岡部えつ作品一覧

  • 怖いトモダチ
    3.7
    1巻1,595円 (税込)
    「綺麗な人でしょう。心はもっと美しいんだよ。ほんと、憧れの人!」「カリスマってああいう人のことを言うんだろうな。」 「あの人はカリスマ性がある反面、ものすごく傷つきやすい人。」「うちの家族はまだ、あの人に心を操られたままなんです。」 「そういえば、ルミンさんて、プライベートなことは話さない……。」 16人のさまざまな証言をもとに、女の正体にせまる1作。 女は一体何者で、なぜ嗅ぎ回られているのか…?読めば読むほど謎が深まり、ゾッとするラストは頭から離れない……。 「怖いトモダチ」、ひょっとしたらあなたの隣にもいるかもしれませんよ…?
  • 気がつけば地獄
    完結
    4.3
    都内近郊に暮らす主婦の紗衣は、イタリアンレストランでパート勤めをしながら ほぼワンオペで一人息子・拓哉の育児をこなしている。 彩りのない日々に少しでも潤いを…と、5万円超の高級美顔器をネットで購入するが 誤ってマンションの別の部屋の住人の元に届いてしまう。 その誤配達を仕組んだのは、夫・祐一の浮気相手である夏希だった。 荷物を取り戻そうと奔走するうちに紗枝と夏希はSNSでつながり、距離を縮めていく…。 あり得ない友情、変わりゆく夫婦関係、衝撃のラストは―――!?
  • 夢に抱かれて見る闇は
    4.0
    男を初めて部屋に上げるときには、かなりの勇気がいる。もしこの男に、見えてしまったら…。30~40代女性の情念と現実、その中で少しでも光を掴みたいともがく姿を描く、怖くてエロくて美しい怪談短編集
  • 生き直し
    -
    この感覚、きっと覚えておいでだろう。誰もが否応なしに放り込まれた、小中学校の友達同士のパワーバランス。一瞬の油断もならず、発言には細心の注意を払い、自分のポジションを確保するのに汲々とする――。子供といえど、毎日戦っているのだ。優等生の相原真帆は、ある事件をもとに“最下層”の境遇に陥る。転校先では、同じことを繰り返したくない。孤高とも言える幼き真帆の背筋の伸びた姿勢が胸を打つ、問題作にして傑作がここに。
  • 嘘を愛する女
    3.8
    大手食品メーカーに勤め、業界の第一線を走るキャリアウーマン・川原由加利(演:長澤まさみ)は、研究医で優しい恋人・小出桔平(演:高橋一生)と同棲5年目を迎えていた。由加利が結婚を意識し始めたある日、桔平はくも膜下出血で倒れ、意識不明の状態で病院へ運ばれてしまう。訪ねてきた警察官は、さらに由加利に衝撃の事実を告げる。桔平の所持していた身分証類はすべて偽造で、職業はおろか名前すら、すべてが「嘘」だったというのだ。 「あなたはいったい誰?」 騙されていたショックと、彼の正体への疑問を拭えない由加利は、私立探偵の海原(演:吉田鋼太郎)に依頼し、桔平の身元調査に乗り出す。やがて、桔平が書きかけていた700ページもの小説が見つかる。そこには、誰かの故郷を思わせる描写や、幸せな家族の姿が描かれていたのだった。小説の舞台が瀬戸内海のどこかであることをつきとめた由加利は、桔平の秘密を追うことに・・・・・・。 なぜ桔平はすべてを偽り、由加利を騙さなければならなかったのか。 そして、彼女はいまだ病院で眠り続ける「名もなき男」の正体に辿り着くことができるのか――。 長澤まさみ、高橋一生 共演で話題の映画『嘘愛』を完全小説化。小説で明かされるもうひとつの真実とは――。 ◆◆◆◆ 2018 年1 月20 日(土)ROADSHOW 映画『嘘を愛する女』 出演 長澤まさみ 高橋一生 DAIGO 川栄李奈 黒木瞳 吉田鋼太郎  監督 中江和 c2018「嘘を愛する女」製作委員会 ◆◆◆◆
  • 気がつけば地獄
    3.5
    1巻1,540円 (税込)
    中屋紗衣は、都内近郊に暮らすパート勤めの37歳の主婦。 ある日、紗衣が夫に内緒で購入した美顔器が、別の住所宛の荷物と入れ替わって届いてしまう。 その誤配達を企んだのは、夫の愛人・夏希。 夏希はSNS上で誤配達に困っている紗衣を発見し、身元を隠して交流を深めていく。 SNS上で距離を縮めていく二人、変わりゆく夫婦関係……。 予測不可能、衝撃展開のサスペンス。
  • 瘡れ島――腐りゆく白い女
    -
    1巻330円 (税込)
    三十路のモデル・加弥は、ロクな仕事にありつけないまま、パトロンに囲われて日々を過ごす。精力の衰えたパトロンとの関係も微妙なものになりつつあるとき、加弥は南の孤島の別荘に行くように命じられる。そこで出会ったのは精悍な男・タカオと、別荘に以前住んでいた絶世の美女の奇妙な噂だった。加弥と同じく別荘に住んでいた女は、島の男を次々に狂わせた。暗い別荘のなか、タカオは加弥にその白い肌の思い出を語り出す――。
  • 残花繚乱
    3.4
    西田りかは会社の常務の柏木荘太と不倫の関係だ。荘太の“パーフェクト妻”美津子は鋭くそれを嗅ぎ取り、よりにもよって荘太を兄と慕う圭一と、りかを見合いさせようとする。当の圭一は美津子のことを密かに想っている。他にリカと同じ書道教室に通う二人、全身に整形を施す麻紀、夫婦生活がうまくいっていない泉の動きも絡んでくる。愛、嫉妬、苦悩がつややかに艶美に描かれた、オトナのオンナ小説。
  • パパ
    5.0
    1巻1,320円 (税込)
    深沢奈子は仕事をやめて訪れたニューヨークで遠山美波・通称ミンミと出会う。まだ18歳のミンミは父と再婚相手のニュージャージーの家から飛び出してきたと言い、一日ベッドにもぐりこんでいると思ったら、ドラッグで飛んで、公園で倒れたりする。帰国してからもミンミは職も住も定まらず、奈子を頼り、振り回す。ミンミの常識外の行動は何に根差すのか。ラスト、インドでミンミを捜す奈子の、答えを求める孤独な道行き。しみじみと切なく、やがて圧倒的な感動が押し寄せてくる傑作長編。
  • フリー!
    4.0
    緑川千春は食品メーカーの子会社の広告代理店に働く37歳。仕事や恋愛に心をすり減らされる日々に、疲れはもう限界だ。かつての恋人が教えてくれた、千春のとっておきの癒し場所、日本酒バー『drop』。お店で出会った人々との交流の中で、千春は新しい道を探し、進んでいく。『残花繚乱』、小説版『嘘を愛する女』で話題の著者による、自活する女性の苦悩、決断、努力……それに伴う内面の葛藤を丹念に掬いとった長編小説。
  • 夜這い村の色喰い鬼
    -
    1巻330円 (税込)
    ストーカーに追われた末、場末の温泉宿にたどりついた沙弥は、毎夜不思議な音を聞く。隣の部屋から聞こえる隠微なあえぎ声と息遣い。覗いてみればそれは仲居のヒカリが男と交わる姿だった。その村にはまだ夜這いの習慣があるという。突然失踪したヒカリの代わりに仲居となった沙弥は早速隣の部屋に布団をしいて夜這われるのを待った。

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