甘糟りり子 - 講談社作品一覧

  • 産む、産まない、産めない
    4.0
    不妊治療を始めるか、続けるか、やめるか、突然の妊娠、仕事と出産、育児をどうするか、流産をどう受けとめればいいのか、独身で産むか、病気で産めなくなることにどう向き合えばいいのか……妊娠と出産をめぐる女性のさまざまな戸惑いや迷いを丁寧にすくいあげる注目作。産む、産まない、産めない―ー「産む性」として揺れ動く女性たちの"心の葛藤"とそれぞれの"人生の選択"を描いた八つの物語。人生のヒントがここにある。
  • 私、産まなくていいですか
    3.0
    鎌倉の海辺のホテルで、ウエディングプランナーとして働く美春。一つ年上の夫・朋希の40歳の誕生日に、ライカのカメラを奮発したことから二人の仲がぎくしゃくしはじめる。結婚するときに、子供はいらないと充分確認し合ったはずなのに、将来のために子供のことを考えたいと言い出したのだ。それからは母親の手術をきっかけに、不妊治療中の姉夫婦とも不仲になるなど、朋希との隔たりは一向に修復できないまま。そのあげく、二人は子どものことが原因で離婚に至るのだった……「独身夫婦」/結婚12年。夫が突然家を出ていき、義母と息子、友人カップルたちと鎌倉の古民家に同居することになり……「拡張家族」/再婚同士、45歳で結婚した花葉はどうしても二人のDNAをこの世に残したくなり、最新技術を求めて海外へ……「海外受精」──妊娠と出産をめぐって“女性の選択”を問いかける小説集!
  • 麻布狸穴 午前二時
    4.0
    この街には明日も新しい何かが待っている! 恵比寿の高級フレンチ"ジョエル・ロブション"から、六本木ヒルズの有名ジム"トータルワークアウト"まで、楽しいことを求めて、夜の都会を西へ東へ……。週刊誌連載時から注目された人気エッセイ、ついに単行本化! ぱらぱら漫画付き
  • 産まなくても、産めなくても
    3.9
    妊娠と出産にまつわる、女性にとって切実な話題を切り取った七つの物語──「第一話 掌から時はこぼれて」39歳の女性弁護士が、ふとしたきっかけで知った卵子凍結の情報に、心が大きく揺さぶられて……。/「第二話 折り返し地点」妊娠よりもオリンピック出場を優先してきた女性アスリート。レース前、胸に去来したものは?/「第三話 ターコイズ」不妊治療中の女性たちが集うイベントで、子宮の劣化の話を聞いて愕然となり……。/「第四話 水のような、酒のような」バブル時代に独身生活を謳歌した男が、不妊治療のクリニックで思わぬ宣告を受け……。/「第五話 エバーフレッシュ」妊娠をめざすのか、仕事を優先するのか。女性の厳しい現実に対応する、新しい社内制度とは?/「第六話 五つめの季節」三度目の流産で子供をあきらめかけたとき、養子縁組のことを知り……。/「第七話 マタニティ・コントロール」近未来。不妊治療や子育て支援に大きな予算が投じられ、妊娠は政府によって制御されようとしていた。
  • シャンパーニュとスパとランニングシューズ ホテルジョグノート
    4.0
    風を受け、木々の匂いに包まれ、道行く人のざわめきを聞きながら、街並みを背景に走った。(略)自分と街が一体になっているような感じだった。サヴォイのジョギングマップはデザインもしゃれていて、私は記念に持ち帰った。それからは、国内外でホテルに泊まると、チェックインの時に必ずこういうようになった。「ジョギングマップ、いただけますか?」――<「はじめに」より>※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 長い失恋
    3.0
    突然、ホテルのスイートルームに泊まることになった25歳の由加里。一人で過ごすには広すぎるけれど……(「広すぎた夜」)。75歳の笑子(しょうこ)が再会を願う相手とは(「横濱ブギ」)。妻子ある藤堂が密かに抱き続ける、むくわれない想い(「長い失恋」)。名だたるホテルを舞台に、欲望と哀切が交錯する10のラブストーリー。(講談社文庫)
  • フリッパント ライフ
    -
    やってみたいことはとりあえず全部実行。幸せな退屈より、不幸な刺激を求めて、軽はずみに、はすっぱに、過激に生きる快感エッセイ。うたかたの泡、めくるめく美酒の夜/パーティの法則/恋愛の真実/華のステッカーライフ/ホメオパシーで遂に私が変わる/クリスチャン・トルチュの感覚(センス)/ルシアン・ペラフィネの衝撃/私は超ニューオープンフリーク/美容偏差値/反感覚悟! Dカップの悩み――(目次より)
  • みちたりた痛み
    3.3
    「いろいろな物事を手にすればするほど、強烈な飢えが湧いてきた」。のし上がる男、堕ちていく女、金に飽いた女、老いていく男……東京の街で出会い、別れ、再会する男女が繰り広げるせつない物語。テーブルの上を行き来する、恋と野心と死の予感と――。実在するレストランの名を冠した連作短篇8編を収録。(講談社文庫)

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