阿尾正子 - ラズベリーブックス作品一覧

  • 恋の始まりはやむを得ない結婚から
    5.0
    失恋したての子爵と令嬢。望まぬ結婚をした二人だったが……。 ケンドール子爵ジョンは結婚式で新婦に逃げられたという 苦い経験を持ち、以来世捨て人のように家に引きこもり、最新の機械 の開発に情熱を注いでいた。そんな中、隣人の義理の妹であるエマと出会う。エマ自身も過去の失恋体験から立ち直るため、絵を描くことだけが癒しになっていた。エマは彼の機械の構造の美しさに夢中になり、スケッチをさせてくれと頼んだが、開発中の機械なのでダメとすげなく断られてしまう。ある日、ジョンは殺人事件の濡れ衣を着せられるが、その日エマとふたりで機械工房にいたことを話せばエマの名誉を傷つけると、黙っていた。エマはそのことを知り、自分が一緒にいたと証言する。疑惑は晴れたが結婚しなくてはならなくなったエマとジョン。形だけの夫婦だったがいつしか二人は惹かれ合うように。
  • 公爵とかりそめの花嫁
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    「ぼくの婚約者を演じてほしい。金額はきみが決めていい」 公爵の婚約者はバレリーナ!? 利害の一致で始まった偽の婚約。 不釣り合いな関係にもかかわらず ふたりは惹かれ合って…… リサ・クレイパス絶賛のヒストリカル・ロマンス!! 仕事一筋で生きてきた冷徹な公爵、ストーンはとある領地を買い取り、そこの城を取り壊して鉄道を延伸する計画を立てた。ところが、売り主である伯爵は妻との思い出の場所である城を維持することを条件とし、家族で暮らしてほしいので既婚者にしか売らないと言う。 そんな時、ロンドンの治安のよくない場所でならず者たちに絡まれたストーンを、美しいバレリーナ、ネーヴが助けてくれた。彼女の本当の名はジュネヴィエーヴ。フランス人バレリーナと、勘当されたイギリス子爵の跡取りの間に生まれた娘で、ひどく辛辣な言葉を使うにもかかわらず、上流階級の立ち居ふるまいも身につけていた。 そんなネーヴを見てストーンは、ある計画を思いつく。土地を売ってもらうため、ネーヴに婚約者のふりを依頼したのだ。 ストーンは実際に結婚する気はないため、結婚願望のある婚約者は困る。そして、ネーヴは足を怪我してバレエが踊れない姉への仕送りと、バレエ教室を開くという夢をかなえるためにお金が必要だった。 利害関係が一致したふたりだったが、かりそめの関係にも関わらず、お互いひどく惹かれてしまって……。
  • 妻に恋した放蕩伯爵
    3.0
    ロンドン社交界きっての放蕩者ジェイソン・キャベンディッシュは父親の死によりコベントリー伯爵位を相続することになる。しかし、それには条件がつけられていた。亡き父の名づけ娘、レディ・ジェーン・オリビア・グラントとの結婚だ。花嫁の顔もまともに見れない酩酊状態で式に現れ、書類にそそくさとサインすると、初夜の務めも果たさずロンドンに舞い戻ってしまう。 その数カ月後、ジェイソンは領地に置き去りにしてきた妻だとは気づかず、旧姓でロンドンの社交界に現れたオリビアに恋をしてしまって……。 妻に恋してしまった放蕩者の運命は?
  • 間違いだらけの愛のレッスン
    4.5
    憧れの男性ロジャーが婚約を解消したと聞いたエリーは、彼の理想が“セクシーな女性”だと知り、変身してロジャーに振り向いてもらおうと決心する。エリーは学生時代からプレイボーイとして有名だったタイラーとひょんなことから再会し、彼に“個人授業”をしてもらうことを思いつく。昔から勉強には自信があった彼女は、早速恋愛マニュアル本を買って読み込み、習得したい章にも付箋を立てて完璧に予習する。あとはタイラーに第3章からレッスンをしてもらうだけ……のはずだった。しかし、実際にレッスンを受けると、タイラーの意外な優しさに惹かれてしまいエリーはとまどう。一方、タイラーは複雑な気持ちだった。最初は軽い気持ちで彼女の頼みを引き受けたものの、“講師”としてではなく、ひとりの男性としてエリーに振り向いてほしくなったから――。

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