弘兼秀子作品一覧

  • 川柳作家全集 弘兼秀子
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    1巻880円 (税込)
    喜怒哀楽を受け止めてくれる十七音に惹かれて高校生から川柳をはじめ、制服姿で句会に参加していたという著者。その情熱は未だ衰えることを知らず、活動の幅はますます拡がっている。 本書は昭和五十五年頃から三十年間の作品を年代別に編んだ作品群であり、真摯な姿勢で川柳に、人生に向き合う著者自身が一句一句に宿る。読み進めていくと母そして妻、社会の中の一人、書家としての顔、さまざまな著者が立体的に浮かび上がってくる。「母の小旗」「和音」「さくら道」の三章構成。 《塩も砂糖も心配りで煮えている》 《ふともれた本音を聞いた耳の穴》 《ヘナヘナとさせる塩なら持っている》 《あと一歩押せば火がつく導火線》 《あいまいな返事を口の中でする》 《ひらめきを発酵させているごろ寝》 《サイコロは振れぬ告白遅すぎる》 《ころころと転がって来たこれが運》 《ていねいに洗いなかったことにする》 《心電図ほらねやましさなどはない》
  • 川柳作家ベストコレクション 弘兼秀子
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    1巻880円 (税込)
    川柳は喜怒哀楽を受け止めてくれるものであり、 救ってくれるものである(柳言より)    短詩型文芸界に燦然と輝く、ベスト・オブ・ベスト川柳! 47都道府県から川柳界を代表する最精鋭の第一線作家による柳言と秀句集、圧巻の川柳作家ベストコレクションシリーズ200。 広島を代表する川柳作家・弘兼秀子の渾身の作品群! 本書のサブタイトルになっている作品は著者の代表作「見捨ててはいないと天は晴れてくれ」。    足音は春の予感を響かせる 沈黙の長さの中で選る言葉 旅立ちの空の青さを焼きつける 見捨ててはいないと天は晴れてくれ 催促へ疑いもなく打った点 イントロはああ青春を引き寄せる 一本の光惑いに降りてくる

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