マイクル・ムアコック - ハヤカワ文庫SF作品一覧

  • 暁の女王マイシェラ
    4.0
    〈永遠の戦士 エルリック〉第3巻。雪原にそびえたつ古城のなか、ただひとり昏々と眠り続ける美女の正体は……!?   宿敵セレブ・カーナを追って、南の大陸へと渡ったエルリックとムーングラム。だが、ロルミールの山岳地帯で突如奇怪なキマイラの集団に襲われ、奮闘むなしく連れさられた雪原で出会ったのは、無人の城の中、ただひとり昏々と眠りつづける絶世の美女だった……表題作『暁の女王マイシェラ』と、父の亡霊から父の魂を収めた薔薇模様の小箱の探索を命じられたエルリックの想像を絶する冒険を描く『薔薇の復讐』の二長篇を収録。
  • この世の彼方の海
    4.0
    〈永遠の戦士 エルリック〉第2巻。この世の彼方の海を旅する不思議な船でエルリックを待っていたのは、エレコーゼ、コルム、ホークムーンだった! ピカレイドの総督にメルニボネの間諜ではないかと疑われ、辺境の海岸へと追いつめられた流浪の皇子エルリック。もはやこれまでかと思われたとき、霧のなかから一隻の船が現われた。「われらとともに航海し、人類の敵と戦ってほしい」・・それがかれを、摩訶不思議な海に展開する異様な冒険へと連れだす始まりとなった……表題長篇『この世の彼方の海』ほか、「〈夢見る都〉」「神々の笑うとき」「歌う城砦」の3中篇を収録。
  • 白き狼の息子
    -
    ウルリックとウーナ夫妻の家に五人の旧友が訪ねてきた。孫娘ウーナッハが特に気になったのは、なかでも祖父母にそっくりな真紅の瞳を持つ男だった。だが、やってきたのは友人ばかりではなかった。翌朝、散歩の帰り道、祖父母の宿敵ゲイナーとクロスターハイムに襲われた少女は、やむなく地下世界へと逃げこむ。かくてムー・ウーリア、ミレンブルク、ホークムーンの暗黒帝国へと、ウーナッハの驚くべき冒険の旅が始まった!/掲出の書影は底本のものです
  • スクレイリングの樹
    4.0
    1951年、サウンド諸島で休暇中のウルリックが誘拐された! 目の前で夫を連れ去られたウーナは、魔術を駆使して夫の跡を追う。だが、大渦巻きをくぐりたどり着いたのは、異世界のアメリカだった。そこで、ロングフェロウが▼ハイアワサ▲と呼んだインディアンの英雄アヤナワッタと、カカタナワ族のもとで修行中の少年ホワイト・クロウと出会ったウーナは、誘拐犯が向かった全多元宇宙の源、スクレイリングの樹をめざすが!?
  • ストームブリンガー
    4.0
    〈永遠の戦士 エルリック〉第4巻。ひかわ玲子(作家・本書解説者)絶賛!--「ああ、わが青春のエルリックよ! これを読めるようになるまで、生きていてよかった」 最愛の妻を何者かに拉致されたエルリック。魔剣ストームブリンガーを手に探索の旅に出るが、〈新王国〉の地は、〈混沌〉と手を結んだパン・タン=ダリジョール連合軍に侵略されつつあった。戦乱の渦中に否応なく巻きこまれるエルリック。だがこれらは、迫り来る〈混沌〉と〈法〉の怖るべき戦いの前哨戦にすぎなかったのだ!「魂の盗人」「闇の三王」「忘れられた夢の隊商」の3中篇と、表題長篇『ストームブリンガー』収録。 /掲出の書影は底本のものです
  • 夢盗人の娘
    3.5
    〈永遠の戦士 エルリック5〉 流浪の皇子エルリックとフォン・ベック伯爵ウルリック、そして〈夢盗人〉の娘ウーナが活躍する、新3部作ついに開幕! 第二次大戦前夜、白き肌とルビー色の瞳をもつフォン・ベック伯爵ウルリックの居城に、SS将校となった従兄のゲイナー公爵が訪ねてきた。ベック家に古えより伝わる〈黒の剣〉レーヴンブランドをヒトラーに渡せというのだ。拒絶したウルリックはただちに収容所に連行され、拷問を受ける。やがて反ナチ組織に属するウーナという娘の助けで脱走したウルリックは、敵の追撃をかわし、地下世界ムー・ウーリアへと逃れるが…… /掲出の書影は底本のものです

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