山口瞳作品一覧

  • 草野球必勝法
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    小学生の頃は強肩強打の左翼手。サラリーマン時代は投手兼三塁手にして四番打者。そして後に監督と豊富な経験をもつ筆者が、ウンチクをかたむけて語る、江分利満氏の華麗にして優雅なベースボールの楽しみ方。プロ野球なら長嶋茂雄論から熱涙の巨人・阪神戦観戦記まで、草野球なら選手起用法から監督のありようまで、あらゆる局面にふれたこの本は、根っからの野球好きが愛情をこめて書いた野球論であると同時に、ユニークな人生論にもなっている。
  • 小学館電子全集 特別限定無料版 『山口瞳 電子全集』
    無料あり
    5.0
    小学館電子全集ビッグバンキャンペーン特別限定版。 「週刊新潮」に連載がはじまった「男性自身」シリーズのうち、1963年12月2日号の第1話「鉄かぶと」から、第5話「顔について」までと、山本周五郎逝去にあたり綴った鎮魂歌「山本さん」169話~171話(1967年3月4日~18日号)、第48回直木賞受賞作『江分利満氏の優雅な生活』が、「婦人画報」で連載された1961年に、本連載の前に“お試し掲載”された小編「ドッカリ夫人を愛す」、「むし虫いたします!」を全文収録。 また、長男・山口正介氏が、家族でしか知り得ない父の素顔や山口家の裏事情などに迫る連載回想録「草臥山房通信」より第1回めの一部を収録。さらに、寿屋(現サントリー)勤務時代のサラリーマン山口瞳の写真、貴重な直筆原稿として、國學院大學の卒業論文の一部も収録。

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  • 愛ってなに?
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    1巻715円 (税込)
    “愛ってなんでしょうか”中年に達した男の心にふとよみがえる若い女の声……。男女の機微とサラリーマン生活の哀歓を鮮やかにとらえた表題作はじめ、『罐蹴り』『鳩胸の鳩』『葛の花』等、さまざまな愛のかたち――そのはかなさ、にがさを、優しく透明なユーモアに包む珠玉の名編15選。『翡翠の色』ほか本書初収録の作品を加えて、短編小説の名手山口瞳の全貌を明らかにする。
  • 江分利満氏大いに怒る
    4.0
    “酔って乱れぬ、という人がいる。世の中にこんなつまらぬ男はない”“気合で負ければ勝負に負けるのである。おそらく90パーセントはそうなるだろう”豊富な人生体験から得た生活の知恵の数々…。「大日本酒乱党宣言」や「賭博的人生論」など29編。ユーモアとペーソスを混え、人生の達人が鋭敏な観察眼でつづった珠玉エッセイ集。
  • 江分利満氏の華麗な生活
    -
    1巻330円 (税込)
    エブリマン・シリーズの、お待ちかね第二集登場! 「サラリーマンいろは歌留多」や「大日本酒乱之会」、「草野球必勝法」など、全10編を収録する。この作品の、独特にユーモラスな魅力をささえているものは、なんと言っても戦時に苦い青春時代を送った著者の、いたって旺盛な批判精神であり、と同時に、大衆の悲しみと喜びの正体を遺憾なく描き出してくれる、強靱な庶民感情である。
  • 還暦老人ボケ日記
    -
    1巻550円 (税込)
    60歳になったのを機に絶筆宣言をするも、「これが無いと暮せない」ため書き続けたという、還暦後の生活を綴った日記。競馬に野球に、ショッピングと、活動的な毎日を溌剌とした文章で書き綴る。「男性自身シリーズ23」として出版された。
  • 禁酒禁煙
    4.0
    隠居といったって何もしないわけではない。町内の世話役も勤めるし、盆栽の手入れもするし、若い者に意見したりもするし、俳句のひとつもひねろうというのだから、結構仕事はあるし、何より小金が必要である──山口瞳流・隠居願望達成へ邁進の日々

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  • 草競馬流浪記
    -
    競馬場のある町には、他の町にはない味がある。さあ、馬券を買って旅に出よう! 中央競馬にない楽しさ、ガイドブックにない名所を求めて、東へ西へ南へ北へ、全国公営競馬27カ場完全踏破。ギャンブルを、読むだけで楽しむのもよし、本書をまねて自ら実践するもよし。競馬ファンはもちろん、競馬にまったく関心のない人にもおすすめできる、本当の旅の魅力が、ここにある――。
