海月ルイ作品一覧

  • 薄い月 京都迷宮事件簿
    3.0
    1巻715円 (税込)
    見当たり捜査――指名手配犯の写真を記憶し、街頭などで当該人物を見つけ出すという特殊な捜査法だ。非科学的だが検挙率は非常に高い。来年創設されるノンフィクション大賞に応募するため、フリーライター・夏目潤子はその取材にあたっていた。常に五百人もの顔写真を頭に叩き込む専従捜査官のなかでも、警部補の稲垣は天才的な記憶力と識別能力を持っていた。だがある日、稲垣は今まで一度もはずしたことのない「アタリ」をはずした。一体なぜ!? 潤子は非番の稲垣を尾行するが……。※巻末ページのリンク先にはジャンプ出来ませんのでご了承下さい。

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  • 京都祇園迷宮事件
    -
    1巻715円 (税込)
    フリーライターの夏目潤子は、京都・祇園のお茶屋「北尾」に住み込みながら記事を書いている。女将の喬子や側近のキワから「漱石はん」とからかわれ、祇園特有のしきたりに戸惑う毎日だ。そんな「北尾」にとって最大の関心事は、仕込みの見習い舞妓・美代鶴のデビュー"店出し"。ある日、座敷に向かった美代鶴と潤子は、全身を刺され倒れている男を発見する。男はその晩「北尾」で大騒ぎしていた客だった。フリーライターの血が騒ぐ潤子は事件を調べ始めるが……。※巻末ページのリンク先にはジャンプ出来ませんのでご了承下さい。

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  • 子盗(と)り
    3.8
    京都の旧家に嫁いだ榊原美津子は、子供に恵まれずに十数年。本家の跡取りの出産を期待される重圧に耐えかね、妊娠していると言ってしまった美津子は、産院から新生児を連れ去ろうとして看護師・潤子に見咎められる。その後まもなく、榊原家では幸せそうな夫妻と赤ん坊を囲んで、盛大な祝宴が開かれていたが…。子に恵まれない女、子を奪われた女、子を望まない女──女たちの暗い情念を描いた傑作。第19回サントリーミステリー大賞・読者賞ダブル受賞作!
  • 十四番目の月
    3.4
    スーパーへ連れて来た子供がいない…! 主婦の桑島樹奈は、買い物中に2歳の娘を誘拐される。犯人からの要求は身代金2千万円。だが、受け渡し場所の指示を次々に変えてくる。そして犯人は誰とも接触することなく金を奪った。一方、シングルマザーのピアニスト・奈津子は現場のホテルで演奏をしていたことから事件と関わりを持ち、誘拐事件を調べ始めるが…。果たして犯人はどうやって金を奪ったのか? その子が狙われた理由は? 女性心理を巧みに描く傑作心理ミステリ。
  • プルミン
    3.5
    公園で、乳酸飲料・プルミンを配っていた正体不明のプルミンレディー。飲んだ子供の一人が自宅で血を吐き、間もなく死亡した。亡くなった雅彦は、小学一年生ながら悪質なイジメで同級生達を支配していたボス。その母親も、実は周囲とトラブルがあり、母子ともに周囲の反感を買っていた。犯人の狙いは雅彦への復讐なのか? 子供たちを狙った無差別殺人? やがて第二・第三の殺人事件が起き…。真相は、見慣れた風景のどこに隠れているのかわからない。傑作ミステリー。

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