菅野雪虫 - 講談社作品一覧

  • 天山の巫女ソニン 全5冊合本版
    値引きあり
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    長年の修行のかいなく、才能を見限られ天山から里へ帰された、落ちこぼれの巫女ソニン。ある日ソニンは、沙維(サイ)の王子イウォルが落とした守り袋を拾う。口のきけないイウォルに袋を手渡した瞬間、ソニンはイウォルの“声”を聞いてしまい――。(『天山の巫女ソニン(1) 黄金の燕』) 不思議な力をそなえた少女をめぐる、機知と勇気の王宮ファンタジー! ファンタジー好きな人はもちろんだがファンタジー嫌いの人、ファンタジーを読んだことのない人、そういう人にもぜひ読んでほしいシリーズである。 ――北上次郎(本書解説より) 日本児童文学者協会新人賞 講談社児童文学新人賞 ダブル受賞作品 『天山の巫女ソニン(1) 黄金の燕』『天山の巫女ソニン(2) 海の孔雀』『天山の巫女ソニン(3) 朱烏の星』『天山の巫女ソニン(4) 夢の白鷺』『天山の巫女ソニン 5 大地の翼』全5冊合本版
  • チポロ・ヤイレスーホ・ランぺシカ アイヌ神話シリーズ三部作合本版
    値引きあり
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    「天山の巫女ソニン」シリーズでニュー・ファンタジーの旗手としての地位を確立した菅野雪虫。 『チポロ』から始まるアイヌ神話をモチーフに描かれる長編ビルドゥングスロマン、ここに誕生!! 【収録作】 『チポロ』 力も弱く、狩りも上手ではない少年・チポロ。そんなチポロに、姉のような優しさで世話を焼く少女・イレシュ。彼らの住むススハム・コタン(シシャモの村)に、神であるシカマ・カムイが滞在し、〈魔物〉たちが現れることを告げる。そして、シカマ・カムイの言葉どおり、大挙して現れた魔物たちは、イレシュをさらっていったのだった。 イレシュのいなくなった村で、チポロは、北のさいはての港町・ノカピラに、触れたものを瞬時に凍らせ、貧しき人々に食糧を届けてくれる「魔女」と呼ばれる少女が現れたことを商人から伝え聞いた。その少女にイレシュの痕跡を見つけたチポロは、弓の修業を積んだ末、「魔女」がイレシュではないか確かめるため、そして魔物からイレシュを奪還するため、ミソサザイの神とともに、ノカピラを目指すのだった――。 『ヤイレスーホ』 これは、『チポロ』から、数年経った世界のお話。 あのときイレシュをさらい、彼女に触れたものを凍らせる魔力を与えた蛇の魔物・ヤイレスーホがこもる雪山の洞窟に、ぼろぼろの身なりをした少女が現れて言った。 「ねえ。あたしも、その『呪い』が欲しいんだ」 魔力を求める理由を少女・ランペシカから聞いたヤイレスーホは、少女を連れ、イレシュ、そしてチポロが暮らすコタン(村)へと向かう。 ヤイレスーホ、イレシュ、そしてチポロが、復讐心にとりつかれた少女に対して示した答えは何だったのか――。 『ランペシカ』 『ヤイレスーホ』では復讐に燃える少女だったランペシカ。数年が経ち、ランペシカもチポロのあとを追う弓の名手に成長。しかし、かつて復讐の力を求めたヤイレスーホの記憶がランペシカの心に影を落としていた。 一方、チポロとイレシュの子には何か不思議な力があるようで……? 神々と人間の関係にもスポットライトを当て、人間の愛おしさ、愚かさを描き切ったアイヌファンタジー『チポロ』三部作、堂々完結!!
  • 海のなかの観覧車
    NEW
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    1巻1,540円 (税込)
    【対象:小学校高学年以上】 ◆主な内容 ぼくには、5歳の誕生日の記憶がない。親に聞いても「家で寝ていた」と言うばかり。 それから時はたち、中3の誕生日を迎えたとき、家に謎の手紙が届く。 開けてみると、中には「誕生日おめでとう」と書かれた便箋と、ビニールに包まれた黒い砂が入っていた──。 うっすらとある「遊園地に行った」という記憶。黒い砂。その二つがつながったとき、たどり着く真実とは。 企業の社会的責任に切り込む衝撃作!