  • 梔子の花
    -
    1巻638円 (税込)
    忘れられないことがある。思い出せないこともある。胸に去来する様々な感慨。ホント、人生いろいろありました。同窓会を開けば、ひとり、またひとりと出席者が減っていく。そんなとき、一抹の寂しさを感じるけれど、これからの人生だって、捨てたもんじゃない。まだまだ、これから、これから。さりげない人生の彩りをすくいあげ、歳時記風に綴る滋味豊かな短編42篇。
  • 結婚します
    -
    1巻770円 (税込)
    初めての見合いの席で「わたくし、お見合いなんかする男の人って、嫌いなんです」と、相手の百合子に決めつけられた浩太郎は、敢然と“輝かしい見合い結婚”を決意する。“縁談の修羅場”に立ち向う浩太郎がめぐり合う、さまざまなエピソードを通して、現代の若者の女性観・結婚観・家庭観などなどを、新鮮痛快に描き出す――。明るく、爽やかなユーモアが全編に息づく青春小説。
  • 結婚しません
    -
    1巻440円 (税込)
    由利子は31歳、黄色い雨傘のよく似合う美しい独身女性である。年頃になってからは、縁談も多かった、恋人もいた。なぜ結婚しないのだろうと誰でも思う。が、彼女にはある決意と理由があった……(第6話「黄色い雨傘」)。聡明で魅力的でありながら、結婚しない人生をさりげなく選んだ女性たち。その内面のドラマと生き方を明るく描いて、若い女性の共感を誘うユニークな12の物語。「赤い大橋」「朝の寝台」「菜の花峠」「紫におう」「葉桜の周囲」「屋上の煙草」「炎の重量」など。
  • けっぱり先生
    -
    1巻880円 (税込)
    春三月、卒業式に「仰げば尊し」を歌わせない学校があった。新聞記者の宮川はその取材で一人の魅力的な教育者を見た。“けっぱり先生”こと猪股校長である。試験廃止、PTA解散など、教育ママの反対もなんのその、ねじまげられた教育のゆがみを正そうと情熱を燃やすガンバリ校長だ。傷つきやすく多感な青春群像を、厚い胸に抱きとめてのその奮戦を、爽やかに描く感動の学園小説。
  • P+D BOOKS 血涙十番勝負
    -
    1~2巻660円 (税込)
    将棋ファン必読の書、伝説の真剣勝負が甦る。 文壇きっての愛棋家であった山口瞳が、斯界の巨星・大山康晴から中原誠、米長邦雄ら第一線棋士との真剣対局“十番勝負”に挑んだ、1972年のユニークな自戦記。 軽妙洒脱な文章で綴られながらも、将棋の世に観る棋士の魅力と、男の哀歓を描いて将棋を知らずとも読み応え充分。「血涙」は大げさではなく、総ては勝つためと、ステーキは食うは、マッサージ師を呼ぶは、酒は飲むは、挙げ句、胃腸薬を飲んで下痢止めを飲んで、身体は七転八倒……、まさに涙ぐましいほどの“真剣勝負”であった。担当編集・宮田昭宏氏のあとがきも今回、新たに収録。
  • 月曜日の朝・金曜日の夜
    4.0
    1巻770円 (税込)
    中央線に乗って国立駅から東京駅まで通う。沿線に展開する四季折々の風景、車内にみる世相百態など、通勤電車の心とその表情を捉えた「月曜日の朝」。週末にホッと一息ついて行きつけの止り木でピーナツを噛み、寿司屋の床几でコハダをつまむ。わが街のやすらぎの風情を描く「金曜日の夜」。ひとつひとつの挿話に季節感が刻みこまれ、日常生活を再発見する新しい歳時記。
  • 湖沼学入門
    3.0
    有名無名の湖に沼。吹雪にうもれた赤城大沼、水の色濃く神秘的な青木湖、多彩な顔をもつ五色沼、茫漠とした尾岱沼、雨にけむる本州北端の十三湖……それぞれの味わい深いたたずまいに浸って、昼は絵筆をとり、夜は酒を酌む。四季おりおりの自然と人情にふれる旅情の中に、人生の味がにじむ紀行エッセイの傑作。
  • 婚約
    -
    「弱っちゃった。焦っちゃうの。最後の最後に来てこうですから」とっくに相手と同棲してしまっている息子の結婚を控えて、微妙に揺れ動く父親の心理を、哀歓をこめてユーモラスに描く表題作。筆者の青春に色濃く影響を与えたおでん屋について書かれた「たにし亭ありき」、他にイタリアの画家ボッカッチの絵にまつわる「一枚の絵」など、人生の味わい深い、哀歓と滋味にあふれた傑作短編集。全12編収録。
  • 酒呑みの自己弁護
    -
    “酒をやめたら、もしかしたら健康になるかもしれない。長生きするかもしれない。しかし、それは、もうひとつの健康を損ってしまうのだと思わないわけにはいかない”世界の美酒、銘酒をすべからく友として三十余年、喜びにつけ哀しみにつけ常に酒と共にあった著者が、今、愛惜の心で思い出の酒を語り、男らしい酒の飲み方を伝授する。深い深い読みごたえ、口あたり爽やかな辛口エセー。山藤章二のオリジナルイラストを完全収録。
