内田康夫作品一覧

  • 十三の冥府(上)
    3.2
    1~2巻519~559円 (税込)
    「都賀留三郡史」なる書物の真偽を確かめるため、青森に赴いた浅見光彦。発見した神社の宮司は、史実であると譲らない。一方、偽書だとする人々の死。「アラハバキ神」の祟りなのか。そして、またお遍路の女性が殺された。神をも嘲笑うような人間の底なしの業に翻弄される光彦……。長篇旅情ミステリーの傑作。著者による書き下ろし自作解説もつきます。
  • 新装版 平城山を越えた女
    3.5
    大和と京を結ぶ「奈良坂」で消息を絶った女を探す浅見光彦は、文人縁の宿「日吉館」を訪れる。その矢先、ホトケ谷で変死体が発見され、仏像ファンの編集者・美果共々、警察に嫌疑を掛けられる羽目に……。三度盗難に遭った「香薬師仏」が招く悲劇を、歴史ロマンに彩られた筆致で描く著者屈指のミステリー。
  • 終幕のない殺人
    3.0
    箱根にある大物俳優の別荘に、十二人の有名芸能人とルポライター浅見光彦が招かれていた。不審な死亡事故が二年続いて起こった因縁のパーティ。予定通りに始まった直後、男優永井が何者かに毒殺された。それは連続殺人の序曲だった…。監視を依頼され、同席していた光彦がその不可解な動機、トリックの解明に敢然と挑む!
  • まんがでイッキ読み! 浅見光彦ミステリーSP
    完結
    -
    旅情ミステリーの決定版! 大人気名探偵が巡る謎解きトラベル!! <収録作品> 「歌わない笛」作画:長尾文子 岡山県倉敷市の山林で発見された女性の服毒死体。彼女の手にはフルートが握られていて……? 「志摩半島殺人事件」作画:あさみさとる 海女を取材すべく、三重県伊勢志摩へ向かった光彦。真珠養殖所で、ある作家が殺害されたことを知り、鳥羽警察署へ乗り込むが……。 「金沢殺人事件」作画:あさみさとる 深夜の神社で男性の遺体を発見した女子大生の北原千賀。警察に通報したが、その後、彼女まで殺害されてしまい!?
  • まんがでイッキ読み! 浅見光彦 冴える! 名推理SP
    完結
    -
    大人気! 浅見光彦シリーズを極厚ページでイッキ読み! 悲恋、愛執、因縁、軋轢……死が招く悲劇の連鎖!? 山形・鶴岡、神奈川・横浜、沖縄・知念村 日本各地を舞台に、名探偵・浅見光彦が難事件に挑む!!
  • 氷雪の殺人
    4.3
    北海道沖縄開発庁長官からある男の死の真相調査を依頼された浅見光彦。男は「プロメテウスの火矢は氷雪を溶かさない」という謎のメッセージを遺していた。やがて浅見は、巨大な陰謀と対峙することになり……。
  • 南紀殺人事件
    NEW
    -
    和泉は大学の同僚・松岡から、学生達が、江戸時代に禁止された宗教行事を再現するというので、一緒に来て欲しいと相談をうける。気乗りはしないが、しきりにすすめる松岡と、和泉の妻・朝子の説得に折れ、那智勝浦まで出かけることになった。しかし、その行事を再現する最中に、殺人事件が起きてしまう――!(「還らざる柩」) 大学教授・和泉とその妻が南紀で遭遇する3つの事件。旅情、歴史、ミステリーをご堪能あれ。
  • 遺骨
    値引きあり
    3.4
    殺害された製薬会社の営業マンが、密かに淡路島の寺に預けていた骨壺。事件後、それを持ち去った謎の女性。さらに寺に現れた偽の製薬会社社員――。取材中に被害者と出会っていた浅見光彦は、錯綜する謎の接点を求めて、童謡詩人金子みすゞゆかりの地・山口県仙崎へ向かう。そこには、生命の尊厳と倫理を脅かす驚愕の真実が……。脳死、臓器移植など、最先端医療の原罪を追及する浅見、その死生観が深い感動を呼ぶ。
  • 風のなかの櫻香
    3.6
    奈良の由緒ある尼寺・尊宮寺の養女として迎えられた櫻香(さくらこ)は、尼僧・妙蓮たちに大切に育てられた。尼になることに疑問を抱くことなく育った櫻香だったが、中学生になると不審な事件が相次ぐ。「櫻香を出家させるな」と書かれた差出人不明の手紙、突然声をかけてきた見知らぬ女性――。不安を覚えた妙蓮は、浅見光彦に相談を持ちかける。謎に包まれた櫻香出生の秘密を浅見光彦が解く!
  • 多摩湖畔殺人事件
    完結
    -
    殺された男のメッセージ『ハリのないハチ』とは!? 車椅子の少女名探偵とベテラン刑事が謎を追う!!
  • 怪談の道
    値引きあり
    3.0
    核燃料の取材で鳥取県を訪れた浅見光彦は、小泉八雲がかつて“地獄”と形容した宿で美人異父姉妹と出会った。浅見は二人に切実な相談を持ちかけられる。それは、妹の父親が突然の死を遂げた真相を究明することだった。録音テープに残された“カイダンの道”という謎の言葉を手がかりに、浅見は調査を開始するが、今度は姉の父親が何者かに殺害された! ふたつの事件に秘められた過去。浅見はやがて、三十年前に起きた悲劇に辿りつくが……。
  • 崇徳伝説殺人事件
    4.0
    崇徳上皇を取材していた浅見光彦は京都の崇道神社で見知らぬ女性からフィルムを託される。一方、特別養護老人ホームで次々に不審な事件が起きる……。現代に蘇る「崇徳上皇伝説」の祟りなのか!?
  • 浅見光彦殺人事件
    値引きあり
    3.9
    詩織の母はいまわの際に「トランプの本」と言い残して病死。そして、父・大輔も出張先の広島で「トランプの本」を見つけたというメッセージを残して非業の死を遂げた。さらにその部下、野木もまた九州・柳川から「面白い物を見つけた」という葉書を詩織あてに書いた直後に失踪。途方にくれる詩織がたよれるのはもはや浅見光彦しかいない。ところが、その浅見にも死の影が……。著者のお願い――この本は浅見光彦シリーズを3冊以上お読みになった方以外はお買いにならないでください。
  • 名探偵浅見光彦&旅情ミステリーセレクション 1
    3.0
    内田康夫の名作ミステリーがコミックスで読める!名探偵浅見光彦シリーズ「後鳥羽伝説殺人事件」と「神戸殺人事件」を収録の大ボリューム!!