  • ぎりぎりの本屋さん
    4.0
    【対象:小学上級以上】児童文学のトップランナー5人による夢の競作、ふたたび! 『ぐるぐるの図書室』を描いた5人が挑む今度の舞台は、商店街の奥にぽつんとある本屋さんです。小さくて、古くて、足を踏み入れるのに勇気がいるお店に駆け込んでくるのは、それぞれの「ぎりぎり」を抱えた小学生たち。この本屋さんで味わえる不思議な体験、興味があったら合い言葉をおぼえてくださいね。その言葉は……、「ぎりぎりだったね」。
  • ぐるぐるの図書室
    3.8
    舞台は十々年小学校の図書室。もやもやっとした気持ちの小学5年生たちが、貼り紙に誘われて図書室に入ってみると、不思議な司書から、不思議な本と出会うきっかけを渡され、それぞれのラビリンスに迷い込んでしまう――。児童文学界のトップランナー5人(工藤純子、廣嶋玲子、濱野京子、菅野雪虫、まはら三桃)が、ひとつのテーマ「図書室」をめぐって競作したリレー小説が完成。巻末には、5人によるスペシャル座談会を掲載!
  • じりじりの移動図書館
    4.0
    【対象:小学上級以上】 児童文学のトップランナー5人による夢の競作、みたび! このたびの物語で、あなたの前に、とつぜん現れるのは、移動図書館「ミネルヴァ号」でございます。ひげをはやしていて、ピシッとスーツを着こなしているおじいさんが館長、そして金ボタンの黒い制服に身を包み、長い黒髪がよく似合う若い女性が運転手。もちろんドアの向こうの車内には、さまざまな本がぎっしり詰まっています。でも、もしも、あなたが本に夢中になって、本の世界にひきこまれているうちに、車が出発してしまったら……! 気がついたときに、あなたが立っているのは、過去の世界? まだ見ぬ未来? それともいま暮らしているのとは別の世界かもしれないのです――。 『ぐるぐるの図書室』『ぎりぎりの本屋さん』を描いた児童文学作家5人が、それぞれの作品に不思議なブックカーを登場させ、本にまつわる5色の物語をつむぎます。
  • チポロ
    3.6
    1~2巻1,265円 (税込)
    「天山の巫女ソニン」シリーズの菅野雪虫の書き下ろし最新作! 力も弱く、狩りも上手ではない少年・チポロ。ススハム・コタンの村に大挙して現れた魔物たちは、チポロが慕う少女・イレシュをさらっていった。その後、北のさいはての港町に、触れたものを凍らせ、貧しき人々に食糧を届けてくれる「魔女」と呼ばれる少女が現れたことを商人から伝え聞いたチポロは、「魔女」がイレシュではないか確かめるため、北を目指した――。
  • 天山の巫女ソニン(1) 黄金の燕
    4.1
    長年の修行のかいなく、才能を見限られ天山から里へ帰された、落ちこぼれの巫女ソニン。ある日ソニンは、沙維(サイ)の王子イウォルが落とした守り袋を拾う。口のきけないイウォルに袋を手渡した瞬間、ソニンはイウォルの"声"を聞いてしまい――。不思議な力をそなえた少女をめぐる、機知と勇気の王宮ファンタジー!
  • 天山の巫女ソニン~落ちこぼれの巫女が王宮に入って国を救った上に王子たちに愛されてます~(1)
    4.0
    幼い頃に巫女になるために天山に送られたソニン。 だが12歳のある日、巫女の才能がなかったと判定され家に帰されることに! 村に戻り、友達もできたある日、王子の落し物を広ったので届けることになるがーーまさかの王宮へのスカウトにあってしまい!? 落ちこぼれ巫女が王子と国を救うアジアンファンタジー!!