  • 新装版 諸君! この人生、大変なんだ
    4.7
    私たちは、生きているあいだは、みな「人生仮免許」なのだ。いつでも試されているのだ。しかし、若い人たちには、豊饒(ほうじょう)な歳月がまっている。なんとリッチなことか。時間があれば、やり遂げられないことは、何ひとつない。自信をもって、進みたまえ。たくさんのアンコールの声に応えて、素晴らしい人生訓が、装いもあらたに登場! 辛口、だけど、あたたかい、珠玉の名言集がよみがえる!
  • 新東京百景
    3.0
    1巻671円 (税込)
    昔日の面影を失いつつある東京の新スポットを絵筆片手に珍行脚―。あるときは服装チェックで入場拒否するヤングスポットに悲憤慷慨し、またあるときは勇んで乗り込んだ浅草のストリップ劇場で昏倒したり。個性的な同行編集者に乗せられ、いざ出発したはいいけれど、古き良き街並みが破壊され変貌を続ける新東京に、思わず怒りがふつふつ煮えたぎる。怒りと憂いと爆笑の漫遊記。
  • 人生作法入門
    3.3
    人生の達人、山口瞳。そのエッセイの魅力は、今も色あせない。私のライフスタイル・わたしの拒否権・いい酒場とは・私のウイスキイ史・探鳥の記・雑木林その他・祝辞・招宴・上座と下座・完全主義・時間厳守・ファッション考・トップ経営者語録ベスト5…。時に厳しく、時に揺れながら。本音で語る人生論。品性を大切に、しっかり背筋を伸ばして生きていきたいあなたに。

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  • 青雲の志について 鳥井信治郎伝
    -
    単なる儲け主義ではなかった。「赤玉ポートワイン」で莫大な利益を得ながら、なぜ危険を冒してまで日本初の国産ウイスキー製造に取り組んだのか。明治中期に生まれ、大正・昭和の激動期を生きぬいた“洋酒屋の寿屋”(現サントリー)の創始者・鳥井信治郎の半生を描いた、挫折と栄光の物語。
  • 単身赴任
    -
    金銭に細かく、けちで厚顔な徹底した仕事第一主義のビジネスマン。そんな上司の人間味と悲哀を部下の好意の目でとらえた表題作。偏執的なパトロンの籠から翔びたとうとするバーのマダムの重い人生を描いた「三宅坂渋滞」。ほかに、「時雨るゝや」「逃げの平賀」など、男と女の出会いと別れの人生を、著者独特の息づかいの中に描く、全9編を収めた絶妙の傑作短編集。
  • 旦那の意見
    5.0
    この頃、電車で席を譲らなくても気が咎めなくなった。志ん生晩年のかすれ声に涙を流す。角栄に義憤を感じつつも父の面影を重ねる。――『男性自身』で大好評を博した著者が「最初の随筆集」と断じてはばからぬ珠玉の自選名文集。

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  • 勤め人ここが「心得違い」(小学館文庫)
    -
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 気楽な学生生活にピリオドを打ち、社会人として新たな一歩を踏み出す春。たとえ時代が変わっても、新入社員の胸の内には大きな期待とともに不安が渦巻いているもの。この先、一体どんな生活が待っているのか、自分は社会で通用するのか、会社で何をすればいいのか…。そんなとき、進むべき方向への道しるべとなるのは、やはり先輩のアドバイス。自分自身サラリーマン経験がある筆者が、ユーモアを交えながら勤め人の心得を書き綴った。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字サイズだけを拡大・縮小することはできませんので、予めご了承ください。 試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。
  • 同行百歳
    値引きあり
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    安穏で平凡な道を望みつつ、しかし、妻と歩いてきた道は、けっこう波風が立ち、危険に満ちていた。今、よくやったじゃないかと、自分に拍手を送ってやりたいような気がしている――という表題作はじめ、来し方を思いながら、生きることの辛さに涙し、楽しさに心を暖め、人生の意味を探る、味わい深い名品11篇。男の涙の履歴書!