  • 伊香保殺人事件
    -
    浅見家のお手伝い・吉田須美子が警察に連行された。群馬県の吾妻町で起きた、焼死事件の殺人容疑者として。被害者・大戸は、政界に触手を伸ばす金融会社の専務で、妻とともに失踪中だった。そして妻も、伊香保町ロープウェイの崖下で転落死! 謎に挑む浅見光彦。伊香保で晩年を過ごした竹久夢二の不可解な過去。……戦慄と殺意が奔る、“旅情ミステリー”の白眉。

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  • 浅見光彦ミステリースペシャル 三州吉良殺人事件
    完結
    4.0
    「旅と歴史」の原稿の締め切りを控えていた浅見光彦は、母・雪江(ゆきえ)の発案で三河への旅に同行させられる。そして「殉国七士墓」で出会い、光彦と雪江に説教までした愛国老人が、翌日吉良町の海岸で死体となって発見されたことを知らされる。事情聴取を受けた光彦は、犯行時刻と死体発見時刻の違いに疑問を持ち……!? 彷徨える霊たちに誘われ、光彦の鎮魂の旅が始まる!
  • 浅見光彦ミステリースペシャル 城崎殺人事件
    完結
    4.5
    母・雪江のお供で訪れた城崎で、光彦は殺人事件に遭遇する。事件の真相を明らかにしようと行動に出た光彦だが、犯人に狙われ、警察には疑われてしまう。この地に伝わる土蜘蛛伝説を追ううちに、因縁の事件の真相が次第にみえてきた光彦だったが……。
  • 藍色回廊殺人事件
    3.5
    四国八十八ヶ寺取材で徳島を訪れた浅見光彦は、迷宮入り直前の事件に導かれるように吉野川流域の「第十堰」問題にぶつかる。調査を進めるうち、現実の問題として浮上する事件。そして再び起こる殺人。浅見の鋭い推理が暴いた真相とは……。愛、憎しみ、人間の悲しい業までも描き出す内田ミステリーの白眉。(講談社文庫)
  • 赤い雲伝説殺人事件
    3.5
    美保子の〈赤い雲〉の絵を買おうとした老人が殺され、絵が消えた! 莫大な利権をめぐって、平家落人の島で起こる連続殺人。絵に秘められた謎とは一体……? 名探偵浅見の名推理が冴える!
  • 秋田殺人事件
    3.0
    〔警告、秋田には魔物が棲んでいる。〕巨額の使途不明金問題で大揺れの秋田県に、副知事として赴任する望月世津子に届いた、不吉な警告文。大学の後輩である世津子の身を案じた浅見陽一郎は、弟の光彦に私設秘書としての同行を依頼した。 さらに二つの不可解な自殺事件が……。 旅情ミステリーと社会派の見事な融合。ボディガード・浅見光彦の名推理が巨悪を暴く!
  • 秋田殺人事件
    3.7
    第三セクターの住宅建材偽装事件と使途不明金問題に揺れる秋田県に、光彦の兄・陽一郎の後輩、望月世津子が副知事として赴任することに。陽一郎の命で、光彦は世津子のボディガードとして秋田に向かうが……。
  • 悪魔の種子
    3.9
    品種改良は、神への冒涜なのか――? 茨城県農業研究所の職員が、秋田県の西馬音内盆踊りの最中に謎の死を遂げる。茨城県霞ヶ浦では、長岡農業研究所の職員が水死体で上がった。お手伝いの須美子の依頼で調べ始めた浅見光彦は、巨大な利益を生む「花粉症緩和米」が事件を繋ぐと直感する。「米」をめぐり浅見光彦が奔走する傑作社会派ミステリ。
  • 朝日殺人事件
    3.8
    「アサヒのことはよろしく」とメッセージを残して男は死んだ。「アサヒ」とは何なのか? 名古屋、北陸、そして東北へと飛び回る名探偵・浅見光彦。死者が遺したメッセージの驚くべき真意とは。
  • 朝日殺人事件
    -
    「アサヒのことはよろしく頼みますよ」列車の中でそう話していた男が都内のホテルで殺された。たまたまこの言葉を耳にした母、雪江(ゆきえ)に、浅見光彦(あさみみつひこ)は事件の真相を調べるように命じられる。言葉の真相を探すため、光彦は「アサヒ」を追う旅に出た。調べるほど混迷の度を濃くしていく被害者の周辺。「アサヒ」という言葉につながった真実はどこにあるのか……。

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  • 朝日殺人事件 新装版
    5.0
    1巻550円 (税込)
    東京都内の高級ホテルで、不動産ブローカーの男が殺された。死因は後頭部を強打された際のショックによる急性心不全らしいが、現場には手掛かりが残されておらず、捜査は難航する。母親が旅行中に偶然被害者を目撃、男が発した「アサヒのことはよろしく」という言葉を耳にしていた縁で、浅見光彦は調査に乗り出す。同じ頃、「旅と歴史」編集部記者・宮崎さとみが、アパート隣室の女性が行方不明になった謎を解明して欲しいと持ちかけるが、浅見はその依頼を断ってしまう。やがて次なる殺人が発生。ところがその被害者は……。「アサヒ」の意味するところを求め、そして、第二の殺人の真相を究明する、名探偵・浅見光彦の推理が冴える!

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  • 浅見光彦殺人事件
    完結
    -
    大人気の名探偵・浅見光彦。そのシリーズ中最大の謎をあなたへ!! 「多摩湖殺人事件」の名コンビが贈る、旅情ミステリー・コミック第2弾!!!
