上田規代 - 二見書房作品一覧

  • 愛のカレー【特別版】
    3.8
    ……私の手で蕩ける君が見たいんだ 夕飯のカレーを作る大学院生の啓太のもとに突然、得体の知れない男が倒れ込んできた。十人前のカレーを平らげてもなお腹を鳴らす彼は、大手弁当会社社長の須藤遼一。食べても食べても満腹にならない奇病の須藤は、その後も行き倒れ寸前で食料を所望しに訪れる。空腹時は理性を忘れた食欲魔人のくせに、時折みせる須藤の大人の色気に翻弄され、いつしか惹かれ始める啓太だったが――須藤さんが来てくれるのは、食事のためだけ? それとも…? しかし啓太の想いをよそに、ある日を境に須藤はパッタリ来なくなってしまい……。 紙書籍発売時、フェア用に書き下ろされたSSを収録した特別版!
  • 幾千の好きと嫌いを繰り返し~身代わり花嫁の恋~
    3.0
    「俺と一緒に暮らしてほしい」――十五歳の時、母をモデルにデザインされたウェディングドレスを着てステージモデルを務めた縁で、若くして世界で成功を収めているデザイナーの弦馬に引き取られ、育てられた和依。次第に彼への恋心を自覚していくものの、弦馬が酔っぱらって仕掛けてくる抱擁もキスも、本当は亡くなった母に向けられるべきものと知っている和依は気持ちを抑えてきた。しかし、二十歳の誕生日についに一線を越えかけるという出来事が起こり…。
  • 俺様アイドルは演歌がお好き
    3.0
    演歌界の重鎮、作詞家・渚清十郎の弟子である夏深草平の夢――それは今をときめくアイドルユニットMeteor(メテオ)の流こと小野町隆盛に、自分の詞を歌ってもらうこと。ついに積年の思いを胸に隆盛に詞を捧げたところ、いきなりメガネを奪われるは人前でメガネを外すなと命令されるは、なんだか俺様な要求の数々。さらには草平の名前を古典「百夜(ももよ)通い」の’深草少将’にかけて、’小野小町’の自分のもとへ百夜続けて詞を持参しろと言い出して!~ 隆盛は気づいていないようだだけれど、実は二人の間には幼い頃に果たせなかった約束があって……。

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