柳野かなた作品一覧

  • 最果てのパラディンI
    4.5
    これは罰なのか。それとも――― “生”に挫折し、生きることを手放した男に与えられたものは、新たな人生と不思議で歪な家族だった。 磊落な骸骨の剣士・ブラッド、ミイラの淑やかな神官・マリー、偏屈な魔法使いの幽霊・ガス。三人の不死人の庇護のもと、かつて滅びた死者の街で暮らす少年・ウィリアム。彼は前世を悔い、再び生まれ落ちたこの新たな世界で“生き直す”ことを決意するのだった。 「小説家になろう」発、王道ハイファンタジー開幕!
  • 最果てのパラディンI 死者の街の少年
    4.7
    かつて滅びた死者の街――人里離れたこの地に一人の生きた子供、ウィルがいた。少年を育てるのは三人の不死者。豪快な骸骨の剣士のブラッド。淑やかな神官ミイラのマリー。偏屈な魔法使いの幽霊のガス。彼ら三人に教えを受け、愛を注がれ少年は育てられる。そしていつしか少年は一つの疑念を抱く。「……この『僕』って、何者なんだ?」ウィルにより解き明かされる最果ての街に秘められた不死者たちの抱える謎。善なる神々の愛と慈悲。悪なる神々の偏執と狂気。「約束だ。ちょいと長いが、語ってやる。多くの英雄と俺たちの死の……、そして、お前がここで育った話でもある」――その全てを知る時、少年は聖騎士への道を歩みだす。
  • アルカディア=ガーデンI ~Age of heaveN~
    5.0
    ここはかの英雄が世界を破滅より救った空中都市《アーケイン=ガーデン》。かつて存在した「地上」は闇に汚染され、生きとし生けるものの世界は、天上の大海原へと移っていった。冒険者達は飛空挺で旅をし、魔の眷属を倒し人類圏を拓き――それはグレイ・アクスターも同じくだ。「スリヤっ! 行ったぞ」「分かってるっ、大繁盛だねっ!」彼は今日も精霊族の少女・スリヤと共に《導書院》から発布される掃除(スイープ)の依頼へと赴いていた。冒険者としては未熟ながらも日々の仕事をこなすある日、彼らが出遭ったのは警戒の呼びかけがされていた、かつて英雄が滅ぼした邪神たる《這い寄る闇》の核《黒の破片》を得た眷属で!?

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