  • 日蓮伝説殺人事件
    4.0
    宝石鑑定士・伊藤木綿子に、宝飾メーカーの専属デザイナー・白木美奈子が相談を持ちかけた。彼女が手がけた製品に粗悪な石が混在していたというのだ。美奈子は木綿子の恋人・塩野満の素姓も尋ねる。だが数日後、美奈子は死体となって発見され、塩野も事件発生の翌日、木綿子に連絡を残して消息を絶った。日蓮聖人のルポを依頼され、山梨にきた浅見光彦は、伝説シリーズ最大級の謎と煌びやかな宝石の世界に幻惑されるが……! ※本電子書籍は「日蓮伝説殺人事件(上)」「日蓮伝説殺人事件(下)」を1冊にまとめたものです。
  • 天河伝説殺人事件
    4.0
    作品とともに、わたしたちと浅見光彦の旅は続きます。 素晴らしい謎と冒険の数々を、これからも――。 能の水上流宗家の嫡男・和春の七回忌に催された追善能。宗家である和憲の二人の孫、和鷹と秀美もそれぞれ「道成寺」と「二人静」を舞うことになっていた。しかし、和鷹は舞台の最中に蛇面をつけたまま急死する。センセーショナルな和鷹の死、兄妹間の後継問題などに注目が集まる中、和憲の行方もわからなくなる。秀美は祖父の残した言葉を頼りに吉野へと向かうが……。惨劇に隠された悲劇に浅見光彦が挑む。シリーズ屈指の人気作! ※本書は、2008年7月に刊行された角川文庫版(改版)を底本に、上下巻を合本にしたものです。
  • 浅見光彦Special Edition
    -
    ※本電子書籍は「後鳥羽伝説殺人事件」「平家伝説殺人事件」「高千穂伝説殺人事件」「竹人形殺人事件」「軽井沢殺人事件」「浅見光彦殺人事件」を合わせたセット本です。各巻新カバー6点も収録。 <後鳥羽伝説殺人事件> 古書店で見つけた一冊の本。彼女がその本を手にした時、“後鳥羽伝説”の殺人劇の幕は切って落とされた! 華麗なる名探偵浅見光彦が誕生! <平家伝説殺人事件> 銀座ホステス・萌子は、三年間で一億五千万になる仕事という言葉に誘われ、偽装結婚をするが…。浅見光彦シリーズ最強のヒロイン佐和が登場! <高千穂伝説殺人事件> 美貌のヴァイオリニスト千恵子の父が謎の言葉を残して失踪した。神話と伝説の国・高千穂に隠された秘密が、浅見光彦と千恵子を彼の地へと誘う。 <竹人形殺人事件> 浅見陽一郎刑事局長が苦境に立たされた。発端は、父親が馴染みの女性に贈った竹人形。弟の光彦は兄の窮地を救うために、北陸へと旅立つ! <軽井沢殺人事件> インチキ商法で世間を騒がせた会社幹部が事故死した。「ホトケのオデコ」と謎の言葉を残して。信濃のコロンボ竹村警部と名探偵浅見が初の競演。 <浅見光彦殺人事件> ※著者からのお願い――この本は浅見光彦シリーズを3冊以上お読みになった方以外はお読みにならないでください。 詩織の母はいまわの際に「トランプの本」と言い残して病死。続いて父も非業の死を遂げた。途方にくれた詩織がたよれるのは浅見光彦だけ…。
  • 浅見光彦のミステリー紀行 総集編I
    3.0
    「本書に書き綴られたエッセイは、内田康夫という実作者の本音であることも事実です。創作の背景にあるものを、包み隠さずさらけ出してもいます。これから内田作品を読もうと思って下さる方への道案内になれば幸甚。あるいは、これからミステリーでも書いてみるかと思っている若い人の、何らかの指針になればと思います」(著者) 大好評シリーズ、総集編第1弾!
  • 浅見光彦ミステリースペシャル 藍色回廊殺人事件
    完結
    -
    四国八十八ヵ寺の取材で徳島を訪れた光彦は、吉野川流域の「第十堰」をめぐる開発問題にぶつかる。利権を取るか、美しき景観を守るのか、街は揺れ動いていく。そして、対立する人々を嘲笑うかのように発生した殺人事件は、迷宮入り直前の事件との思わぬ繋がりを見せ──。
  • 浅見光彦ミステリースペシャル 秋田殺人事件
    完結
    5.0
    第三セクター「秋田杉美林センター」の欠陥住宅問題と、県が同社に追加融資した巨額な金の行方に揺れる秋田県。その副知事に抜擢されたのは光彦の兄・陽一郎のテニス仲間である望月世津子だった。就任後、世津子の元に届いた不吉な警告文。そして、警告文の翌日に届いた不可解な事件の載った新聞の切り抜き――。その事件とは、全身火だるまで重度の火傷を負った男性が病院に辿りついたという記事だった。その男性は、その後死亡し、事件は焼身自殺として片づけられていた。兄・陽一郎の命を受け、副知事の私設秘書として同地に赴く光彦が闇を暴く――!!
  • 浅見光彦ミステリースペシャル 朝日殺人事件
    完結
    -
    「アサヒのことはよろしく」と謎のメッセージを遺し、殺された男。たまたま母・雪江がこの男の言葉を聞いていたから、さあたいへん! 光彦は母に命じられ、事件を調べることに。そんな時、「旅と歴史」編集部の女性記者の隣人が行方不明に? 全く関係ないように見える2つの事件が光彦の推理で重なり合い、解き明かされる!
  • 浅見光彦ミステリースペシャル イーハトーブの幽霊
    完結
    -
    「イギリス海岸」「さいかち淵」──。生まれ故郷を愛した作家・宮沢賢治が名付けたその場所で、次々と発生する殺人事件。花巻祭りの取材で居合わせた光彦も独自に捜査を開始──。しかし、理想郷で起きた事件の、犯人像はおぼろげで…。気になる手がかりは「幽霊を見た」という被害者の言葉だったが……。
  • 浅見光彦ミステリースペシャル 歌枕殺人事件
    完結
    -
    浅見家恒例の新春カルタ会に、「カルタ女王」こと朝倉理絵がやってきた。宮城県多賀城市出身の彼女は、3年前、歌枕「末の松山」の地として名高い宮城県・宝国寺の松の下で父を殺されたと光彦に打ち明ける。しかし、殺人事件の手掛かりも物的証拠もなく、事件は迷宮入り目前だった。話を聞いた光彦は、短歌や俳句が趣味だったという理絵の父が遺した手帳へのメモ「白浪 松山を越ゆ」を手掛かりに、事件の真相を探る旅に出る――。
  • 浅見光彦ミステリースペシャル 黄金の石橋
    完結
    -
    軽井沢のセンセを訪れた、人気俳優の“絵樹卓夫”。彼の母が脅迫されているというのだ。センセと「旅と歴史」編集長・藤田の依頼を受け、光彦は鹿児島へ向かった! お宝が隠されているという「金の石橋」はどこに!? 殺された社長とその息子との確執は!? 幾重にも絡み合う謎に光彦が果敢に挑む!
