佐藤泰志 - 河出書房新社作品一覧

  • 大きなハードルと小さなハードル
    4.1
    「彼は憎しみでも怒りでも何でもいい、身体に満ちることを願った。…大きなハードルも小さなハードルも、次々と乗り越えてみせる」危機をひたむきに乗り越えようとする主人公と家族を描く表題作をはじめ八〇年代に書き継がれた「秀雄もの」と呼ばれる私小説的連作を中心に編まれた没後の作品集。最後まで生の輝きを求めつづけた作家・佐藤泰志の核心と魅力をあざやかにしめす。

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  • きみの鳥はうたえる
    4.0
    郊外の書店で働く「僕」といっしょに住む静雄、そして佐知子の悲しい痛みにみちた夏の終わり…世界に押しつぶされないために真摯に生きる若者たちを描く青春小説の名作。読者の支持によって復活した作家・佐藤泰志の本格的な文壇デビュー作であり、芥川賞の候補となった初期の代表作。珠玉の名品「草の響き」併録。

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  • そこのみにて光輝く
    3.9
    北の夏、海辺の街で男はバラックにすむ女に出会った。二人がひきうけなければならない試練とは―にがさと痛みの彼方に生の輝きをみつめつづけながら生き急いだ作家・佐藤泰志がのこした唯一の長篇小説にして代表作。青春の夢と残酷を結晶させた伝説的名作が二〇年をへて甦る。

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  • 鳩

    -
    1巻220円 (税込)
    別れるかやりなおすか、迷いを胸に公園を歩く若い二人の前に鳩をすすめる青年が現われた――生の断面をあざやかに切り取った珠玉の小品。デビューして間もない頃に書かれた単行本未収録作品。
  • もうひとつの朝 佐藤泰志初期作品集
    5.0
    1巻1,760円 (税込)
    20年の時をへて復活した伝説的な作家・佐藤泰志の文壇デビュー以前の未刊行作品を集成。みずみずしく痛々しい青春を描いていまなお鮮烈な光を放つその文学の誕生をはじめてあかす。

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