池田弥三郎作品一覧

  • おとこ・おんなの民俗誌
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    一夜妻・よばい・色好み・ふんどし・赤不浄・中棒・密通・遊女・ぼんがま等々、性に関する言葉や行為、結婚の形態や古来からの慣習などの由来や変遷、地域的相違を、民俗採訪や多くの古典・文献をもとに論証。民俗学の性や結婚の分野を論じながら、興味本位に流れるのを避け、積極的に学問への道をさぐった好著。
  • 古典落語 人情ばなし
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    「芝浜」「火事息子」「唐茄子(とうなす)屋政談」「景清(かげきよ)」「子別れ(上中下)」「梅若礼三郎(れいざぶろう)」「お若伊之助」「淀五郎」「紺屋高尾」「文七元結(ぶんしちもっとい)」「ちきり伊勢屋」の13編を収録した「人情ばなし」の傑作選。

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  • 手紙のたのしみ
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    語る内容は様々でも、手紙というものは自分を語ることにつきると著者はいう。芥川龍之介のすなおな恋文、「御主人様」に「どんな難題でも御出し下さいまし」と嘆願する谷崎潤一郎のラヴレター、小林多喜二の死に際してその母に宛てた志賀直哉のお悔やみ、小泉信三の闊達な礼状、「小またが切れ上がるとは」と教示するイラスト入りの伊原宇三郎の手紙、獄中の宮本顕治と獄外の百合子のやりとりした夫婦の手紙など、手紙が持つ深い味わいを、人生の達人が解き明かす書き下ろしエッセイ。
  • 話のたね
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    7年間に23人女房を替えた男がいた。検非違使の長官の邸に仕えながら盗賊の頭目になっていた女がいた。皇后の嫉妬がこわいばかりに勅命を取り消した天皇がいた。覚悟の入水自殺を遂げたはずなのに何故あのとき止めてくれなかったのかと化けて出た偉い僧侶がいた──悩みのタネも、うろたえ方も、現代人とへだたるところなく、しかし彼らの対処ははるかにユニークで、風流である。古典から面白い話、ためになる話、いい話を集め、ていねいで軽快な筆致で解説をつけたアンソロジー。
  • 明解 源氏物語五十四帖  あらすじとその舞台
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 碩学の国文学者・池田弥三郎氏の名著がよみがえる! 簡潔明瞭、流れがつかめる「全五十四帖あらすじ」、物語のゆかりの地を巡る随筆「全五十四帖その舞台」、まぎらわしい人名を整理した「主要登場人物一覧」で構成。

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  • 私の食物誌
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    たべものにまつわる言葉の語源、歴史、食生活のしきたりをはじめ、一年三六五日の暮らしの中の食物に焦点を合わせて綴る、楽しい話の数々――日々の暮しを彩るさまざまな味のすがたを、古今東西の文献や流行歌などに幅広く求め、また、町角での買いぐいなどなど、著者が幼少の日より親しんできた味の思い出を、四季折々の風物と、周辺の人々の回想とともに語る、味の歳時記。

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