  • 浅見光彦ミステリースペシャル 小樽殺人事件
    完結
    -
    罪が築いた迷宮の出口は、名探偵が照らしだす!! フェリーで北海道への旅に出た光彦は、小樽の旧家・小山内家で起きた殺人事件に遭遇する。殺された夫人の遺品の中から見つかった“黒揚羽”は、何を意味しているのだろうか? そして滞る捜査をあざ笑うように、第二の変死体が…。旧家に染み付いた怨恨の記憶に、光彦が迫る!!
  • 浅見光彦ミステリースペシャル 還らざる道
    完結
    -
    二度と戻らないと決めた場所へ、最期に向かった老人の決死の覚悟とは。これが最後の旅だと木曾路へ向かった老人がひとり、その道の途中で死体となって発見された。祖父からの遺品を手にして、事件の解決を誓った孫娘・正恵と共に事件を追うことになった光彦だが…。過去の封印が解かれ、半世紀を超えて託されたメッセージをヒントに真相に迫る中、新たな悲劇が起こる!?
  • 浅見光彦ミステリースペシャル 鏡の女
    完結
    -
    ある日、兄・陽一郎の荷物に紛れて、光彦の元に姫鏡台が届く。それは、光彦の初恋の相手・浅野夏子からだった。中学入学とともに疎遠になった夏子からなぜ? そして、裕福な医者と結婚し、幸せを手に入れたかに見えた夏子が自殺したことを知った光彦は――!! 当時、光彦と夏子で遊んだ秘密の暗号らしき言葉を姫鏡台の裏に見つけた光彦。解読した言葉の意味することは――!? 嫁ぎ先で自殺した夏子の死の真相に迫る!
  • 浅見光彦ミステリースペシャル 記憶の中の殺人
    完結
    -
    内田家の隣の墓の持ち主・財田啓伍氏が殺された。事件現場にあったコーヒーカップからは、3年前に自殺した財田家の長女の指紋が検出され……。光彦は捜査を進めるが、いつしか事件は自身の幼き日の記憶と交錯して――。
  • 浅見光彦ミステリースペシャル 皇女の霊柩
    完結
    2.0
    東京品川の閑静な住宅で木曽妻籠出身の女性が殺された。事件を追って木曽へ向かった光彦が出会ったのは、妻籠の手前の馬籠でほぼ日を同じくして殺された東京出身の女性。ふたつの事件をつなぐキーワードは、悲劇の皇女・和宮――?隠された伝説に迫り、曇りない真相を暴く!
  • 浅見光彦ミステリースペシャル 幸福の手紙
    完結
    -
    “不幸の手紙”を受け取った雑誌編集者・典子。もちろん、“不幸の手紙”を広げるようなことはしなかったのだが、呼応するかのように周囲で奇怪な事件が起こり始め――。典子の記者仲間の突然の死。彼が典子につぶやいた「北海道で見た『半分の馬』」の意味とは? 光彦は被害者の足跡を辿り、北海道・十勝へ向かう! そして“不幸の手紙”を送ったと思われる典子の友人の死、公園で発見されたバラバラ遺体の発見が何かにつながっていく。手紙の差出人と謎の言葉、『半分の馬』の接点はどこに――!!
  • 浅見光彦ミステリースペシャル 斎王の葬列
    完結
    -
    皇女の斎王伝説を題材にした映画の撮影中に、男性の水死体が発見された。ロケ隊のメンバーにかけられた嫌疑を晴らすため、光彦は滋賀県土山町に向かうが、今度はロケ隊のメンバーが殺害され……。
  • 浅見光彦ミステリースペシャル 佐用姫伝説殺人事件
    完結
    -
    美しき磁肌に描かれた、悲しみと殺意の絵模様…。ホテルの一室で著名な陶芸評論家が殺された。死体には黄色い砂が撒かれ、部屋のメモには「佐用姫の」という謎の言葉が書かれた痕跡が。陶芸界を揺るがす事件に、佐賀県・有田へ向かった光彦だが、第二の殺人事件が発生し――!?
  • 浅見光彦ミステリースペシャル 十三の冥府
    完結
    -
    古文書の取材で青森県を訪れた光彦は、行く先々で不可解な死に遭遇する。「ピラミッド」、「キリストの墓」、「東北王朝」!? 本州最果ての地に息づく謎めいた伝説と信仰……死は荒ぶる神のタタリなのか!? 事件に潜む殺意に敢然と立ち向かう名探偵の活躍!
  • 浅見光彦ミステリースペシャル 崇徳伝説殺人事件
    完結
    -
    『旅と歴史』の取材で訪れた京都の崇道神社。そこで、突然見知らぬ女性に写真のフィルムを手渡された光彦。返しそびれてしまったフィルムが手元に残り、光彦は戸惑いながらも現像してみることに。そこには驚愕の光景が――!! 相次ぐ殺人事件は、怨霊伝説の暗示か!?
  • 浅見光彦ミステリースペシャル 砂冥宮
    完結
    -
    三浦半島の須賀家は文豪・泉鏡花の『草迷宮』の舞台のモデルとなった旧家である。浅見光彦は雑誌「旅と歴史」の取材で、須賀家を訪ね、当主の須賀智文から話を聞く。その須賀老人は、家族に「金沢へ行く」と言い残して家を出て数日後、石川県小松市の安宅の関跡で死体となって発見された。光彦は死の真相に近づくため、金沢へ向かうが、須賀老人の足跡は意外な場所で途切れていた……。
  • 浅見光彦ミステリースペシャル 高千穂伝説殺人事件
    完結
    -
    見合いの相手・本沢千恵子の父親が、秘密の留守番電話に奇妙なメッセージを残し失踪した。さらに、父親の知り合いと称する男が高千穂で不審な死を遂げ……。真相を探る千恵子を追い、光彦も高千穂へ飛ぶ!
  • 浅見光彦ミステリースペシャル 竹人形殺人事件
    完結
    -
    光彦の兄、刑事局長・浅見陽一郎が脅迫を受けた。圧力の材料として彼の前に置かれた一体の竹人形は、昔、父親が馴染みの女性に贈ったものだと言うが……。真相究明の命を受け福井県に向かった光彦は、竹細工師殺人事件に巻き込まれ……!?
