ジョージー・メトカーフ - ハーレクイン・イマージュ作品一覧

  • 涙のわけは・・・
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    リアは震える手で受話器を戻した。私は昇進できなかった。科をまとめる責任者になれなかった。この数カ月、必死に働いてきたのはなんだったのだろう?責任者に決まったのはデイヴィッドという新任の医師。印象的なブルーグリーンの瞳を持つ彼からにこやかにされても、リアは素直に受け入れる気にはなれなかった。ほとんどの女性スタッフは、彼に心を奪われてしまったようだが。みんな、本当に気づいていないのだろうか?デイヴィッドにはなにか秘密がある。あの笑顔は偽りのものに違いない。★「誘惑はプロポーズのあとに」(I~1934)でパートナーを得たマギーの兄がヒーロー。苦悩の過去を持つ彼に幸せは訪れるのでしょうか。★
  • 愛のため夜を駆けて
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    彼と赤ちゃんと一緒に生きていきたい。でもそれは、願うのも愚かな夢物語……。 小さな小さな天使さん、お願い、早くパパを安心させて。看護師ナディアは、生死の境をさまよう早産の双子に語りかけた。双子の父親で医師のギデオンは、不眠不休の看護でもはや倒れる寸前だ。今回の代理母出産を望んだ妻とは、すでに離婚が成立したらしい。複雑な事情を抱えた彼を案じつつ、赤ちゃんたちの世話を焼くうち、ナディアは3人を愛し始め、ずっとそばにいたいと願うようになる。けれども彼女は、人に話したくないつらい過去を心に秘めていた。十代のころ、実の父親によって悪党に売り飛ばされたのち、そこでの生活に耐えかねて逃げ出し、今なお忍び暮らしているのだ。父子との絆が深まるほど、身を引くべきだという切ない思いが増し……。■愛と切なさで読み手の胸を揺さぶるジョージー・メトカーフ。本作では、壮絶な人生を歩むナディアを主人公に、すべてを乗り越えた愛は何よりも強いと感じさせてくれる珠玉のロマンスを描きました。
  • 愛はゆくえ知れず
    5.0
    愛するがゆえの誤解が二人を遠ざける。会いたくて会いたくて、たまらないのに。 キャリーは同僚医師のコナーと、幸せな結婚生活を送ってきた。けれども長らく子宝に恵まれず、ようやく授かったと思ったら、生まれる前に天国へ旅立ってしまい、深い喪失感に打ちひしがれた。なんとか仕事に復帰し、立ち直ったかに見えたキャリーだったが、ある日突然、彼女は短い置き手紙を残し、愛の巣を飛び出した。〈ごめんなさい。離婚手続きを進めてください。どうかお幸せに〉涙でにじんだメッセージを読み、夫のコナーはキャリーを捜すが、ゆくえ知れずのまま、彼女が住み慣れた家に戻ってくることはなかった。それもそのはず、キャリーは、コナーがもう別の女性を求めていると、人づてに聞いて絶望の淵に落とされてしまったのだから……。 ■愛する夫を思うあまり、みずからが身を引くしかないと姿を消したキャリーの心中を考えると胸が締めつけられます。愛の試練と心の機微を巧妙に描く人気作家J・メトカーフが用意した結末とは……?
