増田一生作品一覧

  • 遠近分離ダイヤの復興計画
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    1巻330円 (税込)
    優等列車を設定する重要な目的の一つが「遠近分離」です。  郊外の人口が少なく、都市間輸送の比重が相対的に高かった時代には、「遠近分離」の導入は容易でした。  しかし、かつての主要駅が新興駅に追い越され、相対的地位が低下した場合でも、優等列車の停車が既得権益として主張され、結果的に停車駅が増え続けることが珍しくありません。 「遠近分離」はこのように流動的なものであり、折に触れて見直しを行っていかなければ、輸送の実態からかけ離れたダイヤに陥ってしまうことになります。  本書では実例を挙げながら、各線の輸送実態に見合った望ましい「遠近分離」のあり方を探っていきます。
  • 大手私鉄軌道線活性化の意義
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    1巻330円 (税込)
    全国の軌道、いわゆる路面電車を運営しているのは、大半が中小ないし公営の事業者ですが、大手私鉄の軌道部門に属するものも少数ながら存在します。これら大手軌道線の経営状況を分析し、収支改善の方向性を探ることが本書の目的です。
  • 各駅停車がローカル線を滅ぼす
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    1巻330円 (税込)
    近年、ローカル線の衰退に歯止めをかけるため、各駅停車の増発や新駅の開設によって乗客を集める試みが各地でなされています。しかし、これは本当に正しい方法なのでしょうか。   どんなにきめ細かい集客を試みても、鉄道は自動車に敵いません。対抗するには、鉄道が特性を発揮できる拠点間の輸送を展開する以外になく、その際に各駅停車が邪魔になることは否定できないのです。 本書では、各地のローカル線を例に挙げながら、その再生を図るにあたって各駅停車がいかに有害であるかを検証していきます。
  • 関空アクセス鉄道の復興計画
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    1巻330円 (税込)
    関西国際空港から大阪都心へのアクセスルートとして構想されていた「なにわ筋線」が、ようやく実現に向けて動き出しました。その裏では、当事者である南海とJR西日本だけでなく、阪急など各社の思惑が渦巻いています。本書ではこれらを踏まえながら、「なにわ筋線」を有効活用して関空アクセスを改善する方法を探っています。加えて、「番外編 中部国際空港の鉄道アクセス」も収録しています。
  • 関西経済の復興計画(鉄道篇)
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    1巻330円 (税込)
    東京一極集中に反比例して低迷する関西経済。 GRP(域内総生産)の国内シェアも低下しています。 これに追い打ちをかけているのが、北陸新幹線の部分開業です。 さらに、リニアの東名間先行開業の影が忍び寄っています。 本書は豊富な具体例をもとに、鉄道網整備の観点から対策を検証します。
  • 関西私鉄王国の復興計画(上巻)
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    1~3巻330円 (税込)
    本書は、JRや自家用車に防戦一方である関西私鉄各社のうち、山陽・阪神・近鉄の補強ポイントとその対策を述べたものです。山陽は運賃政策、阪神はダイヤ設定、近鉄は特急政策に重点を置きました。JRに対する山陽の競争力強化策や、待避駅の増設なしに阪神へ近鉄特急を直通させる方法など、具体的なアイデアが満載です。
  • 関西私鉄王国の復興計画(時刻表集)
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    1巻330円 (税込)
    「関西私鉄王国の復興計画」の上巻・中巻・下巻と、「京阪神間直通輸送の復興計画」で紹介したダイヤ改正案をもとに、オリジナルの時刻表を作成しました。 上巻では近鉄のダイヤ改正案にはあまり触れられませんでしたが、本書では主要幹線を網羅しています。 「南海本線の和歌山駅乗り入れ」と「京阪間直通輸送に関する補足」も追加しています。
  • 「関西鉄道」の復興計画(前篇)
    3.0
    1~2巻330円 (税込)
    本書のタイトルに冠した「関西鉄道」とは、一般名詞ではなく明治時代に存在した私鉄の名前です。 「関西鉄道」は、現在のJRの関西本線をメインに、大阪環状線の東半分、草津線、奈良線、桜井線、和歌山線、片町線といった路線網を展開する巨大私鉄でした。 官設鉄道と激しい競争を繰り広げたのち、「関西鉄道」は国有化され、昭和末期の国鉄分割民営化で大部分の路線がJR西日本に引き継がれて現在に至ります。 しかし、「旧関西鉄道」の各路線は一部を除いて、並行私鉄(特に近鉄)に圧倒されており、苦戦を強いられているのが現状です。 これら「旧関西鉄道」の活性化策を考えるのが、本書の目的です。
