三津田信三 - 光文社文庫作品一覧

  • 七人の鬼ごっこ
    3.7
    一人の自殺志願者が、多量の血痕を残し姿を消した。男は毎日一人ずつ旧友に電話をかけ、相手が出なければ首を吊る「死のゲーム」をしていたらしいのだが……。やがて、彼の幼馴染(おさななじみ)が次々と謎の死を遂(と)げ始める! 仲間の一人だった作家は、事件を追ううち、心の奥に封印された少年時代の忌(い)まわしい記憶へと辿(たど)り着く。錯綜(さくそう)する推理の先に立ち現れる驚愕の真相とは?
  • 赫眼(あかまなこ)
    4.0
    目を奪う美貌と、小学生とは思えぬ色香(いろか)。転校生の目童(まどう)たかりは、謎めいた美少女だった。学校を休んだ彼女に届け物をしに、少年が訪れた家の奥――そこには、あまりにも禍々(まがまが)しい何かが横たわっていた……。(表題作)合わせ鏡が作り出す無限に続く映像世界。その魔力に取り憑かれた男を襲う怪異とは?(「合わせ鏡の地獄」) 書下ろし掌編(しょうへん)を含む、悪夢のような傑作12編。

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