島野めぐみ作品一覧

  • 愛と欲望のパズル コルビー捜査ファイル VI
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    アレクサンドラは病院で目覚めた。行方不明になった留学生の捜索中に事件に巻きこまれ、記憶を失った状態で発見されたのだ。現場では彼女の傍らで副保安官が冷たくなっていた。このままでは殺人犯にされてしまう。でも私は殺していない!唯一の味方であるはずの保安官ミッチは、なぜか事件の核心には触れたくなさそうだ。記憶を失う直前、彼女とミッチの間には何かがあったらしい。必死に記憶の断片を集めようとするアレクサンドラの頭に、突然稲妻のような言葉が走った。“血は水よりも濃い”
  • いつしか花嫁候補 キンケイド家の遺言ゲーム II
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    亡き父が遺した遺言状によってミッチ・キンケイドの人生は一変した。あろうことか、父が生前にもうけた愛人との子供を屋敷に引き取り、一年間面倒を見なければ、財産も会社も失うというのだ。しかたがないと腹をくくり、ミッチは年の離れた異母弟を迎えに行くが、そこでひとつ厄介な問題が生じた。子供の叔母カーリーが、甥を手放す気はないとはねつけ、ついには自分もキンケイド邸に行くと言い出したのだ。どうせ富豪の愛人だった姉と同じく、カーリーも美しい外見の下に強欲な本性を隠しているのだろう。ミッチはしぶしぶ、カーリーもキンケイド邸に招待するが……。■〈キンケイド家の遺言ゲーム〉第二話をお届けします。三兄妹に課せられた、遺言という名の試練。ミッチは無事に乗り越えることができるのでしょうか。
  • 運命の影 続・闇の使徒たち VI
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    新聞記者のメリーナはここ数カ月、大きなスクープを追い、ひとりの男の行方に迫っていた。ベネディクト・ペイン――別名タイタン。国際的な犯罪組織のボス。ある夜、メリーナが情報提供者と会っているところに、一台のバンが突っこんでくる。ひかれる寸前で、彼女は見知らぬ男に助けられた。長い黒髪、広い肩、鋭い精悍な顔立ち。助け起こされた瞬間、強烈なエネルギーがメリーナの体を貫いた。この人はいったい何者?はじめて会ったはずなのに、手をつかまれただけで背筋が震え……異性を意識させられてしまう。事故に遭ったばかりの、こんなときに!★六カ月連続でお届けしてきた『続・闇の使徒たち』も、いよいよ今月が最終話。離れ離れになっていたきょうだいたちが集う、感動のフィナーレをどうぞお見逃しなく。★
  • オペラハウスの貴婦人
    4.0
    英国の天才オペラ作曲家、サー・エドモンドが謎の死を遂げた。残された妻のエレノアは悲しみのなか一通の書状を受け取る。大胆な崩し文字の署名を見て、彼女は思わずどきりとした。アンソニー・ニール伯爵――1年前に初対面の私を財産目当ての妖婦と蔑んだ男が、面会を求めてきている。即座に断り外出したエレノアだったが、馬車が速度を落とした瞬間、男がいきなり飛びこんできた。驚きと怒りを押し殺し、彼女は穏やかに切りだした。「ニール卿……このような思いがけないご訪問をいただくとは、いったいどのようなご用件でしょう」
  • 危険なプロポーズ
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    「ぼくと結婚してくれ」ビッキーはジェイスの言葉に思わず耳を疑った。ウエイトレスとして働きながら大学に通うビッキーを、ジェイスはずっとデートに誘いつづけてきた。彼は名門の家に生まれ、自らも事業で成功をおさめている。そもそも私と、つり合うはずがないのに……。いぶかりながらもプロポーズを受け入れたビッキーは、ある男からの電話で地獄へと突き落とされる。やっと忘れかけていた過去。その過去を知られるぐらいなら、ジェイスの前から姿を消そう。★ヨーロッパの小国の王室を舞台にしたミニシリーズ『ロマンスは海を越えて』もいよいよ最終話です。次期国王候補となったジェイスは、婚約者ビッキーの思わぬ過去を知り、周囲を説得しようと試みますが……。★
  • クリスマス・ストーリー2009 四つの愛の物語
    3.0