  • 軌道系都市交通の復興計画(前篇)
    4.0
    1~2巻330円 (税込)
    環境問題が叫ばれる昨今、建設費が比較的安く、適度な輸送力を持ち、排気ガスを出さない路面電車が再び見直されています。本書では路面電車の現状を踏まえた上で、LRT(Light rail transit)へと進化させる方策を探ります。
  • 京都市内交通の再編計画
    -
    1巻330円 (税込)
    京都市内交通の中心を担う市営バスと市営地下鉄。 今、それらを運営する京都市交通局が苦境に陥っています。 この状況を打開すべく、大胆な再編案を示して解決策を探るのが本書の目的です。
  • 京阪神間直通輸送の復興計画
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    1巻330円 (税込)
    京阪間と阪神間の直通輸送においては、かつては私鉄が主導権を握っていたものの、近年はJRの猛攻の前に各社とも劣勢であると言われています。 では、京阪神間直通輸送におけるJR・京阪・阪急・阪神の実際のシェアや輸送量はどうなっているのでしょうか。 これについて具体的な数値を示した資料は驚くほど少ないのが実態です。それを可能な限り掘り起こし、今後の展望を探るのが本書の目的です。 第2部では、阪急と京福、京阪と叡電の連携についても述べています。
  • 高加減速車と多扉車の復興計画
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    1巻330円 (税込)
    鉄道の高加減速車と多扉車は、各駅停車を速達化する切り札です。ただし、本当の存在意義は、それによって間接的に優等列車をスピードアップさせることにあります。本書ではこれを踏まえた上で、高加減速車と多扉車のあるべき姿を探ります。
  • 新・関空アクセス鉄道の復興計画
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    1巻330円 (税込)
    関西国際空港から大阪都心へのアクセスルートであるなにわ筋線の工事が始まりましたが、同線には重大な弱点があります。その対策を述べるとともに、南海・JR西日本がそれぞれ抱える課題を克服する方法を探るのが本書の目的です。
  • 寝台車と食堂車の復興計画(前篇)
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    1~2巻330円 (税込)
    寝台車と食堂車は、日本の旅客用鉄道車両の中で最も落ちぶれたツートップだと断言して差し支えないでしょう。クルーズトレインなどの特殊な例を除けば、存在自体が珍しくなったのが現状です。 しかし一方では、航空機やバスには真似のできないサービスを提供する車両でもあり、鉄道旅行の魅力と競争力を高める可能性を秘めているのも事実です。これら寝台車と食堂車の復興のあり方を探るのが、本書の目的です。
  • 前面展望車の復興計画
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    1巻330円 (税込)
    旅客用の鉄道車両にとって最大の商品は「座席」ですが、「展望サービス」はそれに次ぐものではないでしょうか。「展望」は、乗り物に乗ることの根源的な楽しみに通じるからです。本書では、名鉄と小田急を中心に日本の前面展望車の変遷を追い、その将来を占います。
  • ダブルデッカーの復興計画
    -
    1巻330円 (税込)
    ダブルデッカー、即ち2階建て車両の導入目的は「眺望の確保」と「座席数の増強」に大別されます。ただし、現代では前者だけを売りにするために導入されることはまずありません。  観光輸送であれ、ビジネス輸送であれ、通勤輸送であれ、座席数が多いに越したことはないのであり、それを実現することがダブルデッカーの存在意義の第一なのです。本書ではこれを踏まえた上で、ダブルデッカーのあるべき姿を探ります。
  • 鉄道ジャーナリズムの復興計画
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    1巻330円 (税込)
    インターネットの普及で最新情報を容易に得られるようになった昨今、情報源としての鉄道専門誌の存在意義は相対的に低くなっています。内容面でもレベルは低下していると言わざるを得ません。中でも皮肉なことに「鉄道の将来を考える専門情報誌」を標榜する『鉄道ジャーナル』誌の劣化が激しいように思われます。 それでも、単に情報の密度が下がっただけなら、「無益」ではあっても「有害」とまでは言えません。問題なのは、明らかに間違った情報を平然と記載しているケースがあることです。 本文では『鉄道ジャーナル』に書かれた「8つの嘘」を暴きながら「鉄道ジャーナリズムの復興」のあり方を探っていきます。加えて、阪急梅田駅に関する秘密情報も記載しています。
