穂波ゆきね - 幻冬舎コミックス作品一覧

  • 街の灯ひとつ
    4.1
    気の進まない同窓会で、記憶にない同級生と会った初鹿野柑。翌朝、酔いつぶれて正体のないままその男と一線を越えたことを知って愕然とする。「ずっと好きでした」と土下座する男は、実は、二度と会いたくなかった相手――名字も容姿も様変わりして現れた――片喰鉄之助だった。あまりの事態に「気持ち悪い」と気後れしてしまう初鹿野だが……?
  • 窓の灯とおく
    3.9
    企業で遺伝子の研究をしている葛井築は、人づき合いの一切をひたすら面倒だと思ってきた。そんな築が通勤電車で、灰谷新と出会う。痴漢に遭っていた高校生を颯爽と庇う新を理解できないと断じた築だが、実は近所住まいだった彼から人なつこく構われ続ける羽目に。新に会ってからというもの、築は己の情動と行動をうまく制御できなくなって……?
  • うちの巫女、もらってください
    3.8
    事件をきっかけに恋人同士となり、想いを重ね、信頼関係を深める警視庁捜査一課刑事・麻績冬真と禰宜・咲坂葵。しかしある日、麻績に見合い話が持ち上がりそれを断っていたと葵が耳にしたことで、ふたりの仲はぎくしゃくしてしまう。捜査に忙殺される麻績は、葵とすれ違う日々で……!? 先輩刑事・矢吹&エリート警視正・配島の短編も同時収録。 【おことわり】電子書籍版には、紙版に収録されている口絵・挿絵は収録されていません。イラストは表紙のみの収録となります。ご了承ください。
  • うちの巫女が言うことには
    3.4
    麻績冬真は警視庁捜査一課の刑事。連続殺人事件の被害者全員が同じおみくじを持っていたことから捜査のため、ある神社を訪れた麻績は、参道で煙草を吸おうとして禰宜・咲坂葵に注意される。その最悪な出会いから二週間後、再び事件が起こり麻績は葵のもとへ。麻績は、なぜか自分には厳しい葵に次第に惹かれていき……!?
  • うちの巫女、知りませんか?
    3.6
    ある殺人事件をきっかけに恋に落ちた、警視庁捜査一課の刑事・麻績冬真と禰宜・咲坂葵。麻績は激務の合間を縫って葵との逢瀬を重ね、愛情を育んでいる。そんな中、葵の双子の弟・陽と木陰の巫女姿の写真がブログで紹介され、ちょっとした騒動に。その上、双子たちは麻績が担当する事件の容疑者に遭遇してしまう。しかも木陰が行方不明になり……!?
  • うちの巫女にはきっと勝てない
    3.8
    事件をきっかけに、付き合い始めた警視庁捜査一課の刑事・麻績冬真とツンデレ禰宜・咲坂葵。季節は春。異動の可能性を思って冬真はいささか憂鬱。葵もまた弁護士を目指していた過去に思いを馳せる。一方、相変わらず矢吹ははい島に突っかかるが、二人の過去には何かあったらしい。そんな中、殺人事件発生。被害者ははい島の父の事務所の弁護士で……!?
  • アイソポスのひそかごと
    3.8
    突然、赤ん坊を抱いた金髪美女に呼び止められた大学生の四宮真次は、その美女のボディガードに殴られ、車にはねられてしまう。目ざめた真次の前にあらわれた美貌の男はイタリア貴族グイード・ランドルフィ。天涯孤独となった真次に、グイードは「愛人にならないか」と持ちかける。返事を迫られ、思わず愛人になることを受け入れた真次は……!?
  • あの夏、二人は途方に暮れて
    4.0
    雲ひとつない夏の午後。高校生の秋光は公園で涙しているサラリーマンに目を奪われ、つい声をかけてしまう。数日後。花束を抱えて車にひかれかけた男性を助けた秋光は、彼があの時のサラリーマンだと気づく。彼女に振られ自暴自棄になっていたという高林。年齢も環境も何もかも違う人なのに、秋光は不思議な胸の高鳴りを感じ……。 【おことわり】電子書籍版には、紙版に収録されている口絵・挿絵は収録されていません。イラストは表紙のみの収録となります。ご了承ください。
  • 薄紅に仇花は燃ゆる
    4.0
    佳雨は色街屈指の大見世『翠雨楼』の売れっ子男花魁。馴染みであった百目鬼久弥に恋し、今は想いが通い幸せをかみ締める佳雨だが、幸せの深い分だけ不安にも駆られる。そんな中、楼主から佳雨が可愛がっている梓の水揚げを久弥に頼めないかと言われ、悩みながらも佳雨は久弥に頼むことに。男花魁として生きる以上は避けられぬ運命に佳雨と久弥は……?
