濱元隆輔 - MF文庫J作品一覧

  • 彼女はミサイル
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    今日から夏休み。それは幼なじみの安城良あきらが遠慮なく暴走できる季節だ。ぼく――西島まことは15年間彼女に振り回され続けていた。小学生のときは歩いて日本を縦断しようとつきあわされ、餓死しかかったこともあった。でも今年の夏は極め付きだった。ある目的であきらが勝手に申し込んだコンピュータがぼくの家にやってきたのだ。どうしてコンピュータごときで驚くかって? それは――コンピュータが歩いてやってきたのだ。自力で。冗談をいいながら。これはコンピュータというよりロボット!? この日から、かわいくて気になっていたクラスメイトの佐藤さん、謎の親友金本らを巻き込んで、ぼくの平和な夏休みは終わりを告げたのだ。――新人作家が贈るファンタスティックコメディ!

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