  • 人殺し(上)
    -
    1~2巻550~660円 (税込)
    糖尿病検査に家から遠く離れた京都の病院を選んだのは、作家、井崎の計算である。古い友人が勤務ばかりでなく、からだの関係がある酒場の女、瑛子が、入院する前の日を私にちょうだいと言ったのも理由のひとつだった。青年でもなく老年でもないというのは、何か中途半端である。井崎は疲れていた。疲れているという感じは他人には説明のしようのないものだった……。年齢の重みが人の心に与える苦渋と、香ばしい人生の漿果の甘露を思う存分啜り味わう快楽の交差する著者会心の傑作。
  • P+D BOOKS 居酒屋兆治
    3.0
    1巻770円 (税込)
    高倉健主演作原作、居酒屋に集う人間愛憎劇。  国立で広さ5坪の縄のれんのモツ焼き屋「兆治」を営む藤野英治。輝くような青春を送り、挫折と再生を経て現在に至っている。かつての恋人で、今は資産家と一緒になった、さよの転落を耳にするが、現在の妻との生活の中で何もできない自分と、振り払えない思いに挟まれていく。  周囲の人間はそんな彼に同情し苛立ち、さざ波のような波紋が周囲に広がる。「煮えきらねえ野郎だな。てめえんとこの煮込みと同じだ」と学校の先輩・河原に挑発されても、頭を下げるだけの英治。  そんな夫を見ながら妻・茂子は、人が人を思うことは誰にも止められないと呟いていた……。  同作品を原作に、高倉健主演の映画「居酒屋兆治」は、舞台を国立から函館に移して、1983年秋に公開された。
  • P+D BOOKS 江分利満氏の優雅で華麗な生活 ≪江分利満氏≫ベストセレクション
    3.0
    1巻825円 (税込)
    “昭和サラリーマン”を描いた名作が甦る! 昭和30年代――ときは正に高度成長期! まだまだ貧しいけれど日々豊かになっていくサラリーマンの悲喜こもごもを描いた山口瞳の出世作『江分利満氏の優雅な生活』、『江分利満氏の華麗な生活』。 本作は作品中にも「庄助」として度々登場する長男・山口正介氏が、その2冊から江分利満氏のベストセレクションを再編した。『江分利満氏の優雅な生活』は第48回直木賞を受賞。巻末には、長男・正介氏の解説も特別収録。
  • P+D BOOKS 血族
    4.0
    1巻935円 (税込)
    亡き母が隠し続けた私の「出生の秘密」。 本書は、山口瞳氏自身の家系の謎に迫る自伝的一冊である。 自らのことをほとんど語ることなく亡くなった母。美しく奔放で、好きなように生きた母に人生について氏は何も知らなかった。幼い頃に目にした光景、家に出入りしていた人たちの言葉、そして数々の資料をひもとき作者は自らの出自の謎に迫り、その過程を、母の思い出などを交えて綴っている。 登場する人物は、直接関わりのない人々がイニシャルになっているのをのぞけば、親族はみな実名である。調べる過程で書き進めた作品ではなく、すべてが明らかになった後に書き始めており、後に、事実を明らかするための伏線も張っている。 作者は、母の死後、彼女がどこでどんな家に生まれ、母方の親族はどういうつながりになっていたのかを解き明かしていく。その結果、氏自身がみたものは……。亡き母への熱き愛と鎮魂をみごとに描破した菊池寛賞受賞作。
  • P+D BOOKS 家族 ファミリー
    -
    1巻660円 (税込)