  • 雨の夜の記憶
    3.0
    赴任したばかりの病院に低い笑い声が響き、リビーが振り返ると、長身で金髪の男性が看護師に軽口をたたいているのが見えた。ところが彼はリビーの姿を認めるや表情を一変させ、冷たい目でにらみつけてきた。なぜ……?戸惑いの底から、昔の記憶が浮かびあがった。ニック!学生時代に彼女が憧れていた同級生だ。でも、言葉を交わすこともないままに別れ別れになってしまった。彼女が交通事故に遭い、長い入院生活の末、別の大学に移ったからだ。今も事故当時の記憶は一部抜け落ちている。もしかして、彼とのあいだに何かあったのだろうか。★「誘惑はプロポーズのあとに」(I~1934)、「涙のわけは…」(I~1947)同様、医療現場を舞台に繰り広げられる物語をお楽しみください。両作品の主人公たちも登場します!ジョージー・メトカーフの作品は10月にも刊行いたしますので、どうぞお見逃しなく。★
  • 永遠に覚めない夢
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    あこがれのイタリアの海、白い砂浜、さんさんと降り注ぐ太陽の光。しかし、せっかくの休暇に、リサはすっかり退屈していた。そのとき悲鳴が聞こえ、救急科医の本能から駆けつけてみると、少年が一人、岩場から落ちて意識を失っていた。病院まで付き添ったリサは、そこで同じ救急科医のマッテオと出会う。あまいマスクのイタリア男そのものの彼に積極的に迫られても、一人で旅するはめになった理由を思い出して、リサはおびえた。かつて永遠に続くと思っていた幸せは、もろくも崩れ去ってしまった。理想の男性なんて、世界のどこにもいないのよ。もう二度と、誰かを愛したりしないようにしなくては……。■イタリア人男性との恋――優しくて親切なのだけれど、はたしてどこまで本気なのか……。でも、この作品の場合はちょっと違っていました。ジョージー・メトカーフが描く、海辺で始まるドラマティックな恋をお楽しみください。
  • 記憶のいたずら
    3.5
    フレイアとフィンはともに救急医療科の医師。二人の兄と姉の結婚で身内同士となり、今は同じ病院で働いている。最近、元気がない様子のフレイアをフィンは心配していた。折しもフレイアの母親の病が発覚し、手術が必要になったのでフィンは彼女を食事に誘った。すると驚くべき事実を打ち明けられた。なんと妊娠しているというのだ。病気の母にはとても言い出せないと悩むフレイアを助けたくて、彼は決断した。「結婚しよう。ぼくが君のおなかの子の父親になるよ」フレイアは呆然とした。まさか……フィンは覚えていないの?
  • 十五年目の告白
    -
    エイミーは医師として忙しく勤務する今でも、高校時代の同級生、ザックのことが忘れられずにいた。彼とは化学の実験のパートナーというだけの関係で、教室以外では話したことさえなかったけれど。一度でいいから彼のバイクに乗せてもらいたかった……。そんなことを考えながら出勤中、自動車事故に出くわし、エイミーは負傷者の状態を調べていた。「動かすんじゃない」低い声が聞こえて顔を上げると、バイクから降りてきた男性が、ヘルメットの奥から強烈な光を放つ瞳で見つめている。エイミーの全身に、十五年前と同じおののきが走り抜けた。
  • 十八歳の憧憬
    -
    一度でいい、私を女として見て。年の離れた小さな妹じゃなく……。 誕生時に母を失ったダニーは、亡き母の親友に引き取られ、その家の息子ジョシュとは兄妹も同然に育った。だが十代になると、優しくてハンサムな彼を異性として意識し始め、18歳の誕生日に、思い余って彼にキスをしてしまう。ああ、私はなんてことをしてしまったの? ダニーは悔やんだ。なぜなら、その日を境にジョシュが彼女を遠ざけるようになったからだ。9年後、ふたりは指導医と研修医という立場で再会した。いまだ“小さな妹”扱いされつつも、ダニーは彼に恋心を募らせる。ある日、家が水難に見舞われてジョシュ宅で暮らすことを余儀なくされ、ダニーはどきどきするあまり、まんじりともせず夜を過ごすが……。 ■9歳という年の差もあり、ジョシュに恋愛対象と思ってもらえないダニー。再会した今、もう18歳の少女ではないとわかってほしい――そんな彼女の願いは彼の心に届くのでしょうか? 『秘密は罪、沈黙は愛』が大好評を博したジョージー・メトカーフの珠玉作!
  • 届かぬ薔薇
    4.0
    看護師のジェニーは、由緒ある名家の養女として育った。ハンサムで優秀な医師のダニエルに秘かな恋心を抱いているが、病院じゅうの憧れである彼が、振り向いてくれるとは思えない。あるとき、二人が担当する患者を立て続けに不幸が襲う。悲しみに沈むジェニーを、ダニエルはまるで兄のように慰めてくれた。仕事のことで、こんなふうに甘えてはいけないわ――必死に自制しようとするが、彼の腕の中から逃れることができない。ジェニーは知らなかった。ダニエルも彼女に惹かれながら、貧しい生い立ちに引け目を感じ、気持ちを伝えられないでいることを。二人はこみ上げる思いを抑えきれず、いつしか唇を重ねていた。■越えてはいけない一線を越えてしまった二人。あろうことかジェニーは妊娠し、胎児は生死に関わる危険な状態にあることがわかります。赤ん坊を救うための難解な手術ができるのは、ダニエルだけで――。ジョージー・メトカーフが描く、感涙必至の感動作です。
  • 秘密は罪、沈黙は愛
    4.0
    この胸の奥にしまったはずの、秘密が、愛が、いま溢れ出す……。 フェイスは恋人クインと医学を志し、卒業後は結婚しようと誓っていた。だが大学進学を前に、彼女は理由も告げず、突然彼の前から姿を消した。あれから17年。亡き母の葬儀で帰郷したフェイスは、医師となって母の最期を看取ってくれたクインと再会を果たす。「フェイス?」以前より深みが増した彼の声を聞いた瞬間、なつかしさと、やるせない悲しみの涙が、彼女の頬を伝った。ああ、彼への想いは、あの頃と少しも変わっていない。でも……。一方、クインは彼女に寄り添っている若者に敵意を向けた。不穏な空気を察したフェイスは、いとまを告げてその場を後にした――付き添いの青年の、17年前のクインとよく似た声に促されながら。■遠い昔、ヒロインが最愛のヒーローの人生から忽然といなくなった理由はいったい……? 秘密と真実が明かされる瞬間、涙が止まらなくなる“愛のドラマ”をお贈りします。編集者も太鼓判を押す、読まないともったいないほどの逸作です!
