藤本義一作品一覧

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  • 首狩族-picaresque- 1
    値引きあり
    3.3
    大阪でホステスをしている加納康子。野心と野望にあふれる彼女は、その肉体を武器に何人もの男を惑わせ、溺れさせてきた。しかし、彼女と関係を持った男が次々と死んでいってしまう。男と女が淫らに絡み合うハードボイルドサスペンス作品!
  • お嬢さん、上手な恋をしませんか
    -
    いま彼の胸にとびこもうとしているあなたに。もう彼の心をつかんでいるあなたに。そして、ふり向いてくれない彼に胸をいためているあなたに――。愛の講師・藤本義一さんがやさしく、きびしく語ってくれます。これはこころ美しい魅力的なあなたをつくる、ちょっぴりスパイスのきいた愛のテキストです。
  • 鬼の詩/生きいそぎの記
    3.2
    二〇一二年十月に亡くなった著者の代表作集。直木賞受賞作「鬼の詩」、運命的な師・映画監督川島雄三のモデル小説「生きいそぎの記」他、「贋芸人抄」「下座地獄」、講演「師匠・川島雄三を語る」。
  • 女の犯罪告白シリーズ 1 花電車九十九折
    完結
    2.0
    荒木七重(あらき ななえ)は『クラブあずま』で働いている。そして店に客として来る黒田にプロポーズされた。しかし、七重には誰にも話していない前科があった。容疑は殺人。父親を殺していた…酒癖・女癖が悪く、事件当夜には七重を強姦しようと襲ってきた拍子に、包丁で刺し殺人…。そんな自分に幸せになる資格があるのかと苦悩していた最中、黒田の娘という人物が現れ父のために結婚してくれと頼みにきた!そして結婚を決め――七重は幸せな生活を送っていたかに見えたが……。幸せになりたいが犯罪に手を染めてしまう女性のヒューマンドラマ作品!!
  • 「H」学
    -
    「助平」は人類を救う! 今、「母権社会」を生き抜くには、男はやさしいヒモになりきるのがいちばん!!――性を知れば知るほど男の女の本性が見える。現代の性事情からは明るい未来はない。一休・良寛・一茶らの先人たちは生きていくうえで性をどう考えていたのか。古今東西の「性生活」と「性表現」を検証し、よりよい「性」のあり方を探る。 ●働いて金を稼ぐのが男性だと考えるのは、すでに古いとしかいいようがない。そんなことを考えて生きてきたから、男女の平均寿命に大きな差が生まれたのだろう。働いてストレスを宿し、そのストレスを解くためにも不節制な行為を繰り返す必要はなにもないといってもいい。――本文より
  • 首狩族 1
    完結
    -
    加納康子、28歳。その妖艶な裸体を晒し巨大なベッドに寝そべりながら、彼女は考えていた。「うちは男の生気を吸い取ってんかもしれへんな……」大阪でホステスをしている康子は、その肉体を武器に何人もの男を惑わせ、溺れさせてきた。しかし本当に愛した男はヤクザの抗争で殺された。彼のことを忘れられないまま金づるのオヤジに抱かれていた時……その親父が突如腹上死! 康子と関係した男は死んでしまう……本当に、彼女は男の命を吸い取って生きている魔女なのか……!?
  • 元禄流行作家 わが西鶴
    -
    「わしは俳諧師という商人や」と豪語し、知恵才覚を駆使して版元を巧みに操ってゆく西鶴。「俳諧は興行や」といい、大坂住吉大社に人集めして昼夜ぶっつづけの矢数俳諧を行ない、世間を驚かせる西鶴。そんな彼が、芭蕉についに比肩することあたわず、俳諧へのこだわりをきっぱりと捨て、「好色一代男」をはじめとする浮世草紙作家へと変貌してゆくまで。――著者渾身の力作長編小説。
  • 香色代理人
    -
    太田桐子が主婦売春の組織に入ったのは、重い住宅ローン返済のためである。相手の男性は、地位や年金や財産に恵まれた孤老ばかり。桐子は30代の夫より生彩のある老人に瞠目しながら裸身をさらす。やがて主宰者の水本京子が検挙され、服役。その間、桐子は水本の代わりに組織の経営を企むが、思いがけない陥穽が仕組まれていた。
  • 古典落語・上方艶ばなし
    -
    「女護(にょうご)が島」「おさがり」「赤貝猫」「金箔屋」「建礼門院」「茶漬け間男」「からくり医者」「揚子江」「松茸」「張形(はりがた)」など24編の上方艶笑落語の傑作が勢ぞろい。