  • 浅見光彦ミステリースペシャル 地下鉄の鏡
    完結
    -
    光彦の目の前で突如倒れた女性。「地下鉄の鏡で見た…」と言い残し、息絶えた。彼女の死に疑問を抱いた光彦と彼女の親友・哲子は、2人で協力してメッセージの謎を解き明かす!
  • 浅見光彦ミステリースペシャル 鳥取雛送り殺人事件
    完結
    3.0
    ルポライターの光彦は、新宿花園神社の境内で死んでいた男の第一発見者となってしまう。遺体の側に添えられていた桟俵は、米俵をフタするにはあまりにも小さすぎて……。亡くなっていたのは人形メーカーの専務。小さな桟俵との関わりに気づいた光彦は、雛流しで知られる鳥取へと飛ぶ。
  • 浅見光彦ミステリースペシャル 鞆の浦殺人事件
    完結
    1.0
    ホテルにカンヅメの内田センセが、囲碁サロンで出会ったという謎の老人に「鞆の浦へ行きな」と言われ…。センセの代わりに光彦は、広島・福山にある風光明媚な地・鞆の浦へ向かった。そこで光彦が目にしたのは、大企業の思惑に翻弄される人々と不可解な二つの殺人事件だった──。
  • 浅見光彦ミステリースペシャル 平城山を越えた女
    完結
    -
    光彦は取材先の京都・大覚寺で、娘の行方を捜しているという男に出会う。後日、奈良・ホトケ谷で発見された女性変死体のニュースを耳にした光彦は、男の勤めている会社に連絡するが、別人らしき者が電話に出て……。
  • 浅見光彦ミステリースペシャル 贄門島
    完結
    -
    奇怪な風習「生贄送り」に迫る名探偵の運命は――!? 生前、光彦の父・秀一はボートの操舵ミスで房総の海に投げ出され、夢現に死神達の不気味な会話を聞いたという。父の遺した言葉の真意を求め、事故のあった美瀬島へと向かった光彦だが、共に島に渡ったルポライター・平子が姿を消して――!!
  • 浅見光彦ミステリースペシャル 逃げろ光彦
    完結
    -
    レストランで隣り合わせた謎の美女が忘れていった携帯電話。それに気づいた光彦は、彼女に渡そうと店を飛び出すが、後を追うことができず、携帯だけが手元に残った。そのことがきっかけで、なぜか光彦が追われる立場になってしまい……。
  • 浅見光彦ミステリースペシャル 日蓮伝説殺人事件
    完結
    -
    山梨県・身延へ出かけた浅見光彦は、そこで美貌の宝石デザイナー・白木美奈子の殺人事件に巻き込まれる。美奈子の助手で宝石鑑定士の伊藤木綿子が、警察から容疑者として疑われる。彼女が犯人ではないと確信する光彦は、独自調査を進めるが――。事件の背後に潜む日蓮伝説。その謎に込められた本当の意味とは? 華麗なる宝石業界に渦巻く陰謀が暴かれる!
  • 浅見光彦ミステリースペシャル 白鳥殺人事件
    完結
    -
    フリーのルポライター・浅見光彦が、日本各地で巻き起こる事件と犯人、時に女性関係(?)に悩まされながらも、明敏な頭脳で推理する! 「白鳥の」…謎のダイイングメッセージを残し、新潟のホテルの一室で男が息絶えた。その第一発見者は、製菓業界紙の取材に同行していた光彦だった。製菓会社を狙う「怪盗X団」の恐喝事件、そして連鎖する関係者たちの死に隠された、悲しい真相を解き明かす。
  • 浅見光彦ミステリースペシャル 鄙の記憶
    完結
    -
    静岡県寸又峡で「面白い人にあった」という伝言を残し、1人の記者が殺された。事件現場に向かった光彦は、その伝言の受け取り主である新聞記者と出会い、意気投合する。しかし、事件の手掛かりを掴んだと思われた記者は、秋田県大曲で姿を消してしまい――。恐るべき連続殺人犯が胸に秘める犯行動機は――!? 名探偵が人の哀しき業に対峙する!!
  • 浅見光彦ミステリースペシャル 姫島殺人事件
    完結
    -
    リゾート開発と政治の闇にからめ捕られた家族の絆。大分の北東部、国東半島の沖合に浮かぶ伝説の島・姫島で、有力者の息子が殺された。直前に島を訪れていた光彦は、その男に脅迫されていて…。さらに旧知のカメラマン・浦本までが、娘を残して水死体で発見される。疑惑と推理の衝動に掻き立てられた光彦は、再び姫島へと旅立つ!
  • 浅見光彦ミステリースペシャル 氷雪の殺人
    完結
    -
    北海道・利尻山の登山道で起きたエリートサラリーマン・富沢春之の変死。事件を極秘で追う光彦は、利尻島で、富沢の恋人・中田絵奈と出会う。さらに稚内へ旅立った光彦は、富沢が現地で残した意味不明のメッセージを解くヒントを掴む。だが、事件の背景には巨大な権力の闇が……! 兄・陽一郎と共に兄弟で組織の腐敗に立ち向かう!
  • 浅見光彦ミステリースペシャル 漂泊の楽人
    完結
    -
    光彦の元に、大学時代の友人の妹・肇子が訪れる。殺された兄の遺言で、生前愛用していたパソコンを光彦に貰って欲しいというが……。しかし、そのさなか、今度は肇子の母親までもが何者かに殺害されてしまい――!?
  • 浅見光彦ミステリーSP(分冊版) 【第1話】
    4.0
    「歌わない笛」作画:長尾文子 岡山県倉敷市の山林で発見された女性の服毒死体。彼女の手にはフルートが握られていて……? ※この作品は「まんがでイッキ読み! 浅見光彦ミステリーSP」の分冊版です。重複購入にご注意下さい。
  • 浅見光彦ミステリースペシャル 御堂筋殺人事件
    完結
    -
    繊維メーカーの取材で大阪・御堂筋を訪ねた光彦。新素材を身にまとった華やかな美女が、御堂筋で行われていたパレードの最中に、光彦の目の前で転落死してしまう。ただの事故ではないと感じた光彦は、事件の背後に潜む2重にも3重にもからまった愛憎の糸をひも解いていく----。
  • 浅見光彦ミステリースペシャル 美濃路殺人事件
    完結
    -
    愛知県犬山市にある明治村で、男性の死体が発見された。光彦は、その男性の顔に見覚えがあることに気づく。数日前に報道された宝石商失踪事件のニュースでも、その男性が関係者として映っていたのだ。2つの事件には、どんな関係が……? 真相を求め、和紙の里・美濃から蔵王へ――!!
