野崎六助作品一覧

  • 鏡の中へ 黄昏ホテル
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    黄昏ホテルで、刺客たちの襲撃にそなえているおれ。しかし、不足の事態が発生し、自分の生命維持レベルが下がっていることに気付いたおれは、この場から撤収することに決めたのだが…。黄昏ホテルを舞台にしたスリリングなSFハードボイルド。(本作は「黄昏ホテル」をテーマとする読み切り連作小説の一篇です)

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  • きみ訪れる夜
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    ある夜、帰宅途中に見つけた古書店で、小説家のわたしは一冊の雑誌を買った。戦後の一時期に出回った粗悪な紙の雑誌の中の一篇に目が留まる。そこに描かれた時代において、ライターは使い捨て文化の象徴で、盛りを過ぎたら様々な装置に入れられてリニューアル化を施される…。「亜小説」という名の小説には、わたしの背筋を凍らせる世界が展開していた。それを読み進むうちにわたしは…。
  • 薔薇の残り香を嗅げ
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    核戦争でもなく、原発の事故でもなく、核燃料輸送トラックの交通事故による「クラッシュ」が首都圏を襲う。首都の中枢機能は失われ、「外」の世界は限りなく荒廃するが、「内」の世界、「ゾーン」と呼ばれる領域は、完全に死に絶えたわけではなかった…。近未来の荒廃した世界を舞台に、賞金稼ぎの男を主人公にしたハードボイルド・シリーズの第二話。彼が追いこまれた殺しの回廊は、どこまで続くのか?
  • 亡命者帰らず 天皇・テロル・子供たち
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 山谷でテロルに斃れた映画作家佐藤満夫への哀感、ニュー・ウェーブの旗手笠井潔、竹田青嗣、桐山襲への本格的批評、“いじめ”の縮図、子供たちの「浮浪者」襲撃事件などをテーマに、失われゆく同時代体験の意味を問う書下し評論。

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  • ミステリで読む現代日本
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    1巻2,200円 (税込)
    崩壊感覚に包まれ、モダンとポストモダンを往還しながら生きることを強いられている現代日本-。しかし、社会が崩れていく一方で、ミステリはそれに反比例するかのように活況を呈している。このねじれが意味するものはいったい何なのかをミステリ読解を通して明らかにする。

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  • ミステリを書く! 10のステップ
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    作家・評論家・創作セミナー講師、三つの顔を持つ著者が、失敗談や豊富な文例を織り交ぜながら、作品の執筆過程を書下ろした参考書。これであなたもミステリが書ける! 構成:読む/題材をさがす/調べる・取材する/ミステリとは何か/人物をデッサンする/構成プランをつくる/キャラクターをつくる/視点/時制/文体・シーンの演習

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  • 奴らは絞首刑の絵葉書を売る
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    本作は「ラヴ・マイナス・ゼロ/ノー・リミット」という中編連作シリーズの第一話、短編バージョン。近未来の都市・シャンティータウンのノースエリア。大通りをリサイクル資源である“死体”を回収する車が通りすぎ、地上は歩くことがはばかられるほど頽廃しているこの場所で、おれは、“死体製造”つまり、賞金稼ぎを生業としていた。そんなおれの命を狙うクローン人間。誰が、なんのためにクローン人間を仕向けたのか?
  • 山田風太郎・降臨 忍法帖と明治伝奇小説以前
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    1巻2,640円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 忍法帖シリーズや明治伝奇ものなどで一世を風靡し、根強い人気をもつ山田風太郎。デビューした敗戦直後から一九六〇年代半ばまでの探偵小説時代の作品群を読み解いて、その魅力を掘り起こし、いまだ知られざる奇才・風太郎の源泉に迫る。

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