藤井美佐子作品一覧

  • 海辺の幽霊ゲストハウス
    3.0
    ニュージャージーの海辺に建つヴィクトリア様式の屋敷を買ったアリソン。シングルマザーの彼女は、築百年以上のこの屋敷を自らリフォームしてゲストハウスにし、9歳の娘メリッサと新しい生活を始めようとしていた。だがひょんなことから、屋敷に取り憑いているふたりの幽霊が見えるようになってしまう。それは、屋敷の前オーナーでツンツンしたマキシーと、気弱な私立探偵のポール。誰に殺されたか調べてほしいというポールの頼みで、調査を手伝うことにしたアリソンだったが、事件が起きてしまい……。明るく楽しい、コージーミステリ・シリーズ第1弾。
  • 毛の人類史 なぜ人には毛が必要なのか
    3.8
    毛髪は人間の証、文化の象徴である。 人類が毛を失った理由、体毛の量と文明性、人毛売買の相場、最先端の毛根再生研究…… 驚異の「啓毛」書!!!  人類はなぜ、ふさふさの体毛を失い、頭髪をはじめとする一部にだけ体毛を残したのか? 最新の研究では、高度に発達した人間の脳は、体温が41度を越えると「脳死」の危機に瀕するため、体温の急上昇を避けようとして体毛を退化させたという。つまり、体毛の退化は、脳を発達させ、文明を生み出していく前提条件であった。その意味では、人間が残した頭髪は人間の証であり、文化の象徴である。人間がハゲに悩んだり、髪型にこだわるのは、必然である。  本書は、毛の役割が人類に与えた影響を、生物学的、進化論的、文化的な角度から紐解いていく。また、頭髪にまつわる歴史上の人物の逸話から最先端のハゲ治療法までを網羅。  著者は学術的分野でも実際の現場でも最先端であり、日本の大手化粧品メーカーがIPS細胞を使った毛根再生医療の研究を行い、実用化に向けて準備を進めているなど最新のネタも盛り込まれている。育毛中心の実用書は多くあるが、一般向けに髪と人間の関わりを網羅した本は他に類を見ない。
  • 図書室の死体
    3.0
    わたしはイングランドの美しい古都バースにある、初版本協会の新米キュレーター。この協会は、アガサ・クリスティなどの初版本の蒐集家だった故レディ・ファウリングが設立した。事務局は彼女の住まいだった館にあり、図書室にはその膨大なコレクションが所蔵されている。自分がこの職にふさわしいと証明しようと試行錯誤していたところ、ある朝、図書室でなんと死体が発見される。被害者は、勉強会で館を使っていた創作サークルのひとりだった……。本を愛する人々に贈る、ミステリ・シリーズ第1弾!
  • 14歳から考えたい ナチ・ドイツ
    -
    史上最悪の犠牲を出した《独裁の手法》は、いまも世界をおびやかしている ナチ党を率いて「総統」の地位にのぼり、ついにはホロコーストを引き起こした、アドルフ・ヒトラー。そのおびただしい負の遺産をつまびらかにすることで、見えてくる教訓とは? 本書では、第一次世界大戦末期の帝政ドイツの滅亡から、ヴァイマル共和制を経て、ナチ・ドイツの誕生~終焉まで、ドイツがたどった道筋をナチ党の台頭と重ね合わせながら見ていく。ナチ党が用意周到に独裁体制を築いていく様子や周辺国への侵略、ユダヤ人への迫害、国民はそうしたことをどう受け止めていたのかなどがよくわかる「ナチ・ドイツ」の入門書。
  • 150歳の依頼人
    -
    ニュージャージーの海辺に、念願のゲストハウスをオープンさせたシングルマザーのアリソン。ゲストハウスの目玉は、本物の幽霊に頼んでやってもらうシークレット降霊会。この屋敷には、前の女性オーナーと元探偵の本物の幽霊が取り憑いている。探偵をしたくてしかたない幽霊を手伝う代わりに、心霊現象を起こしてもらうというわけだ。新たなスタートに張り切るアリソンだったけれど、とんでもない依頼人が現れたり、降霊会で思わぬ出来事が起きたりで、もう大変! ほのぼのとして楽しいコージーミステリ。/解説=上條ひろみ
  • 若い読者のための科学史
    4.0
    科学というと、高校で習う理科だけでも、物理、生物、化学、地学とあり、全体としてどのように発展を遂げてきたのか初学者にはわかりづらいもの。 本書では、古代から現代までいったん打ち立てられた理論が次々に打ち破られ、科学がダイナミックな変遷を遂げていくさまを鮮やかに描き出し、科学の歴史を大きな流れとして感じることができる。 ヒポクラテス、ガリレオ、ハーヴィー、ベーコン、ニュートン、ラヴォアジエ、ジェンナー、アインシュタインなど、著名な科学者にも言及しながら進む、やさしい科学の物語。

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