  • 浅見光彦ミステリースペシャル 耳なし芳一からの手紙
    完結
    -
    「火の山で逢おう」差出人・耳なし芳一の奇怪な手紙を残し、新幹線内で変死した老人。漫画家志望の池宮(いけのみや)果奈と、自称人殺しの高山隆伸(たかのぶ)と共に、光彦が伝説の亡霊を追い詰める! 関門海峡を見下ろす、下関の美しい景観に隠された、過去の哀しい悲劇とは……謎の手紙の意味とは……七卿の最後とは……光彦+αの名探偵“トリオ”が大きな謎に立ち向かう!
  • 浅見光彦ミステリースペシャル 若狭殺人事件
    完結
    -
    福井県・若狭地方の名勝・三方五湖で他殺体が発見された。そしてその1年後、東京・高島平で広告代理店に勤める男が絞殺された。東京の殺人事件の被害者が書いたミステリー小説は三方五湖に住む老女が主人公で…。絡みあう過去と2つの事件の接点を求め光彦は若狭へ向かう!!
  • 明日香の皇子
    3.8
    <うつそみの人にあるわれや明日よりは、二上山を弟世(いろせ)とわが見む>大津皇子の死を悲しみ、姉の大伯皇女が詠んだ歌に隠された意外な事実!?大東広告の社員で24歳になる村久は、清楚で慎しみ深い美人恵津子に憧れ、いつしか二人は恋仲になった。だがある日突然、恵津子は村久の前から姿を消した――。巨大企業エイブルックにまつわる黒い噂。謎の連続殺人。恵津子の出生の秘密。事件をとく鍵は、恵津子が村久に託した一枚の絵に!!東京、奈良・飛鳥を舞台に、古代と現代をロマンの糸で結ぶ、伝奇ミステリー。
  • 明日香の皇子 新装版
    -
    1巻550円 (税込)
    大東広告社員で24歳になる村久の恋人・恵津子が失踪した。恵津子の伝言を預かっていると語る男に呼び出されるが、男は村久の眼前で殺される。「アスカノミコ」という言葉を遺した被害者は、村久が担当する大取引先企業・エイブルックタイヤの社員だった。謎めいた言葉の意味を解く手がかりを求め、奈良の古都・飛鳥へと向かう村久の周囲で、得体のしれない「敵」の影が蠢きだす。失踪直前、恵津子が村久に託した一枚の絵が秘めた事件の真相とは…!? 内田康夫ワールドの原点がここにある。推理とロマンが渾然一体となった、壮大なミステリー!

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  • 天城峠殺人事件
    4.0
    天城峠付近で発見された、千社札を持って寺社巡りをしていた男の死体。そして人気アイドルの心中事件。無関係とも思える二つの事件に遭遇した浅見は、意外な接点に気づき、巧妙なトリックに迫っていく!
  • 天城峠殺人事件
    4.0
    名探偵(ルポ・ライター)・浅見光彦は事件に巻き込まれた。――天城峠付近の崖下(がけした)で発見された老人の死体。そして、疑惑に満ちた、アイドルタレント・桜井夕紀の心中事件。浅見と夕紀は、前に雑誌のインタビューで会って意気投合していたのだ。老人が残していった千社札を尋ね歩くうち、この二つの事件が交差した!?……伊豆に伝わる手毬歌(てまりうた)が、おそるべきトリックを暗示する本格推理。

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  • 琥珀の道殺人事件
    値引きあり
    3.7
    古代日本では琥珀が岩手県久慈から奈良の都まで運ばれていた。その「琥珀の道(アンバー・ロード)」をたどったキャラバン隊メンバーの相次ぐ変死。久慈から単身上京していた大岡滝子は早稲田面影橋で通り魔に襲われ、本井博正は三陸海岸で投身自殺を遂げた……かに見えた。残された写真に写る謎の人物とは? 琥珀の知られざる秘密を名探偵・浅見光彦が探るうちに事件は思わぬ方向へ。内田康夫、長編第50作を飾る渾身の書き下ろしミステリー。
  • 遺譜 浅見光彦最後の事件 上
    4.0
    本人の知らぬ間に企画された浅見光彦34歳の誕生日会。初恋のひとである稲田佐和との再会に心躍る浅見は、美貌のヴァイオリニスト、アリシア・ライヘンバッハからボディガードを頼まれる。一度は断ったものの、陽一郎からの要請でアリシアのコンサートが行われる丹波篠山に赴くことに。彼の地で彼女の祖母の遺譜を捜索するが、手がかりである「インヴェ」に繋がる男が殺され浅見に嫌疑がかかり!? 国民的名探偵〈最後〉の事件
  • 遺譜 浅見光彦最後の事件【上下 合本版】
    5.0
    本人の知らぬ間に企画された浅見光彦34歳の誕生日会。初恋のひとである稲田佐和との再会に心躍る浅見は、美貌のヴァイオリニスト、アリシア・ライヘンバッハからボディガードを頼まれる。一度は断ったものの、陽一郎からの要請でアリシアのコンサートが行われる丹波篠山に赴くことに。彼の地で彼女の祖母の遺譜を捜索するが、手がかりである「インヴェ」に繋がる男が殺され浅見に嫌疑がかかる。なんとか容疑を晴らした浅見だが、アリシアの依頼の裏には戦前日本とドイツまで遡る陰謀があることに気づく。浅見家にも繋がる「遺譜」に隠された盟約と、陽一郎の暗躍。真相を確かめるため赴いたドイツで、アリシアの祖母から明かされた哀しい事実とは――。現代ミステリー界の雄が不退転の決意で描き出した、シリーズ最大の衝撃作! ※本電子書籍は「遺譜 浅見光彦最後の事件 上」「遺譜 浅見光彦最後の事件 下」の2冊を合わせた合本版です。
  • イーハトーブの幽霊 新装版
    -
    『旅と歴史』の編集長に花巻祭りの取材を命じられ、宮沢賢治が理想郷の意味を込めてイーハトーブと名付けた岩手県花巻市を訪れた浅見光彦だったが、彼の到着後に宮沢賢治ゆかりの地である「イギリス海岸」「さいかち淵」で相次いで二人の男の殺害死体が発見される。しかも被害者の一人は死の直前に「幽霊を見た」と周囲にもらしていた……。浅見光彦、靄の彼方に潜む幽霊の正体を追う! 〈新装版刊行によせて〉新名 新 〈目次〉 プロローグ 第一章 イギリス海岸にて 第二章 花巻祭りの夜 第三章 毒もみの好きな局長さん 第四章 復讐する少女 第五章 銀河鉄道の惨劇 第六章 美しき修羅 エピローグ 自作解説
  • 上野谷中殺人事件
    値引きあり
    3.3
    東京の北への玄関口、上野駅に再開発計画があるという。地上300mの超高層駅ビル、不忍池地下の大駐車場。地元の下町では賛成派と反対派に意見が分かれていた。大林繭美はタウン誌を発行しながら、この愛すべき街を守ろうと忙しい毎日を送っていた。ある日、ルポライター浅見光彦は軽井沢の作家から一通の奇妙な手紙を託された。そして、数日後、差出人は谷中霊園で「自殺」した。情緒あふれる東京の下町に浅見光彦の推理が冴える書き下ろしミステリー。
  • 喪われた道
    -
    尺八、黒衣、天蓋―青梅山中で殺された男はなぜか虚無僧姿だった。調査を開始した浅見光彦は、尺八名人だった男が、以前住んでいた修善寺ゆかりの名曲「滝落」だけは拒絶していたことに疑問を抱いた。急遽伊豆へ赴き、事件当日、修善寺でも虚無僧が目撃されていた事実を掴む。偶然なのか?直後、第二の殺人が起きた!