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  • 極道虫一匹(電子復刻版)
    -
    情婦の浮気相手を刺し、六年半の刑期を終えて娑婆に出た辰は、女郎の足止め稼業を紹介され大坂・飛田遊郭に流れ込んだ。そこは、親の借金のかたに体を売らねばならない女たちの地獄だったが、地獄にあっても人の情を失わぬ女・千龍を知って、辰は変った。米騒動後の大阪を舞台に極道虫“だるまの辰”が体を張って娼婦のために奔走する姿を直木賞作家が哀歓を込めて描く。

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  • 西鶴名作集
    -
    元禄時代、経済力で武士にかわって社会の表舞台におどりでた商人たちの生き方を、鋭く、ときには滑稽に描いた井原西鶴の代表的名作を集める。封建社会の掟に刃向かう命がけの純愛物語『好色五人女』、たいせつな金を知恵と才覚でふやして大金持ちになる成功秘話『日本永代蔵』。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。
  • 少年と拳銃
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    今津少年は、本気で撃った! 友人の安田少年は鞠のように飛んだ。静かな渓谷である。今津は、実業家で弁護士の安田の家に駆けつけ、「彼がお宅から持ち出した拳銃で重傷を…」と告げた。父親と角刈りの男が現場へ急いだ。今津少年は再び至近距離から二人を撃殺!! 少年をここまで激昂させた動機とは? 直木賞作家が社会の盲点を撃つ表題作ほか四編の秀作。
  • 白い血が流れる~覚醒剤の白地獄~
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    誰かが来る。玄関のノブが回転した。浄子(きよこ)は、その金具が外され、あいた穴から毒矢が心臓を貫く恐怖に震えた。慌てて注射器に覚醒剤を吸い上げ腕に打つ。幻聴・幻覚はひどくなるばかりだ。覚醒剤患者は激増中。ことに主婦の廃人化が話題を呼んでいる。平穏な生活が白濁の液体で崩壊する過程を現実に即して追う犯罪小説傑作集。
  • 女囚犯歴簿(電子復刻版)
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    生まれながらの盗癖ゆえに人並の恋もできず、拘置所入りを繰り返すことに心の安逸を求める哀れな女。執拗な情夫(ヒモ)からのがれるため、堅固なアリバイをつくって男を殺すが、刑事に追いつめられたホステス……。ありふれた人生を夢見ていたのに、一転して犯罪者に堕ちてゆく女たち――その歪んだ環境と心理の哀れさを、“実際の女囚の犯歴を参考にして小説風に組み立てた”という藤本義一独特の語り口で描く異色作。