  • 硝子の筐
    3.9
    高校生の新庄七魚が恋する相手は、大好きな姉と結婚するはずだった年上の人。両親と姉を同時に失った四年前のその日、不器用に抱きしめてくれた久世朝長は誰より特別な人になった。そして互いに独りきりの二人は寄り添い合い“家族”になる。家族なら壊れたりしない、ずっと傍にいられるなら片想いのままがいい。そう心に決めている七魚は……?
  • 銀糸は仇花を抱く
    3.3
    佳雨は色街屈指の大見世『翠雨楼』の売れっ子男花魁。恋人・百目鬼久弥との逢瀬を心の支えに裏看板として人気を誇っていた。だが百目鬼の見合い話の噂を聞いて動揺し上客の不興を買ってしまう。恋に惑う佳雨を心配した楼主は百目鬼を出入り禁止にする。一方、百目鬼が行方を探している骨董が、佳雨を水揚げした鍋島の手元にあることがわかり!?
  • 群青に仇花の咲く
    4.0
    佳雨は、色街でも三本の指に入る大見世「翠雨楼」の売れっ子男花魁。粋な遊び人である老舗骨董商の若旦那・百目鬼久弥が佳雨の馴染み客になって半年が経つ。誰にも恋をしたことがない佳雨だったが、実は久弥に恋をしている。しかし久弥は抱いてはくれない。ある日、花魁の心中事件が。その事件を調べている久弥を手伝っていた佳雨が襲われ!?
  • 公爵は愛妻を攫う
    4.2
    ある事情から大店の呉服問屋・伊勢屋の『娘』として育てられた楓は、反物を届けに行った先で公爵家の跡継ぎ・東笙院清雅に見初められる。恋などすることなく一生を終えるのだと思っていた楓だったが、清雅と逢瀬を重ね、人柄を知るにつれ惹かれてしまう。しかし、秘密を打ち明けられない楓は、清雅からの求婚を受けることができなくて……。 【おことわり】電子書籍版には、紙版に収録されている口絵・挿絵は収録されていません。イラストは表紙のみの収録となります。ご了承ください。
  • 桜雨は仇花の如く
    3.3
    色街屈指の大見世『翠雨楼』の売れっ子男花魁・佳雨は、想いを通わせ合う百目鬼久弥との逢瀬を心の支えに裏看板として相変わらず大人気。ある日、佳雨は禿として少年・希里の面倒を見ることに。反抗的だった希里が行方不明になり心配する佳雨。一方、佳雨に身請け話をしつこく持ちかける男がいた。その男は行方不明事件にも関係があるようで……!?
  • 橙に仇花は染まる
    4.0
    色街屈指の大見世『翠雨楼』の売れっ子男花魁・佳雨は、老舗の骨董商『百目鬼堂』の若旦那・百目鬼久弥と恋仲になって久しい。この日も馴染み客として久弥を迎えたが、逢瀬を交わせるのは廓の中でだけ。自由のないわが身を切なく思いながら、一番の上客・鍋島子爵と朝を迎える佳雨だったが、子爵の口から『百目鬼堂』の良からぬ噂を聞かされ…。
  • デュオ ~君と奏でる愛の歌~
    3.3
    芸大ピアノ科を中退し数年間日本を離れていた沢木悠は、帰国後に始めた出版社のアルバイトで、自分にピアノを諦めさせた存在――親友の鷹宮遙と思いがけず再会する。素晴らしい才能を持ちながら、何故か俳優になっていた彼は「ずっと探していた」と再会を喜ぶが、悠の心中は複雑だった。しかし遙の奏でる音楽に今も変わらず惹きつけられる自分に気付き!?
  • 蜜月サラダを一緒に
    4.0
    会社が倒産して仕事と住む場所を一度に失った来夏は、好意を寄せてくれている遠武の誘いで彼の住むシェアハウスの一室にお試し入居することに。そこで来夏は学生時代に告白して手酷く振られた神保と再会するが、神保は全く覚えていない様子。痛む気持ちを抑えてハウスの住人たちに溶け込んでゆく来夏と、事情を知らない遠武そして神保の三人は? 【おことわり】電子書籍版には、紙版に収録されている口絵・挿絵は収録されていません。イラストは表紙のみの収録となります。ご了承ください。
  • 夕虹に仇花は泣く
    4.0
    男花魁として人気の佳雨は百目鬼久弥との愛が確かなものになるにつけ、色街を出た後のことを考えるようになっていた。久弥の役に立ちたい――そう思い、英国人・デスモンドに英語を習い始めた佳雨。客なら割り切れるが、と嫉妬する久弥が佳雨は少しだけ嬉しい。ある日久弥は呉服問屋の当主・椿から彼の妻が佳雨の姉・雪紅だと話しかけられ……!? 【おことわり】電子書籍版には、紙版に収録されている口絵・挿絵は収録されていません。イラストは表紙のみの収録となります。ご了承ください。

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