  • 喪われた道
    5.0
    虚無僧姿の男の死体が、青梅街道で発見された。被害者は会社役員、羽田栄三。羽田は死の直前「失われた道の意味がわかった」と妻に語ったという。取材で近辺を訪れていた浅見は事件に深く関わることに……。
  • 歌枕殺人事件
    5.0
    浅見家恒例のカルタ会で出会った美女、朝倉理絵。彼女の父親が三年前に殺された事件は未だ未解決。浅見光彦は手帳に残された謎の文字を頼りに真相を追い求めて宮城へ……古歌に封印されていた謎とは!?
  • 歌わない笛
    4.5
    怒りの旋律か哀しみの調べか?浅見光彦が挑んだ二つの死の真相! 倉敷市の山林で夏井康子が死体で発見された。服毒し、フルートを手にしたまま…。その五日後、婚約者・戸川健介の溺死体が吉井川に浮かぶ。警察は揉め事の末の後追い心中事件と結論した。しかし、演奏会で津山市を訪れ、偶然事件と関わったヴァイオリニストの本沢千恵子は妙なことに気付いた。康子のフルートの持ち方が左右逆なのだ。他殺?千恵子は旧知の浅見光彦に相談する。恐ろしく悲しい演奏会の序曲だった。
  • 江田島殺人事件
    4.0
    江田島の主峰・古鷹山が炎上し、短剣を腹部に突きたてた不審な焼死体が発見された。そして10年――。帝国海軍の象徴・東郷元帥の盗まれた短剣の行方を追って浅見光彦が江田島へ。奇しくもその日、発見された短剣で男が「自殺」した。3つの短剣に秘められた戦後40余年の繁栄に酔いしれる日本の悲劇とは!? (講談社文庫)
  • 追分殺人事件
    -
    信濃追分と、かつて本郷追分といわれた東京本郷での男の変死体。この二つの〈追分〉の事件に、信濃のコロンボこと竹村警部と警視庁の切れ者・岡部警部の二人が挑む! 謎の解明のため二人は北海道へ……。
  • 黄金の石橋
    3.7
    “軽井沢のセンセ”の策略で、浅見光彦は、俳優・絵樹卓夫の依頼を受けるはめに。鹿児島にいる絵樹の母が、謎の男から「金の石橋」の古文書を渡せと、脅迫されているのだ。石橋の取材を兼ね、鹿児島を訪れた浅見は、殺人事件に巻き込まれる。金の石橋と恐喝と殺人……3つの絡み合った謎に浅見が挑む! 著者自作解説つき。
  • 王将たちの謝肉祭
    4.0
    美少女棋士、今井香子は新幹線の中で、見知らぬ男から一通の封書を預かった。その男が死体となって発見され、香子も何者かに襲われた。そして第二の殺人が起こる。感動を呼ぶ異色サスペンス。
  • 隠岐伝説殺人事件
    3.0
    ※本書は、2014年2月28日~2022年1月20日まで配信していた角川文庫『隠岐伝説殺人事件 上』『隠岐伝説殺人事件 下』を合本にした作品となります。重複購入にご注意ください。 隠岐の中ノ島に伝わる後鳥羽上皇の謎。上皇の祟りを恐れる老人が遺体で発見され、浅見光彦を隠岐の島に誘った佐多教授も変死を遂げる。源氏物語絵巻にまつわる悲しき死の真相に浅見光彦が挑む。 ※本電子書籍は「隠岐伝説殺人事件 上」「隠岐伝説殺人事件 下」を1冊にまとめたものです。
  • 恐山殺人事件
    -
    1巻704円 (税込)
    歌手志望の紹子の周りで次々と殺人が…。彼女の護衛を頼まれた浅見光彦は「北から来る男」の謎を追って恐山へ…。旅情ミステリーの傑作!!
  • 恐山殺人事件
    4.0
    博之は北から来る何かによって殺される……恐山のイタコである祖母サキの予言通り、東京のマンションで変死体で発見された。真相究明の依頼を受けた浅見光彦は呼び寄せられるように北への旅に出る。
  • 鬼首(おにこうべ)殺人事件~〈浅見光彦×歴史ロマン〉SELECTION~
    -
    「オニコウベデアッタ」秋田県雄勝町での小町まつりの最中に老人がこう呟いて絶命した。事件を目撃した光彦は町役場観光課の職員と調査を開始するが、警察からの圧力がかかる。遺体からは毒物が検出されたのに、何故か自殺と断定。さらに第2の殺人も発生! 深まる謎の向こうに超大企業と大物政治家の影を見た光彦に巨大な闇が迫る。傑作推理小説!
