BL小説 - 金井桂作品一覧
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4.3俺のだ 交通課勤務なのに、本庁からやってきた木浦管理官の専属雑用係として指名された香寿。 意地悪なのか優しいのか、振り回されてパンク寸前!? 「お前は、俺が好きだ」――連続殺人が疑われている事件の捜査本部が立った。交通課勤務・立浪香寿巡査は、本庁からやってきた木浦建城管理官の「臨時運転手という名の専属雑用係」として指名を受けるはめに。小さいなと笑いつつ、呪文のようなコーヒーのオーダーを繰り出してくる意地悪わがまま上司。かと思えば事件解決のため寝食を忘れ没頭する、謎の笑い上戸…。振り回されっぱなしでパンク寸前の香寿だったが、少しでも役に立ちたいと行動した端から事件の様相は一変し…?
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5.0……俺にこうして抱かれているのはいやか 狼憑きとして生まれ落ち、鄙に追われた親王・敦誉。幼い頃から仕えてきた藤原幸紀は、手塩にかけて育てた敦誉の成長ぶりを単純に喜んでいたが…。 「昨夜のことを、俺はあやまらぬ」――左大臣家二の君・藤原幸紀は、幼い頃から仕えてきた親王・敦誉の上洛に沸き立っていた。狼の耳と尻尾を持って生まれたことで鄙に追われた敦誉が、東宮に立てるかもしれない! 伏魔殿たる宮中にあって凛とした公達ぶり、いずれよき后を迎え、帝に…。だが幸紀の望みとは裏腹、当の敦誉はこちらを見ては不機嫌そうに溜息をつくばかり。無邪気に慕ってくれた敦誉はもういないのか、幸紀は言い知れぬ寂しさを抱くが…。そうして、ちぐはぐとした主従のまま迎えた満月の晩――。 電子書籍限定、書き下ろしSS「狼皇子の欲情積もりて」を収録!
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4.3おまえの……いやらしい姿が見たい――。 色恋沙汰が絶望的に苦手で、未だ童貞の純なヤクザ・桜井裕。密かに想っていた若頭の結婚に一人ヤケ酒を呷っていると、そこへ顧問弁護士の高木巌が現れる。アルコールで薄れる意識の中、組の大事な先生の登場に首を捻る裕だったが、気づくとそこは高木の自宅だった! 高木は男の色気垂れ流しで「ずっとお前のことが好きだった」と口説いてくる。そして与えられる情熱的なキス。初めての快感に、裕の躯は熱を帯びていき…