森一弘 - 女子パウロ会作品一覧
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-日曜のミサで読まれる福音書=B年の解説です。B年は、マルコ福音書が中心になっています。イエスの心と存在全体は、人間の悲しさに向けられた敏感なアンテナであり、どんな悲しみも見逃さない鋭さを持っています。イエスは、人間の悲しみと失意のすべてを見抜き、その痛みの底までしみとおるあたたかい恵みで包んでくれます。自分の悲しみ、弱さ、醜さをイエスの前にさらけ出し、深い信頼と希望を持ってイエスに委ねましょう。人の思いをはるかにこえたイエスの大きな力を信頼して。本質をつき、神の語りかけられる内容を、わたしたちにわかりやすく伝えてくれる森司教の説教をとおして、福音書のテーマに近づきましょう。
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4.0カトリック教会東京区補佐司教として活躍し、今は東京・信濃町にある真生会館理事長として講演・執筆活動、黙想指導などをしておられる森一弘司教の、いろいろな機会に依頼された文章を集めたもの。現代社会のゆがみの中で、複雑な人生の現実に傷つき、だれにも相談できず、わらをもつかむような思いで、森司教のもとを訪れる人が多い。そのような人々に光となるようにという思いを込めて出版された。ひとりひとりはかけがえのない存在であり、みな、それぞれオンリーワンである。人は、どんな闇の中にあっても幸せを求めることができるものである。生きていることの不思議さに目覚め、いのちの奥深さを知るための大切な一冊となるだろう。
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-人々、特に悩み苦しむ人、社会の隅に追いやられた人、顧みられない人、悲しむ人のよき理解者、指導者として、独自の霊性を培っているカトリックの森一弘司教の聖書の黙想書。生活に密着した内容で、親しみながら読み進むことができる。聖書の登場人物によりそいながら、第一部はあわれみの神秘、第二部は罪の神秘、第三部は愛の神秘と題し、イエスをとおして神とのかかわりが深まっていく。第四部の祈りの神秘では、福音書の中に見られるイエスの祈る姿をとおして、祈りの意味や祈りの方法についてわかりやすく記しているので、ここから読み始めるのもよいだろう。本書をとおして、イエスや聖書を親しく感じるようになるだろう。