ハーレクイン・ロマンス小説 - サンドラ・フィールド作品一覧

  • 愛は遠い旅路
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    人生にも、愛にも、明日の保証はない。だからこそ、二人で生きたいのだ。■空っぽの家、空っぽの子供部屋、ひとりぼっちのベッド……。帰ってきても、愛する人の“おかえりなさい”という声は聞こえない。小児整形外科医トロイ・ドノバンは孤独だった。妻のルーシーが彼のもとを去って一年になる。このまま、帰らぬ妻を待って一生を送るのはいやだ。戻ってくるのか、別れるのか、ルーシーに選択をせまらなくては。彼女からは電話も手紙もなく、一枚のクリスマスカードさえなかった。あんなに愛し合っていたのに、あの情熱は消えてしまったのか?ルーシーが新しい愛を見つけていても、戦うつもりだ。彼女に会い、もう一度この腕の中に取り戻す。僕はただ、ルーシーだけが欲しいのだ。これからの人生をずっと一緒に過ごしたい。
  • 今もあなただけ
    3.0
    兄の親友であるブライスが姪の洗礼式に出席すると聞き、ジェネッサの心は激しく動揺した。兄は私とブライスが今回初めて顔を合わせると思っているけれど、実のところ十二年も前に出会っている。しかも、会った瞬間からお互いに抑えがたい欲望に駆られ、危うくベッドをともにしかけた……。その出来事はジェネッサにとって屈辱的な結果となったが、彼女はいまだにブライスを忘れられずにいた。洗礼式の日、ジェネッサは熱い情熱がよみがえることを願った。しかし、ブライスの顔に浮かんでいたのは怒りと蔑みだった。
  • 失われた時を求めて
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    失われた十三年を取り戻せるなら……。その願いは、新たな夢への一歩となった。■マーニーは、生まれたわが子を一度も腕に抱くことができなかった。体面を重んじるマーニーの母の手で、十代の娘の出産は隠され、赤ん坊はひそかに養子に出されてしまったのだ。わが子を奪われたと知った日、マーニーは家を出る。それから十三年の歳月が流れ、母の死で帰郷したマーニーは、遺品の中から、娘の引き取り先を記した書類を見つけた。養父母は、近くの町バーナムに住むハンティンドン夫妻。気がつくとマーニーは、車を走らせ、その町を訪れていた。そして、激しい雨の降り始めた駐車場で、見知らぬ男性とぶつかり、持っていたアイスクリームで彼の車を汚してしまう。だが男は、彼女をじっと見つめて、予想もしない言葉を口にする。「君は僕のよく知る人にそっくりだ。いったい、君はだれなんだ?」私に似ている人ですって? まさか娘のことでは……。
  • キスは森のなかで
    -
    カリンは木陰に身を潜め、大邸宅の様子をうかがった。海を渡ってイギリスの田園地帯にやってきたのは、ただ一人の肉親にどうしても会いたかったからだ。生き別れになった双子のきょうだい、フィオーナに。けれど立派な邸宅に気後れして、ドアをたたく勇気が出ない。そのとき鬱蒼とした森から、ひとりの男性が歩いてきた。たくましい体、気品あふれる顔立ち。いったい誰かしら?そのとき彼がカリンに気づいて足を止めた。「フィオーナじゃないか。何をしているんだい?」やさしい声……そう思った瞬間、唇を奪われた。

