丸山英人作品一覧

  • おまえなんぞに娘はやれん
    3.5
    高校生活3日目にして、僕、国分隼人は早くも失望していた。心から楽しめない毎日に、心から笑えない毎日に。 しかし、天使は現れた。 霧島萌先輩。綿菓子のようなフワフワの髪、マシュマロを思わせる白い肌、サクランボみたいな唇……完璧だ。 彼女に出会った瞬間、自分がこの世界に生まれてきた意味を知った。 そう、彼女は、彼女こそは……前世での僕の 「娘」 じゃないかっ──!? ちょっと変わった少年少女たちを描いたハートウォーミング・コメディ!
  • 彼女はとても溶けやすい
    4.0
    すぐにカッとなり、正体をなくしてしまう。端的に説明するならば、重栖かなたはそんな女の子だ。それだけ聞くと、彼女がとても怒りっぽく、我慢できずに周囲に当たり散らすような性格だと思うかもしれない。だけど実際には……まあ実際に、そんな性格をしている(汗)。そして、すぐにカッとなり、正体をなくしてしまうというのは。比喩でもあり。物理的に、文字通りの意味でもあった――。これは、存在感が薄くてクラスに友達のいない僕が、クラス一美人だと注目されている彼女の秘密を知ってしまったことから始まる、ちょっと変わった物語。
  • 七人ミサキも恋をする
    3.0
    ごく普通の少年・臼谷伊吹が、ある朝目覚めると、枕元に二人の美少女がいた。寝ぼけ眼の伊吹は夢だと考えるが、そうではないようだ。しかも彼女たちと話しているうちに、美少女が七人にまで増えてしまう。え? 羨ましい? それは間違いだ。なにしろ彼女たちこそ、名高き悪霊集団「七人ミサキ」なのだから……。 自分を殺そうとする可愛く魅力的な悪霊たちと、なんとか助かろうと足掻く少年の、奇妙でコミカルな同棲生活が、ここに開幕っ! 傑作『隙間女(幅広)』の著者・丸山英人が贈る、愉快な物語。
  • 隙間女 (幅広)
    3.6
    隙間女という妖怪を知っているだろうか? 都市伝説や怪談として聞いたことがある人も多いだろう。実は、僕の部屋に現れたのだ。その隙間女が── 第15回電撃小説大賞<電撃文庫MAGAZINE賞>を受賞した幻の表題作をはじめ、都市伝説をもとにしたハートウォーミング・コメディ5作品を収録する珠玉の短編集。ちょっぴり怖いけど、どこか愛らしい!? そんな不思議な感覚に包まれるショートストーリーが詰まってます!
  • ニートの恩返し
    3.0
    学校からの帰り道、公園でトラバサミに捕まっている鶴を見つけた。……え、なぜ公園に野生の鶴が? しかも街中なのにトラバサミ!? あまりに不自然な状況に動揺したが、本当に鶴は困っているらしく、「クーゥゥ……」と悲しそうに鳴いている。やっかいごとの匂いがプンプンしたが、とにかく鶴を助けてやった。 するとその日の夜、脚に包帯を巻いた「鶴子」と名乗る美少女が僕の家を訪ねてきて、こう言った。 「ここに泊めてくれませんか?」 ……やっぱりこういう展開なわけ!?
  • 夜と血のカンケイ。
    4.0
    夜:夜音。高貴で気高い、17歳の吸血鬼の少女。 血:陶原健悟。平凡だけれど、極度に健康で極上の血を持つ少年。 カンケイ:吸血鬼にとって人間とは、ただの餌であり下等生物でしかないもの。 しかしそんな認識に反して、陶原は極上に美味な血をタテにして吸血鬼の夜音を服従させようとする。もちろんそれに夜音が黙って従うハズもなく……!? 第15回電撃小説大賞<電撃文庫MAGAZINE賞>受賞の丸山英人が贈る、おかしな主従関係が事件を呼ぶ、駆け引き上等ちぐはぐラブコメ登場っ!!

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