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  • 人生に公式なし。されど人生に解答あり
    -
    心を癒し、心の軸をつくる――。「贅沢を妻子に教えるよりも、簡素を教えるために夫たるものがある」「蝋燭は周囲を照らすために、自分の身を焦がす」など、心に残る言葉と人生の訓(おし)え。現代人が避けて通れないストレスと上手につきあい、自分の心をやさしく癒すにはどうすればよいか。著者の体験と特異な視点から、対処する知恵と指針を示す1冊! ストレス社会をうまく切り抜ける処方箋!! 1.趣味はゴロ寝が第一になっている 2.煙草やアルコールの量が増してくる。 3.今までやらなかったギャンブル(麻雀とか競馬、競輪、競艇、パチンコ)に手を出し、たちまち深入り傾向を示す。 4.睡眠薬を用いていることを告白する。 5.覚醒剤に手を染め、情緒不安定、行動の緩慢度が甚だしくなり、喉をかわかせ、やたらに唾液を吐き散らしたりする。 6.家庭崩壊の兆し(不倫、経済無援助、暴力)を見せはじめる。 大体、以上の項目の3つがあれば要注意である。彼らは思いつきの自衛策に走った心弱きものなのだ。
  • 好きになったら読む本
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    娘たちへ! いつも女性にこうあって欲しいという希いをこめて書いた。男が女に近づく方法、逃げる方法。これが悪妻への入り口。「金魚」の自覚こそ、精いっぱい生きるスタート。恋愛に方程式はない、とにかく臨気応変の心を忘れるな……。ホントの愛のために、父から娘へ21通の手紙。恋の予感の只中にいるアナタに。
  • なにわ魂 したたかに生きのびる知恵
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    「知識」より「知恵」のある者が勝つ――。他人からはアホだのケッタイだのと言われようが、混迷した時代を生き抜くのは大阪人の「底力」! そこにはしたたかに生きのびる知恵が詰まっている!! ●現在でもガッコアタマ(学校頭)という言葉が大阪人の間では通用する。学歴、学校で教えられた知識がいくらあっても、それを応用する知恵がなくては世間的に評価されないということである。学歴があっても正しい知恵も具備する人間は滅多にいないということを知っている。もしも双方を兼ね具えていたなら役人になり悪知恵を発揮するだろうという。これは昨今の大蔵省、日銀の賄賂役人に通じる昔からの大阪商人の卓見だろう。――「まえがき――なにわ魂の原点」より ●大阪という土地から芽生える思考と表現はたしかにケッタイである。ケッタイは怪体であり、怪態であるというが、この奇妙さは決して意識して生まれたわけではない。 じわじわと歴史の土壌から湧き出したものが、無意識に骨の髄、脳髄の中枢の部分に宿ったと思われる。ナニワ遺伝子とでも名付けていいような気がする。拭おうとしても拭うことが出来ない。
  • にっぽん口八丁目
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    金城京助は集団見合いに参加し、詐欺事件に巻き込まれた縁で、奇妙な詐話師グループと知り合う。彼らはQYZという会社を組織し、鮮やかな弁舌とだましテクニックで世をわたる。京助は感動して転職を決意、色と欲と法律の特訓を。彼の初仕事は、女子大生を味方に大儲けをやってのけることだった。現代社会を揶揄する会心作!
  • クラシック リバイバル 日本名城紀行1
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    文豪たちが描いた日本の「名城紀行」が復刊。 1977~78年に小学館より発刊された「探訪日本の城」シリーズに掲載された作家の紀行文の復刊。 第1巻は森敦、藤沢周平、円地文子、杉浦明平、飯沢匡、永岡慶之助、奈良本辰也、北畠八穂、杉森久英の9名の文豪たちが個性豊かに描く日本各地の名城紀行である。 視点も作家により様々で、ガイドブックとはひと味もふた味も異なる城案内。史料をベースにまとめる作家もいれば、自分や家族とのかかわりから展開していく作家もいて、実にバラエティに富んでおり、時間が経っても色あせない名文揃いで、城マニアにもお勧めの一冊。
  • 藤本義一の文章教室
    4.0
    自分らしい生き方は、自分らしい文章づくりからはじまる。でもはじめから、技術を用いて巧みに書こうと思ってはいけない。自分が今純粋に求めているテーマは何か、それを自分に問いかけるべきである。――本書では、人生の達人にして文章の達人、藤本義一が、「よい文章」の書き方を、テーマの見つけ方からドラマの組み立て方まで、豊富な具体例と共にわかりやすく解説。「自分」を表現する文章を書きたいと願う人なら誰でも参加自由のレッスンである。

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