姫野百合 - マリーローズ文庫作品一覧

  • 銀の王子と琥珀の姫
    3.8
    花嫁衣裳に身を包み、結婚式へと向かうエルウィンの心は絶望に満ちていた。祖国を救うため、大国アクイラの王子と政略結婚をしなければならないからだ。結婚式の式場で初めて会ったジークフリートは、顔こそ美しいが尊大で傲慢な男。迎える初夜には、なぜかジークフリートはエルウィンを抱かず、仮面夫婦を提案してくる。やがて愛のない日々に、エルウィンは心の痛みを感じるようになり……。
  • 黒の将軍と東の塔の魔女
    3.8
    実の親にさえ魔女と恐れられ、城の塔に幽閉されていた第一王女アレクサンドラ。そんな彼女を連れ出したのは獰猛な男レオニダス。彼はイグニス国の将軍で、ここシルワにも戦いをもとめて攻め入ってきたのだった。国王一族は逃げ出し、一人残されたアレクサンドラにレオニダスは言う。「俺がおまえをシルワの女王にしてやる。俺の子を産め。俺は自分の国が欲しい」アレクサンドラの運命は!?
  • 後宮庭園        ~秘密の恋は皇帝陛下と~
    3.6
    失踪してしまった弟の代わりに男装して、官吏として宮中で仕えることになった李玲。生来の粗忽さから失敗の連続だったがなんとか皇帝の近侍として、日々をすごしていた。ある夜、庭園にある泉で息抜きのため裸で水浴びをしていると皇帝が通りかかり、李玲と気づかれずにいるうちに抱かれてしまう。昼は近侍として皇帝に仕え、夜は身分を隠したまま皇帝の閨に侍るようになった李玲だったが…!?
  • 後宮の舞姫  ~太子さまの花嫁選び~
    3.0
    叔父のところで質素な生活をしている働き者の春華の唯一の楽しみは秘密の場所で思いっきり舞を踊ること。叔父一家には優しくしてもらっている分、舞を習いたいなどと、わがままは言えず、時間をつくっては一人自由に踊っていた。そんななか偶然出会った青年に今度開催される花嫁太学で舞を習うことをすすめられる。だが花嫁太学とは太子のお妃様選びのためのものだという噂もあり――。
  • 後宮夢譚 風を呼ぶ花嫁
    3.9
    美しい顔立ちのため、美麗に求婚する男は後を絶たないが、美麗は自分より書物に通じている人でなければ結婚しないと公言し、並みいる男たちを言い負かしてきた。そこに挑戦してきたのは龍鵬という男。その男は派手な身なりで見るからに軽薄そうだったが、いつの間にか視線が離せなくなってしまう不思議な魅力を持った男だった。その男に知識勝負で負けたら嫁になれと言われ、引くに引けなくなった美麗は――!?
  • コートダジュールは甘い恋の香り
    3.0
    1950年代初頭。誰もが開放的になるリゾート地コートダジュールで、ひとりレベッカは憂鬱な気分に陥っていた。厳格な父親に命令され、野蛮なアメリカ人実業家と見合いせねばならなかったからだ。ついには耐えかねたレベッカは逃げ出すことにするが、世間知らずなためトラブルばかりが起こってしまう。そこを助けてくれたのはアッシュと名乗る軽薄で自信過剰な男で――。

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