  • 天山の巫女ソニン~落ちこぼれの巫女が王宮に入って国を救った上に王子たちに愛されてます~ 分冊版(1)
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    幼い頃に巫女になるために天山に送られたソニン。 だが12歳のある日、巫女の才能がなかったと判定され家に帰されることに! 村に戻り、友達もできたある日、王子の落し物を広ったので届けることになるがーーまさかの王宮へのスカウトにあってしまい!? 落ちこぼれ巫女が王子と国を救うアジアンファンタジー!! 【第1話「山を降ろされたソニン」を収録】
  • ランペシカ
    4.0
    1巻1,320円 (税込)
    【対象:小学校高学年以上】 「天山の巫女ソニン」シリーズでニュー・ファンタジーの旗手としての地位を確立した菅野雪虫が、アイヌ神話をモチーフに描いた長編ビルドゥングスロマン『チポロ』。その続編『ヤイレスーホ』に続く、第三作目! あのときの少年と少女、そして神々に、また会える! 『ヤイレスーホ』では復讐に燃える少女だったランペシカ。数年が経ち、ランペシカもチポロのあとを追う弓の名手に成長。しかし、かつて復讐の力を求めたヤイレスーホの記憶がランペシカの心に影を落としていた。 一方、チポロとイレシュの子には何か不思議な力があるようで……? 神々と人間の関係にもスポットライトを当て、人間の愛おしさ、愚かさを描き切ったアイヌファンタジー『チポロ』三部作、ここに堂々完結!!
  • YA! アンソロジー 初恋リアル
    3.0
    好きになる気持ちを抑えきれない。講談社児童文学新人賞50周年企画。5人の受賞作家が「初恋」をテーマに描く、ピュアフル・ストーリー! ■初恋のたねが、芽を出したら――。「初恋のたねは、ころんとゆれる。」■マッチの灯りに願う、つかの間の夢 「マッチ売りの少年」■初めて書いたラブレターが行方不明に!? ■「ローリングストーン」■死んだ親友の姉さんが部屋に来て 「東京プリン」■高校生からもらった不思議な石 「恋の石」
  • YA! アンソロジー ハピネス
    -
    YA! ENTERTAINMENT10周年を記念し、「YA! アンソロジー ハピネス」と「YA! アンソロジー エール」を2冊同時刊行! 小林深雪○「覚えたての呪文」魚住直子○「生きているだけでhappiness」吉野万理子○「運命の白い糸」片川優子○「スパイラル&エスケープ」菅野雪虫○「ランチボックス」装画/牧村久実(「泣いちゃいそうだよ」シリーズ)
  • YA!ジェンダーフリーアンソロジー TRUE Colors
    4.2
    女子校に進んだわたし。男子の目を気にしなくていい女子校ライフって最高! でも、共学に進んだ大好きな幼なじみには恋人ができたらしい。やっぱり女子校なんて最悪!?(『女子校か共学か、それが問題だ!』小林深雪) 変わり者のわたしは、友達のミッコが好き。ミッコがくれるチョコは夢のように甘いから、いつだってわたしは泣きたくなる。だけどミッコには彼氏もいて、わたしにも事情があって──。(『チョコレートの香りがするね』にかいどう青) お父さんは悪い人じゃない。でも、一緒にお風呂に入りたがったり、スカートをめくろうとしたり、ちょっと疲れる。そんなある日、クラスメイトのみやびが父親によって暴力を振るわれていることを知ってしまう。私のお父さんなんて、全然マシ?(『チキンとプラム』長谷川まりる) 千歳とつきあっている真結は、「そろそろ隠すのをやめない?」と提案をされ、動揺する。レズビアンだとカミングアウトすることへの不安と、千歳に嫌われてしまうかもしれないという不安。セクシャルマイノリティについての本には、無理にカミングアウトすることないって書いてあったけど……。(『いわないふたり』如月かずさ) 「ピュア」で「コドモっぽい」僕は、みんなのエロ話に付いていけない。急にみんながオトナになってしまったみたいだ。廊下でティッシュだと思ってナプキンを拾ったときも、大騒ぎになった。どうやったらオトナになれるんだろう?(『羽つきスキップ』水野瑠見) クールな安寿に、どこか憧れる栞。しかし安寿には手のかかるいとこ、咲留がいた。少しずつ二人の事情を知っていくなか、ふと安寿がこぼす。「役に立たないから、期待されないから、廃墟が好き」だと。(『いつかアニワの灯台に』菅野雪虫) ◆ ◆ 心と身体を取り巻くあれこれ。「今」を生きる児童文学作家がジェンダーと中学生をテーマに物語をつづります。 六人の児童文学作家のほか、イラストと漫画は『少年ノート』『ヒラエスは旅路の果て』の鎌谷悠希が担当。漫画「Peony」では、ジェンダーがまとう「香り」をみずみずしく表現。 ここでしか読めない、珠玉のアンソロジーです。

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