  • 鉄道デザインの復興計画
    -
    1巻330円 (税込)
    近年、全国各地の観光地で「どこかで見たような観光列車」が蔓延しています。これは鉄道デザインの希少性を低下させるものであり、好ましい傾向ではありません。 本書では、日本の鉄道デザインの嚆矢である「アーバンライナー」を故手銭正道氏とともに担当された山内陸平氏の論説を引用し、「希少性」「適合性」「機能性」「快適性」「収益性」「安全性」の6つの視点から、本当に優れた鉄道デザインのあり方を問い直します。 アンチ水戸岡派必読の書
  • 転換クロスシートの復興計画
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    1巻330円 (税込)
    転換クロスシートは鉄道に特有の設備であり、背ずりを前後に動かして進行方向に合わせるタイプの座席です。比較的簡単な構造で一定の快適性を得られることから、主に関西圏や中京圏の都市間輸送で用いられてきました。 一方で、その快適性をさらに向上させる画期的な機構が開発されました。その新機構に基づき、転換クロスシートをより広く普及させるための方向性を探ることが本書の目的です。
  • 都会のローカル線の復興計画
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    1巻330円 (税込)
    大都市近郊を走る大手私鉄。その中にも、持てる力を十分に発揮できずに埋もれている路線が存在します。 そうした「都会のローカル線」に光を当てるのが本書の狙いであり、「究極の大津線活性化策」など、具体策を満載しています。
  • 阪和間直通輸送の復興計画
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    1巻330円 (税込)
    戦前の阪和間は、都市間輸送の激戦区として有名でした。 しかし現在は、南海本線・阪和線ともにかつてのような活気は見られないのが実態です。 本書の姉妹編「京阪神間直通輸送の復興計画」ではJRに対する私鉄各社の対抗策を述べましたが、今回はJRも含めた総合的な復興計画を探っています。
  • 「復興計画」の時刻表集(完全版)
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    1巻330円 (税込)
    本書は「関西私鉄王国の復興計画(時刻表集)」と、「復興計画の時刻表集(追加版)」の合本です。 「関西私鉄王国の復興計画(時刻表集)」をすでにお持ちの方は、無料の「復興計画の時刻表集(追加版)」をお求めください。
  • 不都合な停車駅36選
    3.0
    1巻330円 (税込)
    鉄道の優等列車は「重要な駅」に停めるのが原則ですが、実際には必ずしもそうなっていないケースが少なからずあります。そのような「不都合な真実」を解き明かし、改善を促すのが本書の目的です。 なお、第1部が21選、第2部が16選なのに、本書のタイトルが「36選」なのは、京急蒲田駅が両方にエントリーされているためです。 本書の構成は以下の通りです。 第1部 なぜ停める?21選 青物横丁駅・京急蒲田駅・鈴蘭台西口駅・押野駅・野々市駅・伊勢市駅・河内小阪駅・淡路駅・上新庄駅・中津駅・岡本駅・夙川駅・尼崎駅・名鉄一宮駅・花畑駅・大善寺駅・大橋駅・なにわ橋駅・大江橋駅・三軒茶屋駅・中山寺駅 第2部 なぜ停めない?16選 市川本町駅・東三日市駅・中之郷駅・桜井駅・京急蒲田駅・深草駅・東福寺駅・南茨木駅・西院駅・岡崎公園前駅・中百舌鳥駅・三国ヶ丘駅・金山駅・中央林間駅・南方駅・町屋駅
  • 振子車両の復興計画
    -
    1巻330円 (税込)
    本書の題名に冠した「振子車両」とは、カーブを走行する際に車体を内側に傾けて通過速度を向上させる機能を持った鉄道車両を指します。 国内では、台車と車体の間にコロまたはベアリングを挟み、カーブ通過時に発生する超過遠心力を利用して車体を傾ける「自然振子式」が主流です。 しかし、現存する自然振子車両は2001(平成13)年に登場した形式が最後であり、以降に実用化された新型車両は存在しません。 本書ではその理由を探るとともに、振子車両の活用方法を改めて検討します。
  • フリーゲージトレインの復興計画
    -
    1巻330円 (税込)
    フリーゲージトレイン(FGT)とは、2本のレールの幅に応じて左右の車輪の幅を変える機能を持った軌間可変電車を指します。 日本では1990年代から開発が進められていますが、未だに実用化の目途は立っていません。 このFGTの課題と、事業化の評価基準に迫るのが本書の目的です。
  • 北海道新幹線の復興計画
    -
    1巻275円 (税込)
    開業以来、苦戦を続ける北海道新幹線。その活性化策を示して、JR北海道の経営再建の方向性を探ることが本書の目的です。

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