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  • 条件つきの愛
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    2年前、カトリンはかつて暮らしたカナダに帰り、リゾートのウエートレスとして働きはじめた。黒縁の眼鏡をかけ、髪を引っつめにし、ひたすら目立たないようにして。だが、ある日、その静かな生活が脅かされることになった。仕事でリゾートを訪れたルークという男性が興味を示してきたのだ。こんな地味な外見のどこに惹かれたのだろう?結婚していると嘘をついても、彼はあきらめようとしない。それどころか、どこかで会ったことがあるとまで言いだした。私がひた隠しにしている過去に勘づいたのだろうか。「あなたの狙いはなんなの?」不安に耐えきれず、彼女は問いただした。
  • チェス盤の上の恋
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    助けた少女の父親は初恋の相手――チェス盤の上の駒のように人を操る男だった。■消防士のリーザは、火事から女の子を救出する途中、怪我を負って病院に運びこまれた。やがて目を覚ましたリーザは、ベッドのわきに立つ男性に気づいた。従姉の前夫、十代のころから憧れてきたジャッドだ。聞けば、リーザが救った女の子はジャッドの娘だという。従姉からはひどい男だとさんざん聞かされていたが、ジャッドは今でも体が震えてしまうほど魅力的だった。ああ、どうして私が助けたのが彼の娘でなくてはならなかったの?こんな偶然から、はるか昔の恋を思い出してしまうなんて。運命を恨みつつも、ふとしたことからジャッドにキスされた瞬間、リーザは自分の本当の気持ちを悟った。このままジャッドと突き進みたい。どんな危険を冒すことになっても。
  • パリの妖精
    4.0
    国際的に活躍するバイオリニストのリアはようやく超過密なスケジュールから解放され、カリブ海でのリゾートを満喫中だった。だが、バカンスは悪夢へと変わった。偶然にも、同じ場所にセスが来ていたのだ。リアの脳裏に八年前の苦い思い出がよみがえる。あんな冷血な男、謝ってきても絶対に許さない。憤慨する彼女に対して、セスは初対面のようによそよそしかった。彼にとって、私はその程度の存在だったのね。それがわかっても、胸に秘めた思いは消えそうになく……。★熱いロマンスを書き続けてきたサンドラ・フィールドが国際的なバイオリニストと大富豪の恋を描いた作品をお届けします。物語の発端は花の都パリでの仮面舞踏会。情熱の一夜を過ごした二人ですが、結ばれることなく八年の歳月が流れます。★
  • 独りぼっちのシンデレラ
    -
    両親を早く亡くしたケルシーは、自分の夢をあきらめ、家事代行業で三人の弟を育てあげた。これからは自由を満喫し、自分らしく生きるつもりだ。そこへ、悪名高いプレイボーイのルークが仕事を頼んできた。男っぽい魅力を発散する彼に、ケルシーはどぎまぎした。しかも、夢を書き連ねたリストを偶然彼に見られてしまう――“熱烈な情事を持つ”と記したものを。ルークは目を輝かせてバハマのリゾートにケルシーを誘った。「熱烈なひとときなら、この僕にまかせてくれ」ケルシーにはとてもあらがえない、魅力的な提案だった。
  • 不機嫌な億万長者
    -
    知人に誘われ、小島で週末を過ごすことにしたジュリーは、島に向かうボートでトラヴィスという男性と一緒になった。彼はどうやら島の持ち主の息子らしいのだが、態度や言葉はひどくそっけなく、謎めいていた。さらにトラヴィスは、自分の訪問を家族に秘密にしているらしい。島に到着して案内されたのは、中世の城を模したような大邸宅。この週末は思いがけないものになりそうだわ、とジュリーは思った。いったい、この富豪一族にどんな事情があるのだろう?だが、そのときジュリーはまだ気づいていなかった。この島で彼女の運命を一変させる出来事が起こることに。
  • ラベンダーは危険な香り
    4.0
    名門ロリマー家の後継者ケイドはメイン州沿岸の小島を訪れた。行方不明だった養父の孫娘がそこで暮らしているとの情報を得たのだ。しかしケイドは、その女性は孫娘になりすました詐欺師と踏んでいた。養父の莫大な財産をねらっているに違いない。一方、テスは突然現れた見知らぬ男に恐怖を覚えた。死んだと聞かされていた祖父のデルは生きていると告げられ、一緒にデルに会いに行こうなどと勝手なことを言われても……。心を見透かすような鋭いまなざし、強烈なセックスアピール。あらゆる意味で私の平穏をかき乱すけれど、そんな彼には屈しない。

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