    ◆『指輪はイブの日に』― トニー・ダンゼッタは高校時代の友人の訃報を知り、急遽故郷に戻った。友人はミリセント・エバンズという悪女のせいで、自殺に追い込まれたという。猛烈な怒りに駆られたトニーは、弔問に現れたミリセントを罵倒し、憤怒の形相で詰め寄った。とたんに彼女の顔は青ざめ……。 ◆『王子様と聖夜を』― クリスマスイブの前夜、フェリシアは十年前に別れたきりだったギデオンと思いがけない再会を果たした。二人は高校時代、学校の演劇公演でロミオとジュリエットを演じ、実生活でも恋人同士だったのだ。クリスマスの休暇を一緒に過ごすうち、二人の胸に昔の恋がよみがえる。 ◆『魅惑の舞踏会』― 貴族の令嬢ローワンは、友人ペネラピが気の進まぬ結婚を強制されて悩んでいることを知った。その縁談は、相手の伯爵と共に招待された大邸宅でクリスマス休暇を過ごしている間にまとまることになっている。ローワンは友人の衣装係になりすまし、縁談をこわそうとするが…… ◆『忘れえぬクリスマス』― 今日はクリスマスイブ。海軍に勤務するレン・ドーバーはボストンへ向かう列車を待っていた。彼は固い決意を胸に、家族が、そして恋人エイミーが待つ故郷へ帰る途中だ。雪のせいで遅れていた列車がようやく到着し、彼は安堵したものの、今度は脱線事故に巻きこまれてしまう。
  • 黒騎士の素顔
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    相続した広大なブラックソーンの土地を売るため現地に赴いたオーレリアは地元民の話にとまどいを隠せなかった。かつての土地の所有者で義賊アンドレが死後もなお、愛馬の悪魔(デイアブル)にまたがり黒衣をまとって疾駆するというのだ。伝説の地の保存を望む声も根強いが、彼女の心は決まっていた。難病の母の介護にはお金が必要だ。幽霊なんて信じない。きっと土地売却を邪魔する人物の仕業だわ……。1人コテージに滞在する恐怖を必死に静めるオーレリアだったが、ふいの物音に驚いて外に出ると、そこには――月明かりのなか黒馬を駆る黒騎士の姿があった。そして次の瞬間、騎士は剣をひらめかせて彼女に向かってきた!■北米でも大人気の作家キャロライン・バーンズが描くゴシック・サスペンスをお届けします。
  • 億万長者と結婚? 三人の花嫁 I
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    教会から彼女を連れ去ったのはハンサムな億万長者だった!■サラは教会の控え室でひとり思い悩んでいた。婚約者に対する愛情に確信が持てないまま、ついに結婚式の日を迎えてしまったから。そのとき突然、控え室に見知らぬ男が入ってきた。「ぼくの話をきちんと聞いてくれるまで、きみは結婚できない」混乱と心労から、サラは気を失ってしまう。目覚めたとき、彼女は山道を走る車のなかにいた。運転席に座っているのは、控え室に押し入ってきた黒髪の男だ。この人は何者なの? 目的はなに?彼は、なぜかわたしのことを“ジェシカ”と呼んでいる。なんてこと……。わたしは人違いで誘拐されたんだわ!不安と恐怖に震えながら、サラは助手席で身をすくめた。
  • スター作家傑作選~愛はベールの向こうに~
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    2大スター作家競演! シャロン・サラ&アネット・ブロードリックが大人気の記憶喪失をテーマに綴る、感動2話を収録しました。ハーレクイン・スペシャル・アンソロジー~スター作家傑作選~は、1冊で人気作家たちの名作を複数、お得な価格でお楽しみいただけます。 『わたしの中の他人』 病院のベッドで目覚めたとき、わたしは記憶を失っていた。傍らの男性ラウールは、わたしが彼の妻シェリーで、二児の母だと言うが、何も思い出せない。どうやらわたしは自動車事故で九死に一生を得たらしい。退院後、夫とともにパリ郊外の自宅で暮らし始めた。日ごと深まっていく夫への愛情。けれど、いまだ戻らぬ記憶の片隅に奇妙な確信が芽生えたのだ――“わたしはシェリーではない”と。 『炎のメモリー』 恋人が企む悪事の計画をもれ聞いたホリーは、逃げだしたところを捕まり、無理やり飛行機に乗せられてしまった! ああ、もうおしまいだわ……。死を覚悟したが、運よくパラシュートで脱出に成功した。地上に降り、やっとのことで一軒のキャビンに辿り着くと、そこにはセクシーな男性の姿が。銃口を向けられて名を名乗れと命令され、息をのんだ。何も思い出せない――いったい、私は誰?
