ソフィー・ペンブローク - ハーレクイン・イマージュ作品一覧

  • いちばん近くて遠い君
    -
    どんなに愛しくても、あなたは亡き親友の、永遠の恋人。 リゾート地での挙式前日、嫌な予兆から結婚は間違いだと確信してリハーサルを抜け出したゾーイは、参列客のアシュにでくわした。アシュは数年前に事故で他界した大親友の夫で、悲しみのなか、支え合い、助け合い、理解し合ってきた相手だ。ゾーイが助けを求めると、アシュは彼女をクルーザーに乗せ、大富豪である彼の一族が所有する別荘に向かった。途中、嵐に見舞われながらもたどり着いた別荘で二人きり、今回の婚約のことや、喪った大切な人、つらかった日々……語り合ううちに感情は高ぶり、気づけば一線を越えてしまう。まさか、その一夜で命を授かるとは思いもよらずに。 ■イマージュ人気作家が描く、亡き親友の夫とのロマンスです。この世を去った女性への忠誠が自分たちの幸せより大事だと思う二人ですが、運命はいたずらにも……。恋の行方から目が離せず、ページをめくる手が速まります。ストーリーテラーの腕が冴える秀作!
  • 貴公子と裸足の淑女
    4.0
    差し出されたガラスの靴を、履いてはいけないシンデレラ……。 ツアーガイドのフェイスは、異国で貧しくも自由な生活を送っていた。だがある日突然、会社が倒産して仕事も家も失い、母国イギリスに戻る金さえなくて空港で途方に暮れていたとき、偶然知り合った富豪貴族のドミニクに、臨時ガイドとして雇われる。救世主である彼の役に立とうと懸命に働くフェイスだったが、彼女は出自にまつわる重大な秘密を抱えていた――本当はドミニクと同じ上流階級に生まれながら、なじめず失踪したのだ。フェイスはそれを伝えられないまま、優しくて魅力的な彼に誘われ、せめてひと晩だけの思い出として親密な夜を過ごしてしまう。その直後、彼に正体を知られ、悪鬼のごとき怒りに触れるとも知らず。 ■困窮してもなお、もといた場所には戻りたくないと願うフェイス。いつしかドミニクを愛するようになってしまいますが、皮肉にも、彼は自分が逃げ出してきた世界の中心に生きる人物でした。やがて終止符を打たなければならない、せつない恋の結末やいかに?
  • クララの秘密
    -
    わたしは都合のいい妻、愛されない妻。そのうえ望まれぬ子を身ごもったら……。 仕事に夢中な大富豪ジェイコブとの結婚に嫌気がさしたクララは、都合のいい妻でいるのがつらくて、身の回り品だけを手に家を出た。その後、新たな命を授かっていることに気づいたが、子供は欲しくないと明言していた彼に知らせるつもりはなかった。愛されないならいっそ別れたいと再三訴えるクララに対し、彼はつねに弁護士を通じて、離婚には応じないと伝えてきた。だが5年後、イベント業を営むクララのもとにジェイコブが現れ、余命わずかな父のために家族パーティを企画してほしいと頼んでくる。密かに産んだ娘の存在、いまだくすぶる彼への愛は、知られたくない!悩み苦しむ妻に、夫は言った。「引き受けてくれるなら、離婚に応じる」■夫を愛しているからこそ、いびつな関係に耐えきれず別れを選ぼうとするクララ。そんな切ない望みを、なぜかつっぱね続けるジェイコブの真意がわからずに悩みます。さらには、物心ついた娘が町のサンタに“パパが欲しい”とお願いしているのを聞いてしまい……。
  • 都合のいい花嫁
    3.0
    私はかりそめの花嫁。愛なんて望めない……。 ヘレナは残されたウエディングドレスを手に思い悩んでいた。姉が政略結婚で決められた婚約者のフリンを捨てて、式の直前に逃げだし、初恋の人と駆け落ちしてしまったのだ。礼拝堂には仕事関係の招待客も大勢いる。このままでは、大企業の次期CEOである彼が恥をかいてしまう!10代の頃から憧れていたフリンの危機を救いたい一心で、ヘレナは思わず彼に告げた。「私が一時的に身代わりの花嫁になるわ」その衝動的な提案に驚き、たしなめるフリンを振り切って、彼女は姉のドレスをまとい、祭壇の前で誓いの言葉を口にした――フリンが花嫁に求めるのは、跡継ぎを産むことだけだと知りながら。 ■気鋭の英国人作家ソフィー・ペンブロークの新作をお贈りします。本作は、やむなく便宜結婚することになった二人の物語。皮肉にも、愛の国イタリアで交わされる愛なき契約……。ヘレナの密かな恋の行方は? 前作『初恋の残り香』の主人公たちも登場します。
  • ドレスを捨てた花嫁
    -
    恋愛運のない、捨てられた花嫁に、富豪一族の長男が手をさしのべて……? 美しい海辺の式場で、花嫁のドーンは不安を隠せずにいた。挙式の時刻はとっくに過ぎているのに、新郎が現れないのだ。代わりに現れたのは、新郎の兄で富豪一族の長男クーパー。彼は弟の手紙をドーンに渡し、結婚式の中止を冷たく宣言した。これまでの人生、5度も恋人に手ひどく裏切られてきたけれど、まさか今度は結婚式当日に捨てられるなんて――“また捨てられた、かわいそうなドーン”という周囲の囁きにいたたまれず、ドーンはその場から逃げ出した。その彼女を追いかけてきたのは、当のクーパーだった。傷心のドーンは、彼にもまた思惑があるとは気づきもせず……。 ■人生でいちばん幸せなはずの日は突然、最悪の日に。ウエディングドレスを脱ぎ捨てて、ひょんなことから新郎の兄と1週間をともに過ごすことになりますが……。人気急上昇中のソフィー・ペンブロークが贈る、キュートなシンデレラ・ロマンスをお楽しみください。
  • 初恋の残り香
    -
    愛なき結婚を控えた花嫁に、初恋の未練がよみがえる……。 名門アシュトン家の養子である長男との結婚を間近に控えたセア。愛のない政略結婚を受け入れたのは、家族のため、ビジネスのため。だが式の数日前、思いもよらない人物が彼女の前に現れた――元恋人で初恋の人、アシュトン家の正統な血を引く次男のジーク。父親の後継者に選ばれなかった8年前から、一族とは疎遠になっている。当時セアは、家を出る彼に、一緒に来てほしいと言われたが、やむにやまれぬ事情との板挟みになり、理由も言えずに断ったのだった。その後、彼は独力で実業家となり、今や父親の大企業をも脅かす存在だ。大人になった彼の色香に、そして彼が向けてくる意味深な強い視線に、セアは身も心も震わせた。ああ、彼はいったい、なぜ戻ってきたの? ■名門アシュトン家が養子を迎えた直後にこの世に生を享けたジーク。つねに“よそ者”という意識を持ち、周囲からも放蕩息子と思われ生きてきた彼が長年の音信不通を経て現れたのは、憎き父と渡り合うため? それとも血のつながらない兄からセアを取り戻すため?

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