両角長彦作品一覧

  • ある実験 一人選べと先生が言った
    3.3
    20年前の実験が今、惨劇を巻き起こす! ≪実験ルール≫ ①参加者は5人の大学生 ②講師が提示した16人のうちから1人を選ぶこと ③制限時間は4時間 20年前にS大社会学部で行われた心理学実験の詳細を、今日の24時までに公開すること。日付が変わった時点で公開されなければ、ぼくは殺されます〉警察の元に脅迫状が届いた。差出人は実験を主催した教授の息子。被験者によればその実験は、16人から1人を選ぶだけの他愛もない内容のようなのだが……。実験の意味は何だったのか。犯人の目的は。日付が変わるまで、残り4時間。 目次 0 要求 1 川津康輔 2 選ばれない者たち 3 中平幸雄 4 24時 5 中平理枝 6 参加者 7 十六人 8 トリアージ 9 石井秋夫 10 カード 11 ただそれだけのこと 12 川津康輔 13 テロリストとは 14 小柱恵 15 別室で 16 佐野昇一郎 17 松島愛子 18 八人(暫定) 19 もっといい方法 20 変更 21 変更Ⅱ 22 淘汰 23 ダミー 24 罰 25 結婚式 26 天使 27 電話 28 デートの約束 29 指導 30 人格 31 田代譲 32 くびき 33 無化 34 四人 35 最大多数の幸福 36 三人 37 簡単なこと 38 二人 39 一人 40 奇跡
  • 解決人
    4.0
    1巻1,430円 (税込)
    当然の上司交替に翻弄する商社マン、トラウマで授業ができなくなった教師、道場破りに殺された空手師範――トラブルシューター六原が、7つのトラブルをずばっと解決!! 斬新な着想と奇抜なストーリーテリングが冴える、切れ味鋭い連作短編集。
  • 困った作家たち 編集者桜木由子の事件簿
    3.3
    とある出版社の文芸編集者・桜木の担当する作家は問題児ばかり!? ミステリー作家のもとに一通の手紙が届く。「あなたの作品は盗用したものだ、トリックは――」。告発文を読んで真っ青になる作家。なんとか作家を信じたい桜木だったが……。作家たちが引き起こし、あるいは巻き込まれる事件を、見た目は優男だが腕は確かな探偵の鶴巻と担当編集者の桜木が解決していく! 6編の短編と5編のショートショートを収録した連作短編集。
  • 臓器賭博
    -
    負けがこんだ男の代打ちを頼まれたギャンブラーの古賀。ゲームは現金の代わりに自分の臓器を賭けることができ、依頼主はすでに4つの臓器をとられていた。自分の臓器をカタに勝負に望む古賀。勝負の行方は?
  • 大尾行
    -
    最新機器の導入により完璧な尾行システムを実現したメガ探偵社・押田探偵社の前に、尾行不可能が現れた。大合併を目前に控えた橋浦製薬の先代社長の自伝執筆を手伝う遠野尚子だ。万全の備えで尾行を開始するベテラン村川昇平だったが、白昼、渋谷スクランブル交差点の真ん中で彼女は消失した。いかなる方法で? 謎を追う村川の前に、橋浦製薬の暗部が浮かび上がる。
  • ハンザキ
    5.0
    競馬解説者の娘の誘拐事件、弟分がヤクザに持ち掛けられた高額のポーカーゲーム、ルーレットに耽溺する政治家に仕掛けられた罠。破天荒な凄腕ギャンブラーの半崎が、「命」を賭けたゲームに挑む。「この手500万」は、日本推理作家協会編のアンソロジー『ザ・ベストミステリーズ2012』にも収録された会心の作! 血湧き肉踊るギャンブルミステリー連作短編集。2014年に第17回大藪春彦賞候補になった単行本の文庫化。
  • ブラッグ
    3.0
    ワンマン社長の命令に従って、社員が殺人を遂行する――それが株式会社ブラッグ社の業務内容だ。当初は無差別殺人が理想だったが、“請負制”への移行を主張する反社長派の台頭で、社内抗争が激化。やがて明らかになる、ブラッグ社と国家権力との意外な関係とは……。奇想ミステリーの新鋭が放つ、型破りでシニカルな連作クライム・フィクション!
  • 便利屋サルコリ
    3.0
    (サル)猿田(コ)骨崎(リ)リサコ、3人のメンバーによる「便利屋」には、「便利屋」の範疇を超えた依頼が舞い込む。失言を恐れる議員を辞職の危機から救い、自殺志願の少女に思いとどまるよう説得。行方不明者のブログ代筆や替え玉受験、首の切断まで。無理難題が次々と押し寄せる! 破天荒トリオが巻き込まれる7つの短編ミステリーと5つのショートショート。
  • メメント1993 34歳無職父さんの東大受験日記
    4.0
    金ナシ職ナシの中年ヒモ男、柴田元は決意した。「俺は東大に行くぞ!」。そこから始まる奇想天外な1年間の受験生生活。著者の衝撃の半自伝小説。
  • ラガド~煉獄の教室~
    3.3
    始業直前の中学校の教室に包丁を持った男が乱入、学級委員の女子生徒を刺殺した。怨恨か、無差別殺人か? 警察は教室の原寸大セットを組み、犯行の再現実験を行うが、再現を重ねるたびに予想外の事実が判明し、迷走状態に陥る。一方、事件の真相を生放送で暴くと予告したテレビ局は、公約を実行することができるのか? 第13回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作。

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