  • 天使に祈りを
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    ■悪夢がもたらすこの苦しみも、君に抱かれて眠ればいつかは消えるのか?■戦地で目にした光景の悪夢から抜けだせず、ジェイクは軍隊をやめ、故郷の町に帰ってきた。やせた頬に不精髭、それに肩までのびた髪という姿には、彼自身うんざりしていた。だが、そんなジェイクに、少女のころと同じ憧れの目を向ける女性がいた。今は医師となって、人々の信頼を集めているラモーナ。自らもレイプされた過去を乗り越えた経験がある彼女は、苦しむジェイクをなんとか立ち直らせてあげたかった。高校時代、彼は同級生にからかわれた私を助けてくれた。あの日のジェイクに戻ってほしい。どんなに外見が変わっても、私は遠い昔の彼を知っている。ラモーナはジェイクに救いの手を差しのべた。彼がそれを女からの誘惑と受け取ってもかまわなかった。
  • ボストンの天使 ディバニー兄弟の孤独 I
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    ボストンで人気のアイリッシュ・パブ〈ライアンズ・プレイス〉。マギーは車がパンクしたため、助けを求めて店に飛び込んだ。パブのオーナー、ライアンは、とびきりハンサムだが、どこか謎めいていて人との深い関わりを避けているように見える。ひと目で心を奪われたマギーは、ライアンの心を開かせようと決意し、それ以降パブに通いはじめた。だが彼のかたくなな態度はいっこうに変わることがない。それどころか、うるさくつきまとうマギーにライアンは怒りもあらわに言い放った。「ぼくは愛を見たことがないから信じないんだ」■実力派作家シェリル・ウッズの5部作『ディバニー兄弟の孤独』。幼いころに受けた両親の仕打ちで生き別れになり愛を信じられなくなった5人兄弟の魂の再生の物語です。
  • ドクターの贈り物 都合のいい結婚
    4.0
    赤ちゃんの父親は彼だけれど、ぜったい結婚するわけにはいかない。■レイシーは婚約者に逃げられたローガンを慰めようと彼の家を訪ねたところ、思いがけず結ばれてしまった。ほどなく妊娠していることに気づいたが、ローガンにはいっさいそれを伝えなかった。彼の心は、いまだに去った婚約者にあるのを知っていたから。しかし、あと一週間ほどで出産予定日というときになって、やっとレイシーはローガンに事実を知らせた。大あわてで駆けつけた彼が言ったのは、“結婚しよう”という言葉。昔から口うるさい兄のような存在だったローガンのことだから、プロポーズは単なる責任感によるものにすぎないはず。愛のない結婚なんて、ぜったいするわけにはいかない。レイシーはローガンのプロポーズを断固としてはねつけた。
  • 摩天楼の影
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    研修医のタニアは過酷なER勤務に必要以上に没頭することで、十七歳のときの悪夢をよみがえらせまいとしていた。このまま姉たちのように医師になり、病院でひっそりと過ごせたら。だがそんな思いも、宝石泥棒を捕まえ、負傷したジェシーが救急車で運ばれてきて以来、大きく揺らぎはじめた。ジェシーのようなハンサムな男性に近づいてはいけない。わたしは過去の苦い経験から十分すぎるほど学んでいる。夢中だった大学生に幼い恋心を暴力によって踏みにじられて以来……。でも彼のやさしさは、タニアの気持ちを徐々になごませていった。ところが、ようやくつらい過去をのり越える勇気を奮い起こし、心を開き始めた彼女のまわりで、奇妙な事件が相次ぐようになった。
  • 令嬢の困惑
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    敬愛する上院議員を大統領の座に据えたいと、サマンサは昼夜を問わず選挙事務所で働いていた。そんなある日、とんでもない書類を見つけてしまう。これが私の推測するとおりのものだとしたら、政界を揺るがすスキャンダルになりかねない。思い悩んだサマンサは、正直さと公正さでワシントンDCでも有名な、ジェシー・コルトンに相談することにした。いったいどんな事態が待ち受けているのか、予想だにすることもなく……。★今月のシルエット・コルトンズは舞台をワシントンDCに移してストーリーが展開。★
  • わたしの中の他人
    3.0
    病院のベッドで目を覚ましたとき、彼女は記憶を失っていた。傍らにはラウールという魅力的な男性が付き添っており、彼の口から語られる話は驚くべきものだった。彼女の名はシェリー。ラウールの妻であり、二児の母だという。自動車事故を起こしたものの奇跡的に大きな怪我はなく、記憶だけが失われたらしい。退院後、彼女はラウールとともにパリ郊外の自宅で暮らし始める。夫への愛情が日ごと深まる一方、彼女の戻らぬ記憶の片隅で、奇妙な確信が育ちつつあった。そう、私は……シェリーではない。

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