吉橋通夫作品一覧

  • 風の海峡 上 波頭をこえて
    3.5
    1~2巻1,155円 (税込)
    梯進吾(かけはししんご)――対馬生まれの少年が、秀吉の朝鮮出兵に参加した。「日本と朝鮮はこんなに仲良くしてるのに」少年たちの友情を戦争が引き裂いた。日朝の悲しい歴史の引き金ともいうべき文禄慶長の役に舞台を設定し、時代の波に翻弄される少年の姿を描く著者渾身の野心作。
  • 角川つばさ文庫版 西郷どん! 西郷隆盛の物語
    5.0
    薩摩の下級武士の家に生まれた西郷隆盛。勉学にはげんだ子ども時代から、藩主の息子、島津斉彬との運命的な出会いと若き日々の活躍。そして、斉彬の死と島流しとなった挫折の日々。幼なじみの大久保利通の助けもあり、島からもどった西郷は、薩摩藩の政治の中心人物となる。坂本龍馬と出会い、そして、薩長同盟、倒幕へと動きだす。勝海舟との江戸無血開城をなしとげ、江戸幕府の時代を終わらせる。若くして日本の歴史を動かした英雄・西郷隆盛。2018年大河ドラマ『西郷どん』原作の児童文庫版。挿絵多数で、小学生から楽しめる物語!【小学上級から ★★★】
  • 官兵衛、駆ける。
    4.5
    2014年大河ドラマに決まった黒田官兵衛。天才軍師・黒田官兵衛の原点とは何か?その少年時代から青年時代を、野間児童文芸賞受賞作家の吉橋通夫が鮮烈に描きます。御着城(現在の兵庫県姫路市)を中心に播州の国で勢力を持っていた大名・小寺政職に仕える黒田職隆の嫡男として、1546年に生まれた萬吉(のちの官兵衛)。母親の死。妹の失明。友との約束。父とともに戦った初陣。後に妻となる光姫との出会いとすれちがい。
  • 京のほたる火 京都犯科帳
    3.5
    京の町、名も無き人々、懸命に生きる。「咎」を犯してしまう人々の、悲しさ苦しさを語りながら、読む者の心に、ほんのりとしたあたたかさが残っていく……。『なまくら』の著者が描く、珠玉の時代小説短編集。「京都水無月大賞2010」受賞作品――京の町に帰ってきた親方と、初めての音吉。辻で人を集めて芸をみせ、商いをする、けん玉売りの二人には、人には言えない、もうひとつの仕事があった。危ない橋を渡ろうとする、その先には……(「けん玉売り」)ほおか、短編8編を収録。貧しくとも毎日を懸命に生きる庶民と、揺れる心を見事に綴った、時代小説短編集。
  • 真田幸村と忍者サスケ
    -
    若き幸村は少年忍者サスケと出会い、大冒険が始まった! 3人だけで800人もの兵を破り、命をねらう忍者集団と決闘する。そして、幸村は徳川家康方の大軍と戦う! 天才武将と忍者が活躍する血湧き肉踊る戦国物語!【小学中級から ★★】
  • 少年龍馬
    -
    だれもが平等で、自由に生きられる新しい日本をつくる――。その礎をきずいて、坂本龍馬は三十三歳で逝った。少年のような心のまま胸に抱いていた大きな夢は、まだ道半ばだった。
  • すし食いねえ
    3.5
    江戸の屋台すしの人気店「与兵衛ずし」のひとり息子・豆吉と、内店のナンバーワン寿司店「松が鮨」の娘・おきょうが主人公。豆吉は、与兵衛ずしを立派な内店にしたいと、おとっつあんを助けて頑張っています。ところが、ある日とつぜん店を訪ねてきた若侍・文四郎の窮状を聞き、おきょうとともにひと肌脱ぐことに。もちろんマグロも穴子もヒラメもタコも総登場で、若先生を救え!物語の、はじまりはじまり。
  • ずくなし半左事件簿
    3.5
    父の跡を継ぎ郡方同心見習いになった半左は早くも逃げ出したい気持ちでいっぱいだった。信越国境の調査に行くことになっただのだ。「ずくなし」(臆病者)のひよっこ同心は、無事に任務を遂行できるのか!?
  • なまくら
    5.0
    幕末、そして明治。京で生きる 嵐の世を生きる若者たちを描く、時代小説短編集――故郷を離れ、砥石運びの仕事をしていた矢吉は、幼なじみのトメと再会するが……。という表題作の他、幕末から明治の京の周辺、若いというには、あまりに年少の者たちの、汗して働き、行く道に迷う懸命の日々を描いた、珠玉の時代小説短編集。あさのあつこ氏絶賛の名作。第43回野間児童文芸賞受賞作品。 ◎「どうしてこんなに、心を奮い立たされ、励まされ、うーん、明日もしっかり生きてみようかななんて思わされてしまうのだろう?」「何度鳥肌がたっただろう。幾度胸を躍らせ、固唾を飲み込んだだろう。何度も泣きそうになり、幾度も笑うことができた。」<あさのあつこ「解説」より>
  • はっけよい! 雷電
    4.0
    小学6年生の主人公・吉田太郎は、ひょんなことから江戸時代の相撲場にタイムスリップしてしまいました。そこで出会った名大関・雷電とともに、ハラハラドキドキの楽しい日々が続くのですが、現代に戻らないわけにはいきません。いよいよ千秋楽。太郎は雷電と相談して、対戦相手を体の上に投げてもらい、気を失って東京に戻るという作戦を立てたのですが……。
  • 早替わりで候 音次郎よんどころなき事件帖
    3.0
    家を出て役者になった旗本次男坊の草二郎は「音次郎」の名で舞台にあがり、女形として評判をとっていた。ところがある日、兄の訃報が届く。実家に帰ると兄は暗殺されていたことがわかり、兄嫁から犯人捜しを懇願される。追い打ちをかけるように奢侈禁止令によって芝居小屋が打ち壊されてしまう。下手人捜しと芸能への弾圧――。突然振りかかった「よんどころない」事態。草二郎はどう戦うのか。手に汗握る本格的時代活劇!
  • 凜九郎(1) 《別れからのはじまり》
    3.5
    歴史の大きなうねりのなか、剣を手に、凜九郎はかけぬける! 青春時代小説の新シリーズ、始動! 凜九郎は15歳。八木道場の内弟子だったが、師範代とのトラブルから破門になり、気が進まぬまま、英国大使の用心棒の仕事をはじめることになる。そのおり出会った勝麟太郎から、亡き父が、幕府の密命をおびて働いていたことを知らされる……。

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