  • 還らざる道
    4.3
    愛知・岐阜県境の奥矢作湖(おくやはぎこ)に他殺体が浮かんだ。身元はインテリア会社会長と判明。彼は奥三河(おくみかわ)の歴史の街・足助(あすけ)の「観光カリスマ」として知られる人物の新聞記事を持っていた。事件を知った浅見光彦は調査を開始、最後の旅に出るという手紙を被害者が残していたことを掴む。二度と帰らない覚悟でどこへ向かったのか。新聞記事は何を意味するのか? やがて封印された過去が蘇るとき、もう一つの事件が浮上した……。
  • 鏡の女
    3.0
    めったに贈り物など受けとったことのないルポライター浅見光彦に、初恋の女性から姫鏡台が届いた。浅見は彼女の嫁いだ豪邸を訪ねるが……さまざまな鏡をめぐり、浅見が名推理を披露する表題作ほか2編を収録。
  • 神苦楽島(かぐらじま)上
    3.5
    1~2巻597円 (税込)
    「浅見光彦シリーズ」、『神苦楽島』の舞台は淡路島。秋葉原で若い女性の不審死に遭遇した浅見光彦は、出張先の淡路にて日本神話、民俗、古くからの習慣が絡み合う、不可解な殺人事件に巻き込まれる。やがて政治家の陰謀まで見え隠れし、事件の背後にある組織に光彦は戦慄(せんりつ)するのだった──。
  • 風の盆幻想
    3.7
    富山県八尾で老舗旅館の若旦那が謎の死を遂げた。自殺で終わらせようとする警察に疑問を感じた浅見光彦と軽井沢のセンセは、胡弓の音色響く風の盆祭りのなか、調査に乗りだす。八尾、飛騨高山、神岡を辿るうちに見えてきた「おわら」をめぐる対立に引き裂かれた恋人たちの過去――。哀切な調べにのって浅見光彦の推理が冴える傑作長編ミステリ。
  • 金沢殺人事件
    -
    正月の古都・金沢で、惨劇が発生した。兼六園近くの「美術の小径」の急な石段から、女子大生が何者かに突き落とされ死亡したのである。彼女は年末の東京・平塚神社で「オンナニ……ウシク」という謎の言葉を残して殺された商社マンの最期を、偶然目撃していた。二つの殺人事件の繋がりを求めて北陸に飛んだ名探偵浅見光彦は「紬(つむぎ)の里」で事件解明の鍵を掴んだが……。人気作家が古都金沢を舞台に放つ本格旅情推理の傑作!
  • 金沢殺人事件
    3.0
    事件はまず、浅見光彦の自宅付近にある平塚(ひらつか)神社で起きた。商社マンが謎の言葉を残して刺殺されたのだ。さらに、古都・金沢で、惨劇が発生した。兼六園(けんろくえん)近くの「美術の小径(こみち)」の急な石段から、女子学生が突き落とされ死亡したのだ。彼女は商社マンの最後を、偶然目撃していた!? ……2つの殺人事件の繋(つな)がりを求めて北陸に飛んだ光彦は、事件解明の鍵をつかんだが……。
  • 鐘

    3.6
    諸行無常の理(ことわり)を表わすという鐘の音。浅見家代々の菩提寺、聖林寺の梵鐘から血が滴るという怪事件があってまもなく、顔にその鐘の模様痕をつけた男の変死体が隅田川に浮かんだ。四国高松、越中高岡と、被害者の美しい妹とともに鐘の謎を追いかける浅見光彦の旅が始まる。(講談社文庫)
  • 軽井沢殺人事件
    値引きあり
    3.0
    金の売買などインチキ商法で世間を騒がせた佐賀原商事の幹部社員平山は、南青山で交通事故に遭い死亡した。後には「ホトケのオデコ」という謎の言葉と「九条亜矢子」という名刺が残った。亜矢子は現在、政界に隠然たる影響力を及ぼすフィクサー・大原と結婚していた。一方、軽井沢大橋で、警視庁公安部員が不審死を遂げた。事件の背後には40数年前のある出来事が……。信濃のコロンボ・竹村警部と名探偵浅見光彦が初めて競演!
  • 軽井沢殺人事件
    -
    謎の言葉「ホトケのオデコ」を遺(のこ)して、インチキ商法で世間を騒がせた商事会社の幹部社員が事故死した。全国手配で浮かんだのは、政界に隠然(いんぜん)たる力を持つフィクサーの影。一方、軽井沢で、警視庁の公安部員が不審な死を遂げた――。お馴染み名探偵・浅見光彦(あさみみつひこ)と、「信濃(しなの)のコロンボ」こと竹村(たけむら)警部が初共演! 霧の軽井沢を舞台に、上流社会と日本の暗部を暴く!

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  • 軽井沢通信 浅見光彦からの手紙
    -
    軽井沢のセンセが浅見光彦に宛てた手紙は、ユーモアあふれる玉手箱。時には小説のネタ探しを依頼したり、時には世の中にはびこる矛盾を追求したり、はたまた時には、身の回りで起きた面白エピソードを披瀝し……。どこまでが本気で、どこまでが冗談か? 〆切を忘れて、自慢話のオンパレード。心やさしき超マジメ人間の名探偵・浅見、この無理難題山積みの手紙に、どう応える!?小説では明かされなかったエピソードが満載!!アサミスト必携の一冊。
  • 軽井沢の霧の中で
    -
    ひっそり暮らす初老の陶芸家と美貌の妻に近づく謎の青年。不吉な〝暗号〟のように登場する白い犬。四季折々の避暑地に殺意の翳が。
  • 軽井沢の霧の中で
    -
    父親の死をきっかけに、絵里は軽井沢でペンションを始めた。地元の経理士と恋仲になり、逢瀬を終えた夜、彼が殺害された。(アリスの騎士)四人の女性が避暑地で体験する危険なロマネスク・ミステリ。
  • 合本 神苦楽島(かぐらじま)【文春e-Books】
    4.0
    秋葉原で若い女性の不審死に遭遇した浅見光彦は、出張先の淡路にて日本神話、民俗、古くからの習慣が絡み合う、不可解な殺人事件に巻き込まれる。やがて政治家の陰謀まで見え隠れし、事件の背後にある組織に光彦は戦慄するのだった――。 古事記に描かれた「国産み」神話、伊勢や奈良の遺跡、淡路の「拝み屋」の呪詛、民間信仰などが登場する一方、官僚や政治家と大企業の癒着、怪しい団体まで描かれる傑作長編ミステリー、待望の合本!

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