    父の実像を追求する『血族』の続編的長編。 「私は競馬に熱中する。父の血が競馬にかりたてるように思うのだ……」私は府中の競馬場のパドックで、川崎の幸町小学校での同級生・石渡広志に、偶然会った。 このことがきっかけとなり、私の川崎での幼時体験の記憶が動きだす……。記憶の彼方にいるおぼろげな父の像。こわい夢がオーバーラップする……。前作『血族』に続き、私小説的な手法を用い、熱き愛で静かに父の実像を凝視した長篇。
  • 山口瞳「男性自身」傑作選 熟年篇
    4.0
    1~2巻715~770円 (税込)
    ガスの点火ができない/バターは食品の最高傑作/軍隊では、狡猾な男が褒められ、偉くなる/私は向田邦子処女説を支持/夏の終り、咲き残っているアジサイが好き/嫌いなのは「でしょうねえ」と受け答える人――週刊新潮で31年続いた名物コラム「男性自身」は、ユーモアとペーソスにあふれた出色の身辺雑記だった。今読んでも色褪せない傑作を熱烈ファンの嵐山氏が選び、再編集した。
  • 山口瞳 電子全集1 『男性自身I 1963~1967年』
    -
    1~26巻2,200円 (税込)
    32年間連載し続けた「男性自身」シリーズの記念すべき初回~212話までを完全収録。 収録作品は、「週刊新潮」に連載がはじまった1963年12月2日号の第1話「鉄かぶと」から、1963年12月30日号の第212話「女」まで、単行本から漏れた話も含め、連載掲載順に212話を完全収録。 付録として、電子全集の総監修を務める、山口瞳の長男・山口正介が回想録、「草臥山房通信」を寄稿。「庄助」名で、「男性自身」に度々登場した長男が、連載当時の山口家の様子や裏話、そして父への思いを綴る。また、盟友・柳原良平氏が描く山口瞳のイラスト原画も収録しています。  「男性自身」の連載が開始した1963年と言えば、山口瞳、37歳。『江分利満氏の優雅な生活』で、第47回直木賞を受賞した年で、勤務先の寿屋が、サントリー株式会社に社名変更した年でもある。
  • 酔いどれ紀行
    -
    長崎、浦安、倉敷、小樽、郡上八幡、はるかなタヒチ、酒田、鶴岡、横浜と、予算いささか気前よく、時間も惜しまずたっぷりかけて、絵筆片手に旅に出る。こんな眺めがあったのか、こんな料理があったのか。味も景色も土産も宿も、手間ひまかけて、ディスカバー。おすすめします、このコース、「わたし」の絵、相棒ドスト氏のスケッチもそえた、手づくりの旅、超特級の呑みある記。
  • 礼儀作法入門
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    “多くの礼儀作法の書物が教科書であるとすれば、私の書いたのは副読本である”。礼儀正しくあれと悪戦苦闘する著者の、苦心談、失敗談をおりまぜ、飄逸軽妙な文体で描かれたエッセイ風エチケット入門。宴席や接待で自己嫌悪におちいりやすい方、ぜひご一読を!
  • 礼儀作法入門
    3.8
    礼儀作法とは何か。それは「他人に迷惑をかけない」ことだと、山口瞳はいう。そのためにも「まず、健康でなくてはならない」と。世に作法の本は数あれど、礼儀を人づきあいの根本から教えてくれる書物は意外に少ない。「電話いそげ」「パーティーの四つの心得」「なぜか出世しない通勤の天才」など、金言の数々も心にしみる。とりわけ社会人初心者に贈りたい人生の副読本である。

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