ミーガン・ハート - ハーレクイン作品一覧

  • 続・星の王子と汚れた天使
    5.0
    孤独なエルの“身体から始まった最後の恋”は、愛とセックスに溢れた新婚生活へと昇華した。だがあるとき、ダンがふと発した問いかけが、エルの心にひとしずくの波紋を広げる。★「きみは子供が欲しい? 欲しくない?」キッチンで背後から腰を抱かれ、急にそんなことを訊かれても、即答できるわけがない。新居のあらゆる場所であらゆる体位でセックスするという夫婦の誓いを全うすべく、日々勤しむことにはなんの迷いもなく没頭できる。けれど、毎日必ずのむピルをやめて、その先に待ち受ける可能性を受け入れることはまだ私にはできなかった。リビングのソファで、シャワーの中で、そしてベッドの上では後ろから、時には互いの自慰を見せ合いながら――。そんな“営み”に彩られていた日常にいくつかの出来事が割り込み、私はいつしか思いを馳せるようになっていた。尽きることのないダンの愛と、私だけが叶えられる、彼の願いに。

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  • 星の王子と汚れた天使――身体から始まる最後の恋 上
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    ★今年イチオシのエロティカ作家ミーガン・ハートが贈る、痛いけどキュンとして、切ないけど濡れる――孤独なエルの、愛と癒やしのラブストーリー。★話しかけてきたのは彼のほう。私をじっと見つめ、ウイスキーを勧め、家まで送っておきながら、指一本触れずに帰った。忘れられなかった彼に再びでくわしたとき、私はもう時間を無駄にはしなかった。混み合ったダンスフロアで、スカートに手を入れ、濡れた襞をなぞり、大音響とブルーのネオンに紛れて私をイカせるのを許した。彼はキスをしようとし、私は顔を背けた。私は誰ともつき合わないし、誰ともキスしない。そういう親密なことはしない、人混みでセックスはしても。だけど、ダンと名乗った彼に名前を訊かれたとき、わたしはいつものように偽名を告げなかった。彼が「また会いたい」と言ったとき、わたしはいつものように断らなかった。なぜかはまだ、わからなかったけれど。

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