サラリ-マン生活80年、今だに現役のヒラ社員)、秋田(すぐパニクってしまう、ちょっと内気な社員)、二階堂(趣味は名刺集め、肩書きはおじぎ研究家、握手研究家等々…不可解な男)、深町(ちょっとカゲのあるシブイ男。しかし飯をこぼす癖あり) ●本巻の特徴/第4章では、本書の中でも一際メーワクなキャラの一人、二階堂にスポットをあてる。彼は世界一小さな名刺や、暗闇でしか読めない夜光塗料で印刷した名刺を集めることに執念を燃やしたり、おじぎ研究家、握手研究家など、不可解な肩書きを持つサラリーマン。凡人には理解不能の彼の特異な性格と生活を描く。
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4.5正月の寒い朝。まだ家族も眠っている中、少年・勘吉が厠に行くため戸を開けると、若い侍が立っていた。侍の名は瀬能宗一郎。このたび江戸の長屋にやってきた宗一郎は、勘吉に対し必要以上に丁寧な挨拶をすると、同じように長屋の住人たちにも挨拶回りをしていく。売り物の蛸をひたすら眺めたり、甘い団子を頬張ったりする宗一郎の行動に興味を持った勘吉は、彼のことをつけ回すが…。
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4.9吉田まりもが主人公になれるのはいつだって一瞬だ。 有名になりたいだけなのに、いつも空回りして、イタイ奴になってしまう。 一方、宇宙人のネルは、地球で“〇〇〇がしたい”という夢があり……。 でこぼこなふたりの夢は、どこへ向かう……? 他にも、オタクであることを隠している子。 SNSで理想の自分を演じる子。 自分が特別だと信じて疑わない子。 イイ男とヤることで、自分の価値を確かめる子。 教室には、たくさんの“秘密”があって。 隣にいるあの子のことだって、本当はわかっていなくて。 大好きなあの子にだって、伝えられないことがあって。 ほんの少し窮屈で、ほんの少し愛しい関係を描く、青春オムニバス・ストーリー。
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4.2見知らぬ時代、見知らぬ国の戦場。その凄惨な光景を毎夜、夢に見る高校生の須藤。ある日、楽器の工場である彼の家に、転校生の鈴木さんが訪ねてくる。彼女がその場で馬頭琴を奏で“シュトヘル”と唱えた途端、須藤は時空を越え、夢で見た国の女戦士に姿を変えていた。そして目の前には、鈴木さんに瓜二つの少年が。その少年は須藤に“シュトヘル”と呼びかけ…。
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4.1田舎から出てきた女の子が東京で暮らしていくために、同棲したり水商売を始めたりと、何とかギリギリ暮らしていくが、最後には好きな絵の仕事で認められ、作家としてデビューしていくまでを描く、感動ものがたり。
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4.6『少年アシベ』『ここだけのふたり』でおなじみの森下裕美の新境地! 大阪の下町を舞台に繰り広げられる哀歓あふれる短編が、やさしくそしてほんの少し辛味が入って編まれている人生劇場第1弾!
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4.0「どうすればお金のもらえる漫画が描けるのかそればかり考えていました。 それでも今見れば好き放題に描いて幸運にもお金をもらえた漫画たちです」 (田島列島) 連載デビュー作『子供はわかってあげない』で各マンガ賞に上位ランクインし、 現在は別冊少年マガジンで話題作『水は海に向かって流れる』を連載中の 田島列島、初の短編集。 表題の「ごあいさつ」は、姉の交際相手の奥さんが 突然部屋を訪ねてくるという”大事件”を瑞々しい感性と言葉で切り取り、 かわぐちかいじ氏、さだやす圭氏に絶賛された2008年の新人賞受賞作。 その後10年の月日をかけて発表され続けた珠玉の短編全7編に加え、 「モーニング」誌上に時々掲載されていた1P漫画やイラストも収録。 ファン必読、オールアバウト田島列島とも言える一冊です。
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4.7大坂難波の廓を舞台に描かれる、したたかな女郎・和泉の愉しき日々。江戸時代の空気と情緒を生き生きと伝える遊郭漫画の大傑作を、上中下、全三巻構成でついに電子化! 上巻は第一話~第七話までと、あとがき、そして連載前に発表された幻の一編『ちょとゑずいこと』も初収録。手塚治虫文化賞新生賞受賞作品。
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4.7『茶箱広重』『裸のお百』『らんぷの下』などの名作で知られる伝説の漫画家・一ノ関圭、待望の単行本です。歌舞伎と浮世絵を題材にした『鼻紙写楽』は、2003年~2009年にビッグコミック増刊で不定期連載されました。その全8話を大幅に加筆・再構成し、三部作としてついに単行本化。多くの漫画家から、また漫画好きの読者から絶賛されるも、あまりに寡作なために幻の漫画家といわれる一ノ関圭の、代表作『茶箱広重』をこえる24年ぶりの傑作最新作です。 物語は、江戸期・田沼の時代。町方役人の次男坊・勝十郎は長じて、座頭・五代目市川団十郎らの下で芝居小屋・中村座の囃子方「笛吹き勝」となって下働きをしていた。しかし、同心の兄・一馬が殺され、勝十郎は再び武士に戻り見習い同心に。時を同じくして江戸市中に連続幼女殺しが起き… (収録:「勝十郎」「卯之吉」「仲蔵」、巻末描き下ろし「初鰹」)