  • 別離のあとさき
    -
    荘厳な教会に神父の堂々とした声が響く。オリヴィアは今まさに夫婦の誓いを立てようとしていたが、彼女の心は2年も前から閉ざされていた。これは親同士が決めた、偽りの結婚にすぎない。そのとき、背後で男の声が響いた。「式を中断してくれ!」オリヴィアは振り返り……息をのんだ。グレゴル。死んだはずの夫がなぜここに?愛する人を失ってから、ずっと抑えていた悲しみが悲鳴をあげ、彼女はゆっくりと気を失った。なぜ彼は、あんな変わり果てた姿に……と思いながら。■夫の生還は嬉しくても、2年ものあいだ音信不通だった理由を打ち明けてくれないことに、オリヴィアの不安は募ります。二人は元の幸せを取り戻せるのでしょうか。
  • もう一つのクリスマス
    4.3
    医師のセイラは同僚のダンとの将来を漠然と考えていた。だが、セイラが双子の妹ザラにダンの存在を知らせたとたん、ザラはモデルとしての魅力を発揮して、たちまちのうちにセイラからダンを奪い、結婚してしまった。そして今、セイラは妊娠できないザラの代理母として妊娠中だ。両親からのたっての願いで、そして大事な妹のために……。そう思いながらも、ダンへの思いはいまだに断ち切れない。そんなある日、セイラは車にはねられそうになり、重傷を負った。ダンが私の身を心配するのは赤ちゃんのことが大切だから。でも、もしもそれ以外の気持ちがあるとしたら……?
  • 夕焼けに染まる海辺で
    -
    エミリーは念願の医師になり、故郷に戻ってきた。小児外科センターに勤務することになった彼女は、その男性を見たとたん、恋に落ちた。これまで出会ったこともないほどの美貌。さらに美しいのは、患者である赤ん坊に向けた彼のほほえみだった。しかしエミリーに目を向けたとき、彼の顔に笑みはなく、根深い苦悩の色がくっきりと刻まれていた。この男性こそ、小児外科センターの医長、ザイードだった。なぜ彼はまるで私を締めだすように急に心を閉ざしてしまったの?そのときからエミリーは愚かにも、彼のことが忘れられなくなった。■海辺の村ペンハリーを舞台にまた一つ愛の物語が生まれました。それぞれの悲しみを胸に、夕日に染まる海辺で心を通い合わせた二人が、やがて愛の奇跡を引き起こすまでをお楽しみください。
  • 夜明けのプロポーズ
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    アダムが故郷ペンハリーの診療所に代診医として戻ってきた。その噂を聞いた救急救命士のマギーは心穏やかではいられなかった。高校時代、憧れの上級生だったアダムに恋をし、十六歳の誕生日に初めてのキスをした思い出が胸によみがえる。けれど彼が医大に進学するため村を離れて以来音信はとだえていた。一年前に偶然、ロンドンで再会するまでは。あれほどみじめな思いをした日のことは思い出したくない。アダムがすでにほかの女性のものだったと知った日のことは。だが診療所で彼の濃いブルーの瞳を再び目の前にしたとたん、マギーは高校生のころと同じ気持ちに戻っていた。★ハーレクイン・ロマンス4月5日刊、サラ・モーガン作「別れは愛の証」(R~2377)同様、イギリス、コーンウォール地方の村ペンハリーにある診療所が舞台の作品です。★

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