雑学・エンタメ - 柳宗悦作品一覧

  • 沖縄の人文
    -
    「沖縄と私との関係は、朝鮮のそれよりずっと遅れ、昭和13年以降である。沖縄県の学務部長から招きを受け、始めて渡島の機会を得たのである。以来、深い縁を結んで、この孤島に渡ること数度、親しく島の人々に交わり、その人文に接し、風物と近づくにいたった。特に昭和15年正月における民芸協会員26名の渡島と、そのうちの幾人かの長期の滞在とは、民芸運動にも一期を画した出来事であって、吾々は多くのことを学び、多くのものを心に身に受取ることが出来た」…沖縄の文化的価値に目覚めた筆者がさまざまな機会にしたためた論考を集めた1冊。巻末に貴重な図録を収めてある。
  • 手仕事の日本
    4.2
    すぐれた民藝品を求めて日本全国を歩いた民藝運動の創始者・柳宗悦(1889―1961)が、各地に残る美しい手仕事を紹介しながら、日本にとって手仕事がいかに大切なものであるかを訴え、日本がすばらしい手仕事の国であることへの認識を呼びかけたユニークな民藝案内書。秀逸な小間絵(芹沢けい介)を多数収録。(解説 熊倉功夫)

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  • 琉球の富
    -
    琉球王国として独自の文化を形成した沖縄。1938年に初めて現地を訪れた柳宗悦は、工芸品ばかりでなく、建物や人、暮らしぶりにいたるまで、すべてが美しい島々に魅了される。以来、来島を重ね、調査・蒐集を行い、展覧会などを通じてその魅力を紹介した。しかしその夢のような美の王国は1945年の沖縄戦で灰燼に帰してしまう。本書には表題の「琉球の富」をはじめ、柳が沖縄のすばらしさや沖縄の人々への想いを綴った主な論考を収録。あわせて玉陵や識名宮、首里の町並みなど、失われてしまった美しい風景を記録した貴重な写真も多数掲載。戦前の沖縄がここに蘇る。文庫オリジナル。

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