青山光二 - 徳間書店作品一覧

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  • 女 侠(電子復刻版)
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    緋桜を肌に彫る、手本引きの女胴師お京。その技と艶姿は、並みいる客を魅了した。箱根で開帳された総長賭博でのこと。お京はある組の客分のイカサマを見破ったが、その当の男から、殺されたといわれるお京の実父が大阪に生存し、なんと同業の胴師を務めていると知らされた。やがて東海の名門一家の襲名披露の胴師に選ばれたお京は、そこで関西から招かれたという小柄な初老の胴師と対面した。任侠小説の臼眉。

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  • 仁 義(電子復刻版)
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    日吉組の開帳する手ホンビキの盆に、胴師として招かれた達夫とその恋人花江は、組の幹部伊勢に呼びとめられた。姐さんの鶴子に手を出した達夫はあやうく大切な親指をつぶされるところだったが、友人の布村京吉に救われた。達夫の身代りとなって親指をたたきつぶされた京吉は、日吉組に盃を返し、沖津組に身を寄せたが、やがて賭場で伊勢と勝負する日がやってきた。「獣の倫理」他、七篇を収録。

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  • 任 侠(電子復刻版)
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    花沢桂太は、静岡の博徒一家・湊屋の六代目親分だった父親を六年前に亡くした。縄張りは、兄貴分の阿久根透のものとなった。母親が阿久根と関係を持っていることを知りながらも、桂太は阿久根を敬慕していた。桂太は阿久根にヤクザの英雄像の原形を見ていたのだ。しかし、母親が阿久根の差し金で父親に毒を盛ったことを知ってしまった(「燃える眼の野獣」)。渡世の柵(しがらみ)の中で生きる男と女を描いた秀作九篇。

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  • 博 徒(電子復刻版)
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    島岡辰治は腕利きの胴師だ。それも手本引きの、本物の腕利きなのだ。胴師は、賭場の主宰役。その腕次第で、親分の儲けは天地の差だ。謙蔵親分の二号とデキた辰治は、静岡から東京へと流れた。先々で、縄張り目当ての出入りと、オンナがらみのもめ事。一宿の恩もあれば、渡世のしがらみも重い。頼れるのは、自分の腕っきり。やっと堅気の女子大生と所帯は持ったが……。若き博徒の半生を描く長篇問題作。

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