宮沢章夫 - 幻冬舎文庫作品一覧

  • 『資本論』も読む
    3.7
    「せめて『資本論』を読んでから死にたい!」。憧れの気持ちは強くとも、歴史的大著の前では常に挫折の繰り返し。人生数度目の挑戦でも、長い序文が、他の原稿が、演劇の公演が、日常の雑事が、またも行く手を阻む。果たして今回は読み終わるのか――。「わからない。わからない」とつぶやきながら『資本論』と格闘する日々を綴る異色の七転八倒エッセイ。
  • 長くなるのでまたにする。
    4.7
    スイカ割りに100メートルの助走をつけることを提案する「スイカ割りの革命」、久しぶりに会う人の呼び方を「くん付け」か「さん付け」か忘れてしまったときの対処法、見知らぬ人の会話に一言口を挟みたくなったとき……。日常に溢れる困惑、謎、疑問――。演劇界の異才が緻密な思考で織りなす、奇妙な笑い。痛快無比の傑作エッセイ。

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