日本総合病院精神医学会 せん妄指針改訂班作品一覧

  • せん妄の臨床指針 ‐せん妄の治療指針 第2版(日本総合病院精神医学会治療指針 1)
    -
    せん妄は、日常臨床で頻繁にみられる症候群であり、身体予後悪化の独立した危険因子のひとつである。従来一過性の病態と考えられていたが、一旦発症すると持続して身体予後や医療経済的予後、さらには認知機能に悪影響を及ぼすことが明らかになっている。しかし一方で、日常臨床でのせん妄発見率は低く、診断や治療が遅れることにより、より複雑な病態にいたることが指摘されている。  高齢化が著しい現況において、せん妄はさらに増加することが自明な優先度の高い課題である。しかし世界的にも名だたる診療ガイドラインの内容は、現場の医療者のニーズとは程遠い感がある。  このような問題意識から2005年に『せん妄の治療指針』が出版されたが、この10年間に様々なエビデンスが蓄積されてきた。それらのエビデンスと現場感覚との融合を重視しながら、システマティック・レビューも含めて、10年ぶりに大幅な改訂を行ったのが本書である。

    試し読み

    フォロー

最近チェックした本