益川敏英作品一覧

  • 科学者は戦争で何をしたか
    4.1
    ノーベル賞科学者・益川敏英が、自身の戦争体験とその後の反戦活動を振り返りながら、科学者が過去の戦争で果たした役割を詳細に分析する。科学の進歩は何の批判もなく歓迎されてきたが、本来、科学は「中性」であり、使う人間によって平和利用も軍事利用も可能となる。そのことを科学者はもちろん市民も認識しなければならないと説く。解釈改憲で「戦争する国」へと突き進む政治状況に危機感を抱く著者が、科学者ならではの本質を見抜く洞察力と、人類の歴史を踏まえた長期的視野で、世界から戦争をなくすための方策を提言する。【目次】はじめに/第一章 諸刃の科学―-「ノーベル賞技術」は世界を破滅させるか?/第二章 戦時中、科学者は何をしたか?/第三章 「選択と集中」に翻弄される現代の科学/第四章 軍事研究の現在――日本でも進む軍学協同/第五章 暴走する政治と「歯止め」の消滅/第六章 「原子力」はあらゆる問題の縮図/第七章 地球上から戦争をなくすには/あとがき
  • 15歳の寺子屋 「フラフラ」のすすめ
    3.3
    益川教授は、にこやかに語りかけます。「新しい時代を生きるみなさんには、世の中の変化を読み取る力というものが必要です。ぼくはこの本で、将来みなさんが熱中できる対象を発見するための、ヒントのようなものを伝えていきたいと思います。さまざまなことに好奇心を燃やして、いったい自分が本当に好きなものは何なのか、それをフラフラしながら探すことの楽しさ、大切さについて、いっしょに考えていきましょう」
  • 素粒子はおもしろい
    4.0
    物質を構成するもっとも小さい要素は何か? 古代ギリシアの原子論にはじまり、近現代の科学的探究により、さまざまな素粒子像が描かれてきた。そして科学者たちはついに、究極の基本粒子をとらえた。素粒子像はこれまでにどんな変遷をしてきたのか、最新像はどんなものか、2008年ノーベル物理学賞の著者が自在に語る。

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  • 「大発見」の思考法 iPS細胞 vs. 素粒子
    4.1
    2012年ノーベル医学生理学賞受賞の山中伸弥教授と、2008年ノーベル物理学賞受賞の、益川敏英教授の対談集。トップクォークの存在を予言した物理学者と、世紀の偉業と言われるiPS細胞の生みの親。日本最高の頭脳が全てを語り合った! 大発見はどうやって生まれるか? 生命の神秘はどこまで解明できるのか? やっぱり一番でなきゃだめ。神はいるのか? 考えるとは感動することだ! 意外な素顔や挫折体験など知的刺激の詰まった1冊。
  • ノーベル物理学者が教える「自分力」の磨き方
    4.5
    ◆なぜ、今の時代に「自分力」が必要なのか?◆ 「自分力」とは、「好きなこと」「興味のあること」をとことんまで突きつめ、 結果や成果へと結びつけることのできる能力のことです。 中学一年の授業で「money」を「モネー」と読んでしまい、 みんなに笑われたことがきっかけで大の英語嫌いになってしまった少年が、 いかにして自分の「得意」に気づき、「自分力」を発揮して、 ついにはノーベル賞を受賞するまでに至ったのか? 本書では、「自分力」を磨き上げるための3つのアプローチ法と、 どうやって「自分力」を活用していくかのヒントを、数々のエピソードを交えて紹介します。 日本の科学、教育、社会の未来に大きな道しるべとなる著者のメッセージに、今こそ耳を傾けたい一冊! ◎「自分力」を磨くための益川流10の教えとは? (1)「理解する」ための日本語力を鍛えろ (2)自分で考えるクセをつけろ (3)限られた条件のなかで知恵を絞れ (4)目標は高く設定せよ (5)なるべくムダなことを心がけよ (6)ゴールまでのプロセスを楽しめ (7)議論の中で自分と対話してみろ (8)肯定のための否定の作業を行え (9)予測を立てて動け (10)結論から最初に戻ってみろ
  • 僕はこうして科学者になった 益川敏英自伝
    4.0
    大の勉強嫌いがノーベル賞を受賞するまで 2008年にノーベル賞を受賞した著者の初の自伝。宿題を一回もしなかった少年は、いかにして世界に名だたる物理学者になったのか?
  • 益川流「のりしろ」思考
    3.5
    「第三の考え」が生まれるとき、「仕事の価値」を予測する、「まねる」にも方法がある、検証することの効用、思考の「タイムスケール」……人生は益川流思考で乗り切れ!

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